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unity1weekの結果発表を受けての振り返り『アイドルRecruiting』

■はじめに

 こんにちは、サークル「ほんわかふわふわ」代表、花倉みだれです。
 「ほんわかふわふわ」はイラストレーター・デザイナーの「平和なべ」の2人サークルで、ゲーム等を作っています。

 直近では「unity1週間ゲームジャム(お題「Re」)」という1週間でゲームを作るイベントに参加しました。
 その時の進捗記録はべつの記事にしています。

 楽しさ、画作り、サウンド、操作性、雰囲気、斬新さという6指標での評価もいただけて、それでランキングなんかも表示されたりします。

 結果が思うように伸びなくてもさほど深刻に捉えたりはしないものの、高いと嬉しいですし、低い理由はそれはそれで知っておきたいと思うものではあります。人間だもの。

 というわけで、せっかくなので結果を踏まえて振り返られればなと思っています。
 各指標に対してざっくり分析して反省なりなんなりしていこうかな、みたいな、そんな記事となる予定です。
 では参ります。

 ゲームそのものはこちら!

■結果

 総合 32位(4.051)
 楽しさ - (3.857)
 絵作り 19位(4.446)
 サウンド 33位(4.089)
 操作性 43位(3.875)
 雰囲気 42位(4.179)

 斬新さ -(3.857)

発表当時(https://note.com/m_hanakura/n/naea51a02ed98 )

 結果発表後も変動するので、今は全体的にもう少し伸びているのですが、他の記事と辻褄合わせるためにも発表当時の指標にしています。
 全314作品中32位! 4項目でベスト50!
 大いに善戦したと言っていいでしょう。ありがたいものだと思います。

今回は「アイリクル」最高指標は赤太字

 これまでのu1w参加作と比較しても、概ね良いのではないかなと思います。
 とはいえ下がった部分もあるので、そのへんも踏まえつつ振り返っていけたらいいですね。

■評価・コメント数 / 率 、提出日

 毎回言っているのですが「評価数」は提出日が遅れれば遅れるほど少なくなります。
 今回はまるまる1週間遅れだったのもあり、遅刻しなかったハイローの半分くらいになっているのはある意味当然ですね。
 ただこれ、本当にもったいない
 ゲームのブラッシュアップはあとからいくらでも出来ますが、遊んでくれる人1人を捕まえる労力というのはもっともっと高い
ものだと思います。
 という思考でいるのに、なお遅刻してしまう。これはもう実装力や見積もり力、企画力等々の不足だと思うので素直に反省しています。

 コメント数(率)に関しては、遊んでくださった方がコメントしやすいものになっているかという指標になるのかなと私は考えています。
 クリアできない・つまらないゲームにわざわざそう書く人はそういないというのもありますし、ありきたりな言葉しか浮かばないならわざわざ書くまでもないかな……となるのも必然でしょう。
 その点、今回のコメント数は過去最低水準だったので、キャッチーさ(拡散したくなるようなツッコミどころや、言及しやすいわかりやすい長所やネタなど)にやや欠けた企画であったと言えるのかもしれません。

 仮にブラッシュアップして他のプラットフォームで公開しよう、とするのであればその点も少し意識していきたいところですね。

■楽しさ:3.857

 私史上最高点!!!
 これは素直に喜びたいところですね。
 ある意味、企画的に一番大事な所と言えるかもしれませんし。

 平和なべや声優さんに企画を説明した際の感触が過去一よかったりも実際していて、ある程度楽しめるものになっていたならよかったな~と思っています。 

 引き続き精進したいな~と思います。
 ここが2回連続で伸びているのは結構喜んでいます。

 総合的な感覚みたいなところも大きいと思うので、地力を上げていきたいところですね~。

■絵作り:4.446(19位)

 相変わらず平和なべ頼みですが、しっかり評価していただけてとても安心しました。
 相対的な評価(19位)としてはとても上々ではあるものの、最高(学園スイーツ発見の4.581)からすると0.1以上下げてしまってはいますね。
 基本的にUIとキャラ絵だったらUI側に注力してもらっているのですが、学園スイーツ発見の時はキャラ絵も描き下ろしていました。その分のブーストと、今回あまり動かす時間がなかった点などが響いたのかな~と思ったりしています。
 「アイドル衣装のオリジナルキャラ2人」はRTART(ここで描き下ろし)、クイズウサモネアに引き続き3作連続ではあるので、その点u1w常連の方からは若干飽きられたりとかもあるのかもしれませんね。

 引き続きスケジュール感などは意識して既存素材も有効に使いつつ、適宜人に頼みながらやっていきたいな~と思いました。

 自分バージョンで出していたらどんな評価だったのか……みたいなの、想像もしたくありませんね(笑)

 あとはつかさ・姫花以外の12人のテイストとクオリティにばらつきがあったのも悔しいポイントですかね。自分は結構好きではあるのですが「権利クリアでカラーな過去イラスト」だと1x年前のイラストなども引っ張ってこざるをえなかったりもしていて、さすがに今の方が上手いのは否めないですしね……。平和なべはとても悔しがっていました(今全員分描き下ろしている)

 平和なべ以外、かつ、つかさ・姫花以外のイラストも今回は使ったりしていて、そこはやれることの幅が少し広がったかなとも思っています。鯨野さん感謝。

■サウンド :4.089(33位)

 こちらも声優さん様々というところでしょう!
 「たとえ開発者本人であっても肉声入れるとサウンド評価が高くなる」という研究結果もあるとかないとか小耳に挟んだり挟まなかったりしたこともあります。
 和泉さん、菜月さん、ありがとうございました!!

 ただ、ボイス導入後で過去一番評価が低かったという事実もあります。
 これについてはいくつか思い当たるところがあります。
①ノイズが入ってしまう不具合をしばらく放置してしまっていた
②BGMを精査できなかった

 ①ノイズが入ってしまう不具合を放置してしまっていた。
 頂いた音源にはなんの問題もなかったのですが、一部のwavファイルをwebglで再生すると稀にノイズが走る問題があるみたいなんですよね。

●参考記事

 ↑の記事にある通りmp3に変換するだけで直る、実機確認ができていればお手軽に予防できる簡単不具合ではあるのですが、その辺遅刻した影響も出てしまったかもしれません。
 今回2箇所くらいでこれを踏んでしまっていて、その体感の悪さが評価を下げた部分はあると思っています。

②BGMを精査できなかった
 「最後の1日のうちの少しの時間で急いで探した」というのが正直なところでした。
 これまでのu1wでは、比較的にイメージに近いもの(学園モノだからピアノ、アイドルパチンコものだから歌系楽曲、クイズだからテクノ感ある怪しげな感じ)で統一感持った数曲を選ぶことができていたのですが、今回は少々苦戦しました。
 曲が悪いということは全然ない(魔王魂様いつも大感謝!!!)と思うのですが、ゲームにあったもの~という観点でいいチョイスができたかというとちょっと自信がないのも正直なところでした。

 有料の音源を購入することなども結構真剣に検討したのですが、ゲームに自由に組込OK!!!(ただし1作まで。2作目以降は都度お金払ってね)みたいなものがほとんどで、今ひとつ自分のアセットとして買うことは難しいな~~~と思いました。音源として探すよりアセットとかで探したほうがいいんですかねぇ……。それか個人で依頼してしまう(でも数日で作れるもの……?)のがいいのか……。
 今後も結構付きまとう問題だとは思っているのですが、ちょっと悩んでいるところです。

 そんな感じで、ここはもう少し持ち直せたかな、と少し反省しています。心当たるところがあると数字に出るんだな~~~って思いますね。

■操作性 :3.875(43位)

 久しぶりのランク入り!!! 嬉しい!!!!
 
UI / UX 面の評価なのだろうという観点で言えば平和なべの功績が大きいですね!
 わりと初期に開き直ってマウスしか想定しない!!! としたのが良かったのかもしれません。
 静的なゲームでは高く、動的なゲームでは低くなりがちな箇所でもあるのかなと思ったりもしていて(動的で高評価なものは神!)その点、かなり静的なゲームでやれることに迷いにくい(はず)ゲームにできていたらいいな~と思っていました。できていそうですね!! 嬉しい!!
 とはいえ、もう少し伸びしろもあったとも思っていて、丁寧に早く対応できる実装力を身に着けたいところですね~

■雰囲気:4.179(42位)

 なんと私史上過去最高評価!!!
 これはいわゆるトンマナ的なものの統一感を評価していただけたのかな、と思っています。
 平和なべに感謝

 素材ぶっこ抜いたりはしていませんが、今回はテイストとして、何とは言いませんが、わりとハッキリと意識していた既存タイトルは正直あります。「Re」だしね……。

 突然全然関係ない余談ですが、私はペコリーヌ推しです。

 「アイドルものっぽい」「ソシャゲっぽい」「ボードゲームっぽい」
 あたりをしっかり感じ取っていただけたのかな~~と、とても嬉しく思っています!
 正直思ったより良かったですね……!!

■斬新さ:3.857

 私史上2番目の高さ!!!
 自分の知見が狭いだけで、超有名なゲームで完全一致のゲームとかあるんじゃないかな~~~とか今でも思っているのですが、とりあえず丸パクリでアルアル……まではいかない感じだったとは言っていいでしょうね。
 正直ココはいつも全く自信のない部分なので、想像以上に高くて驚きました。総合に対する振れ幅と貢献度という意味では相当大きな部分ですしね。

 今回の参加作品は、わりと動的なゲームが多かった印象があったりもしていて、その点相対的にボードゲームライクなゲームに斬新さを感じていただいた……みたいな部分もあったのかもしれません。

 ベスト50に入らなかったのは相変わらず楽しさと斬新さなわけですが、企画的にはここを意識せずとも高水準取れるようになりたいですよね~~~。

■総合:4.051(32位)

 なんと私史上最高です!!! すごい!!
 絵作り / サウンドの他人に頼ってる部分がある程度高い水準でキープ出来ている中、楽しさ・斬新さを底上げできればいい感じになれる……ということでしょうねぇ。

 遅刻したこと、キャッチーさ不足みたいなところとか諸々反省点や改善点はアリアリとアルのですが、なかなかいい感じにとりあえず作り切ることはできたのではないかなと思っています。

 直近2回(RTART / ウサモネア)では実装で苦戦するところもあったのですが、その辺りも大なり小なり活かされた気もしています。

 評価や点数に関しては、悪くても過剰にくよくよと気にしたりはしないですが、高ければそりゃ嬉しいものなのです!

■終わりに

 そんなこんなでなんでこの数字なのかな~というのを自分なりに軽く考えたりした記事でした。
 フィードバックはとてもありがたいものです。参加してよかった。
 とても承認欲求満たされました(笑)

『アイドルRecruiting』については、もう少しアップデートして、今年の5月を目処にSteamとかDLsiteでリリースできればいいな~と思ったりしています。(まだ確定ではないですが)

「準備中」のところオープンにして、描き下ろしもらったキャラ絵を差し替えて、全体的に演出リッチにして動かして……意外とやることある気もする。

 技術的に背伸びくらいでできそうならオンラインとかも試してみたいですよね~。
 
 キャッチーさ不足についても何か考えたい所でもあります。
 課題は相応にありますがゆるく取り組んでいければいいですね……!!

 色々勉強する素材としていい感じに使っていければいいな~と思っています!
 


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