【開発記録】『HIGH&LOW ~めざせ! 26連勝! 5000兆円の道~』【アップデート準備中①】
■はじめに
こんにちは。サークル「ほんわかふわふわ」代表、花倉みだれです。
当サークルの処女作にして代表作(?)といえば『HIGH&LOW ~めざせ! 26連勝! 5000兆円の道~』です。
このゲームは私のパブリッシングに対する経験や実績を知見を積むために、数多くのプラットフォームでリリースしています。
今週は、これのSteam版のアップデートを行おうと、色々やっていました。
この記事はその記録になります。
■アップデート予定の概要
「アップデートしよう」と言っても、この規模のミニゲームであってもブラッシュアップできるところは多分無限にあります。
その中で、今回やろうとしていたのは以下の内容です。
・Steamの実績と連携すること
・ランキングの表示を改修すること
・ボイスの実装をすること
・トランプの柄を一部差し替えること
・クレジットを更新すること
・Twitter投稿機能のデフォルト文言を調整すること
です。
ほか、余裕があれば……というところで
・クリック(タップ)エフェクトの追加
・コントローラー対応
・画面遷移時のトランジションの追加
・「止まっている画面」を作らないためのオブジェクトの追加
を考えていました。
■Steamの実績と連携すること
実際リリースして取れるまで安心はできないところではありますが、これは無事できた……と思っています。
少しだけ挙動が怪しいような気もするところもあったりなかったりで不安がないでもないですが、その時はその時で全力で対応します。
実装して、テスト兼ねて取ってみて改めて思ったのですが、こういう「実績の取得」って楽しいんですよね。
特にSteamの場合、SNS的な側面もありますから。公式に認められたゲームのマイルストーンみたいなものを見せられたり集められたりするのって独特のモチベーションを産むと思います。
それはある意味ではゲームそのものの楽しさ、ではない と思います。が、逆に言うとこれがあるだけでどんなゲームでもある程度楽しくなってしまう ものでもある気がします。
リリース時から実装しておけばよかったな~~~~と悔やまれますね。
少し苦戦はしましたが、色々記録に残してくださっている方がいて、自分ができたので誰でもできると思います。Steamでリリース予定の方はぜひ挑戦していただきたいですね。
■参考記事
■ランキングの表示を改修すること
これは、実は先んじて「ほんわかふわふわ」別作品『学園スイーツ発見 ~双目(ざらめ)のドーナツ編~』のunityroom版で試していました。
同じスコアのユーザーのランキングが同じ順位にならない問題を、同じスコアの人は同じ順位として並べるようにする、というような改修ですね。
プログラム的には多分あんまりスマートじゃない記述の仕方をしているので見せたくはないですが(笑)ゴリ押しでどうにかなったので、一手間かける価値はあるものかなぁと思います。
綺麗な感じに書いてる人がいたら後でこっそり見比べたいです(笑)
ランキング部分に関して、同じプロジェクトがベースになっているので、一度どうにかできてしまえばある程度コピペでどうにかなりました。
このあたりはunity1weekはじめ、非同期的、スコアアタック式のランキングがあるゲームを作る限り使い回せるところだとも思っているので、やってよかったなと思っています。
これまで、同じスコアなのになんで自分は1位じゃなかったんだ!! ってなってた皆様、申し訳なかったです。
アプデしたらぜひ一度見てください!!
■ボイスの実装をすること
これまで本作のボイス要素はタイトルコール1種のみでした。
これはこれでないのとあるのとでは段違いでとても満足していたのですが、せっかくキャラクター2人を用いたゲームにしているのですから、もっと喋らせたいですよね。
というわけで、実装しました。
もともと出し分ける想定ではなかったりして、今に輪をかけて初心者だった頃だったりもして絡み合ったスパゲティからハンバーグを作り直すみたいな大変さはありましたが、ゴリ押ししてなんとかできました。
これはアップデートでやろう! と『学園スイーツ発見(略)』開発中から考えていたことだったので「上(です)」「下(です)」という『学園スイーツ発見(略)』では使わない台詞も『学園スイーツ発見(略)』のボイス発注時に合わせてお願いしていたりしました。
なのでわりとスムーズに、ボイスの選定はできたかなと思っています。
結果的にも、体感的にはさらに「っぽい」ゲームになったのではないかなと思います。少なくとも私自身は感動しました。声優さんってすごいですね。声の力は偉大。
「上」「下」は頼んでおいて、姫花版タイトルコール頼むのを忘れていたので、その点改めて発注したりとかもしました。
以前やろうと思ってあまりの絡まりっぷりに一回挫折していたのですが、どうにか攻略できてよかったです(笑)
ステキCVのお二人はこちら
■トランプの柄を一部差し替えること
最初からトランプを想定した書き下ろし図柄に全部変えられたらベストだろうとは思っています。
これも去年から検討はして、ラフのラフみたいなレベルではイラスト担当平和なべに手を出してもらったりとかもしたのですが、諸々トータルの進捗状況を鑑みて一旦その道はパス。
元々「既存イラストを活用して1週間ゲームジャムに間に合わせた」経緯があったので、ちょっと違和感のあるものも混じっていました。
既存イラストを活用する方向性そのものは変わらないのですが、去年リリースしてから今の間に書き下ろされたものはあるので、そのあたりを使って少々差し替えました。
絵なので好み(によって前の方が良かったとかも)あるかとは思うのですが、現状使えるリソース中でよりベターな形に更新できたのではないか……と思っています。
■クレジットを更新すること
シンプルに以前の図柄のAのイラスト―レーターのイラストを使わなくなったこと、ボイス担当が増えたことなどによる更新です。
合わせて、各スタッフ / アセットへの外部リンクも設置しました。
スタッフクレジットについては直近こんな話題もありましたが
せめて、自分が主導権を握れるもの(個人制作)に関しては、関与してくださった皆様、力を貸してもらっているアセットや素材やツール等について感謝の意を示す意味でも明記したいと私は思っています。
プロデューサーとしてスタッフや協力してくださる色々へ示せる、最低限の誠意だと思いますしね。
(SP系企業の戦略部分については、それはそれの慣例や意図があるのでしょうし、良し悪しについてはノーコメントですが)
まぁ「戦犯リスト」みたいな扱いになるリスクもあるとは思うので、嫌だというなら載せませんけどね~。
仮に「戦犯」(声はいいのに企画がクソで使いこなせていない、とか)扱いになったとして、それはそれでいい部分が目立って他で使ってもらえるきっかけになれば良しですし……。
自分のゲームをきっかけに、他で使われるようになる……そういうことがあればいいなーと思ったりします。
■Twitter投稿機能のデフォルト文言を調整すること
スクショ付きTwitter投稿をリザルト画面でこれまで提供していたのですが、文言がちょっとふわっとしているなと気になっていました。
これをキャラクター名などを入れるような感じに調整したほか、リザルト以外の画面でも投稿できるようにしました。
スクショ付き投稿、やろうと思えばWin + Shift + s のやつでコピーしてそのままペーストすればできるものではあるので、不要に思える部分もあるかもしれませんが「何かつぶやきたい」と思った瞬間にゲーム側のUIで促されるかそうでないか、という違いは大きいかな、と思っています。
使われるか使われないかはともかく、そこまで邪魔じゃないなら置いたほうがいいんじゃないかなーと思っています。
(アイコンの位置はこのあと調整しました)
■クリック(タップ)エフェクトの追加
クリックしたら波紋が広がる、みたいなやつですね。
これも『学園~』でやったことをほぼそのままで持ってこれました。
ないよりはあったほうがいい、というものかなぁと思いますし、シンプルに何か押して反応があるって気持ちいいですよね。
■「止まっている画面」を作らないためのオブジェクトの追加
特にタイトル画面では自動で動くオブジェクトがなくてパッと見壊れてるっぽく見える懸念がありました。
右下のバージョン表記横にコインを置いて、それを回転させるようにしています。
■コントローラー対応
気にはなるのですが、Steamのコントローラーってシェアで言うとXboxが高いと聞いています。一方で、全然売ってない(笑)
PS5を探すついでに結構な頻度で電気屋さん行っているのですが、なんならPS5以上に見つかりません。
というのを言い訳に棚上げです。
でも、そのうちやりたいですねぇ。
自分のゲームコントローラーで動いたらすごく感動する気はします。
■画面遷移時のトランジションの追加
今ありとあらゆる画面遷移が0→1的な出方をするので、雑なフェードイン・アウトでもないよりいいのかなぁ……とは思っています。
引き出しとしても、今後に活きそうですし。
とはいえ、Steamのアプデどうこうと比較して習得優先度は高くないですし、難易度も高そうなのでやるかどうかは微妙なところですね。
少なくとも今週はちょっと無理でした。
■終わりに
ほぼほぼ今週いっぱいのアップデート開発記録でした。
結構いろいろやれたかな、と満足しています。
note的にも、すごく普通の開発進捗noteっぽくていいですね。
逆に言えば、一週間でできること一年くらい放置(ないしできなかったの)していたのちょっと悔しい気持ちもあったりします。
Steamの実績やランキングなど、まだ見ぬNEXTタイトルに活きるであろう色々なことを試せるタイトルがあるっていう意味でも、これは作ってリリースしてよかったなぁと改めて思っています。
既にあるものをなんやかんや言って改良していくのは成果も目に見えてセルフメテオな感じで神の気持ちにもなれてとても楽しいですが、無限にやってもしまうところなので、よきところで終わりにしてそろそろ次の作品創りたいなーと思っています!
お気持ちを形にして頂けることは大変光栄で、勿体ないながら大いに感謝いたします。いつもよりちょっとおいしい飲み物や食べ物を頂きますね。