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【自己紹介をゲームで語る】各年代で大きな影響を与えたタイトルと私【花倉みだれ】

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■はじめに

 花倉みだれと申します。

 note初投稿です。
 自己紹介エントリはこういったサービスであればあったほうがよいだろうということで、
#自己紹介をゲームで語る
 こちらの企画に便乗させていただきます。

 年代ごとに最も影響を受けたゲームをざっくり紹介し、
 ゲームの趣味を通じた人となりをご理解いただくようなエントリとしたいと考えています。
 基本的には多くの方にとってあまりおもしろくない類の記事となるであろうことは現時点で想像できますが、
 私に興味をお持ちの方が生じた際のその方向け、あるいは私が万が一ビックになったら価値のあるものになるもの、あるいはアラサーゲーマーの一つのサンプルとして、1つ、note様が契約されている中の数キロバイト、拝借することをご容赦願えれば幸いです。


■ゲームとの出会い

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 初めて触ったゲームはPC版「THE Tower」でした。
 年齢は幼稚園に入っていたか入っていないかといったところ。
父の帰省で年上の従兄弟に遊ばせてもらったのがきっかけでした。
 「The Tower」は、平面的に描画される商業ビルを上下に発展させていき、そのスペースに望むテナントを配置して報酬を得たりといったシミュレーションゲームです。

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虫眼鏡で人を触るとその人の情報が見れたり、空にサンタが来たり見てる感じで飽きない。お金が増えては減ってを見るだけでも楽しい。

 繰り返し来る客に対して名前をつけて行動トレースできたり、ホテルを作って掃除スペースを作らないとゴキブリ祭りになったり、エレベーターの数が足りないと満足に上のフロアに移動できず不満を貯められてしまったり、家は売ると一瞬高収入だけど継続的な収入にはならなかったり……2D的にドットで描かれていながらさながら実在しているかのようにリアルな世界だと幼心には感じられたものでした。


■ポケモンの登場。ゲームオタク化

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最初にやったのは緑。その後、赤・青・ピカチュウ・金・銀・クリスタルと揃えることに。

 小学1年生くらいの頃に「ポケットモンスター 赤・緑」が発売されました。どことなく子供だまし的なモンスターデザインだと感じ、当初は斜に構えていたのを覚えています。
 それでも、学校や当時入っていたサッカークラブ内での熱狂的な支持から話題的な孤立感を覚えたり、実際プレイ画面を見たりしてつまらなくはないのかなと思ったり、そんなこんなな理由から両親にねだりにねだり購入してもらうことになりました。
 あまりサブカルチャーに理解のある両親ではない(理解がないからこそ否定も薄めなのは幸いでしたが)こともあり、そこまでのゲーマーとしての積み上げは先述のTower、友人の家で遊んでいたSFCのドラゴンボールの格闘ゲームくらいのものです。RPGに対しての理解は0でした。FFかドラクエのプレイ画面を見て、UIの背景が黒いことを理由に怖いゲーム(ホラーゲーム)だと忌避していたくらいです。

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 こういう画面がたまらなく怖かった

 だからこそ、強烈にハマったのがポケモンだったんですね。真っ黒いUIがない、というのも「自分に向けて作ってくれた優しいRPGなのだ」という感覚を与えてくれました。
 最初はレベルを上げるだけでも楽しくて、トキワの森突入前にレベルを30くらいまで上げてしまい進行不能になって泣く泣くデータを削除したりしました。
 ちょっと出遅れていたので、近所の友人からミュウツーをレンタルさせてもらったり(言うこと聞かない率は高いもののとても強力で容易に進めることができました)直接攻略や裏技についてやり取りしたりといった交流のきっかけになったりしました。
 攻略本の文化に触れたり、裏技に触れたり、ポケモンカードゲーム・同ファンクラブ・電撃! ピカチュウやポケモンスペシャルに代表されるメディアミックス作品・コミック誌(コロコロ)・アニメ……等々、あらゆるオタク文化の表層に触れるきっかけとなったスペシャルなタイトルであることは同年代の多くの方々と同様かと思います。

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今はM:tgにハマってるものの、大会やショップ、デッキ構築の面白みなどTCG全般に対する愛着はこの頃醸成された。ファンクラブにも入っていた。

■信長の野望Onlineと中学生

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ゲーム脳や敵対的行政、表現規制の話を見るたびにこの頃のゲーム批評を思い出す。

 順調にゲームオタクとして成長していた私は、ゲーム批評やゲームラボ、ドリマガ(ゲーマガ)、ザ・プレ、電撃PSなどの雑誌を毎号読み漁りつつ、ネットのテキストサイトや匿名掲示板の論調などを見てはCEROや神奈川県などに怒り散らしたりトゥルー・ラブストーリーはときメモと比較して髪色が現実的だからオタクっぽくないなどと豪語したりする厄介な人間になっていました。
 また、毎日新聞系のwebサイト「ゲームクエスト」に「壊琉眼洲(えるめす)」という(痛い)H.Nで今思うとまぁまぁ痛い感じのゲーム感想文・エッセイテイストのテキストを計100本以上投稿したりしていました。

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 そんな厄介系オタクとしては、PS2のBBUnitの登場で出てきたネットワークゲームが家庭用に来るという話はとても興味があり、当時リアルタイムネットワークゲームとして3大タイトルとして特集を組まれがちだった「FFⅪ」「信長の野望Online」「みんなのGOLFOnline」に憧れます。(その前にサカつく3の非同期対戦は遊んでいましたが)どれをやるか悩んでいたところで、信長の野望Onlineが体験版の配信を始めます。それがきっかけて同タイトルをプレイしました。

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表紙にある7職業を選んでプレイする。私は薬師でプレイしていた。

 これが人生に最大級の影響を与えることになりました。
①生活リズムを崩し引きこもりがち、不登校気味に
②今のH.Nに影響を与えるほどの今川家に対する愛着
③次にハマるゲームに対する導線
ざっくりとあげると以上のようなものです。

①生活リズムを崩し引きこもりがち、不登校気味に
 当時の信長の野望Onlineはタイトルに反してオーソドックスなMMORPGで、サービスイン直後だったのもあって狩場の奪い合いなども普通に発生していました。
 プレイ層も比較的年齢的に高い人が多く、アクティブな時間はどうしても夜~深夜となりがちです。朝までプレイすることもしょっちゅうです。
 結果どうなったかと言うと、生活リズムを大きく崩すことに繋がり、学校に行けることも減り、リアルな友人との繋がりも減り、まぁまぁ引きこもりがちになります。

 勉強も全然やらなくなりました。それまでの蓄積からテストの点数だけはそれなりに取れたものの、出席不良から内申が絶望的(9教科で10でした)でまともな高校への進学が出来なくなりました。中学レベルの〇〇が今もたいてい全然わからなかったり(から学び直しになりがち)、そもそもこの頃くらいから生じた不調感がつい最近まで改善されなかったりとその後に渡ってネガティブな影響も非常に大きかったです。
一概に当タイトルのせいとは言わないし思いたくないですし、根本は私のパーソナリティのダメっぷりが原因だとも思いますが、影響がなかったとは言えないのが俯瞰的に見た真実です)
 私はとてもゲームに対して好意的ではありますが、ネットワークゲームが子供に対する影響が云々という話に対しては、条件反射でゲームを悪とするなんて! となかなか言えない実感を持っていたりします(当時ハマっていた私が嫌いなタイプになってしまいました)

②今のH.Nに影響を与えるほどの今川家に対する愛着

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決してイケメンには描かれていない信長の野望Onlineの今川義元 

 信長の野望Onlineは戦国武将いずれかの配下(または浪人)としてプレイするゲームです。
 私は、所属ボーナスで貴重っぽい属性+が振られていることと、耐久-がついているところに目が惹かれ今川家を選択します。
 所属ボーナスでステータスにマイナス補正がかかるのは当時今川家のみで、耐久は結構大事なステータスだったこと、そもそも織田・武田・上杉・徳川と比較して戦国武将的な人気が当時は全くなかったこと、駿府が地理的に特別有利ではない(斎藤家は人気はなさそうなものですが地理的な人気がありました)ことなどから、今川家は常に滅亡と復興を繰り返す弱小勢力でした。
 合戦で活躍するプレイヤー、いつもログインしているプレイヤーがいつも同じ人なのも心地よく大勢力に立ち向かう弱小勢力という体裁が中学生に非常に刺さったりと諸々の要素で、愛着がとても強くなりました。
 静岡に聖地巡礼しに行ったり、小和田哲男先生の今川義元本を買ったり桶狭間モチーフに釣られやすくなったりなど、とても強い影響を受けています。
 「花倉みだれ」は今川家の内乱「花倉の乱」から取らせていただいています。

③次にハマるゲームに対する導線
 信長の野望Onlineの次にハマったゲームは、トミーウォーカー様の「シルバーレイン」です。
 シルバーレインはアマチュア~プロまでイラストレーターが自身のイラストを描いてくれるサービスがあるのですが、その「イラストマスター」に当時信長の野望Onlineでオフ会を頻繁に開催するなど懇意にしていたプレイヤーが受かりました。
 これをきっかけに、当時のパーティメンバーでこぞって同ゲームに移動した格好です。
 これがどう大きいかと言うのは次の項で。


■プレイ・バイ・ウェブ(PBW)にハマる

 信長の野望Onlineのパーティメンバーとこぞってプレイしだしたプレイバイウェブ(PBW)シルバーレインです。

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シルバーレインのトップ画面。スタイリッシュ。現代の鎌倉の学園を舞台に、心霊現象に対峙したり他種族と戦争したりする。変身要素もあり「イグニッション!」は声に出して言いたくなるいい掛け声。

 テーブルトークRPG(TRPG)やプレイバイメール(PBM)を源流としているPBWは、ブラウザ上でプレイできるゲームです。リアルタイムで進行していく世界観に応じたクエストに対して、PCが参加を表明して行動を送信、結果をリプレイとして掌編にして仕上げて返してくれる、その結果レベルが上がったりアイテムがもらえたりする……といったものです。自キャラのイラスト、ギルド内掲示板で利用できる顔アイコンなどをイラストレーターに発注できるのも大きな魅力でした。
 シルバーレインは現在はサービス終了していますが、最新作第六猟兵があるので興味がある方はそちらをぜひ。

 このシルバーレイン、最初は基本無料だからと誘われて始めただけだったのですが、自分のキャラクターを作成して世界観内で動かしていくこと、イラストを頼んで出来上がってくること、それを用いてプレイヤー間で交流することがとても楽しくて大いに大いにハマりました。
公式のオフ会にも多く顔を出すようになります。

 イラストの発注や、世界観の中でオリジナルキャラを作って動かすといった経験は楽しみながらも意外とその後に役立つ部分もあったかなと思います。

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イラスト発注画面。短い字数でイラストレーターに要点を伝えるテンプレートもあり初心者にも優しい。「思ったのと違うのが来る」という経験が発注側としての心構えを鍛える。自分のキャラのオンリーワンのイラストはものすごくテンションが上がる。

 が、影響を与えたという点でとてもとても大きいのは、信長の野望Onlineのメンバーに釣れられて参加してシルバーレインの非公式オフ会でお会いした人と、その後紆余曲折を経たり経なかったりした結果今生活を共にしているということです。
 最初からそれ目的でネットゲームをするのはどうかと思いますし、交流トラブルも多いものの、個人的にはネットゲームの対人トラブルがニュースになってネガティブな論調だったりするの観るとちょっとモヤモヤしたものを感じがちだったりします(笑)
 ただ、この出会いはたどれば信長の野望Onlneをやっていなかったらなかったものだったので、悪影響を認めつつも、やっぱり絶対悪だとは思えないなと思ったりするのです。


■そして現在

 ゲームは私の人生に良くも悪くも大きな影響を与えました。
 自身としては、悪い部分も含めてゲームはとてもとても大好きです。
大好きなゲームに関係する仕事ができたらこれほど幸せなことはありません。
 デバッガー(テスター)、CS、プランナー、いずれかの肩書でゲーム関係のお仕事をしていた期間があります。
 これはいずれも本当に楽しかったです。許される職場なのであれば自発的に残業して一週間帰宅しないといったこともよくやってしまうくらいです。特にCSはエンドユーザー様との距離感が近すぎて、手の抜きどころが非常に難しかったです。私のリソースで満足度が上がるならいくらでも貢献したい。そういう気持ちになります。
 陸運や産業機系のスクリプターなどの他業種の経験をやむを得ず挟んでいたのもあり、単純な業務時間や賃金体系など関係なくやりがいだけで働ける素晴らしさがこの業界にはあるとハッキリ認識しています。

 現在はやむなく業界を離れてしまっていますが、どうにか復帰できないものかと考えてしまっているのが正直なところです。
 極めてプライベートな事情や先述の体調の件などから職歴がガタガタであったり、歳が足切りラインに到達してしまったりと今さらどうしようもないものも多いと理解している部分もあるのですが、
 ネガティブな文脈で捉えられがちな「やりがい搾取」を行える人材としてどうにかアピールしたいと考えています。

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最近になって色々始めた様子

 noteのアカウントを取得したり、Unityを今更触りだしたり、ガチャの演出をまじまじと分析してみたり、今までノータッチだった動画サイトに登録してみたり、そういった行動も、無駄かもしれない抵抗の一つという部分もなくはないです。
 やりたいことができない状況だったのがかなり改善されて単純に楽しんでいるというのが九分九厘の成分ではあるのですけれども。

 これといった実績もなく、現在最前線の方など居並ぶnoteフォーマットにおいてはあらゆるジャンルで雑魚中の雑魚ではありますが、「数日前の私が見たかった」みたいなレベルの記事が書けるといいなと考えています。
 あとは単純にエッセイやら何やら、長めの文章書くのも嫌いじゃない割にブランク長いので、そういった技量をつけたり勘を取り戻す場所とさせていただけたら幸いです。

 石油王千葉のアパレル王福岡の通信王通販王子レベルのお金余りの方が、こいつは生かしておきたいと思ってくれたら、遠慮なく脛を齧りに行くので気軽にご連絡ください(笑)

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お祈りメールの数々(抜粋) ただ、採らない人の気持もよくわかるので、どうにか価値(バリュー)を作り出さなければなりません。

 受けていない会社はもうほとんど残ってないですが、どんなポジションどんな条件でも考えるのでゲーム関係の人で採りたいと思ったらぜひ雇ってください。最低賃金からでもお役に立ってみせます。

 他の方の情報も積極的に見て、得るものは得て、アウトプットできるものはして、その積み重ねの果てにどうにか業界復帰を果たしたい。
 そういった中で、皆様の記事などを閲覧させていただいたり、不躾ながら交流を申し込んだりといったこともあるかと思います。
 悪いようにはいたしませんので、何卒お手柔らかにお付き合いいただけますと幸いです。


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