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次男との会話に彩りを与えてくれるもの:「M八七」と「シン・ウルトラマン」

以前、「シン・ウルトラマン」を観に行ったことがある。
米津玄師さんの「M八七」を拝聴し、居ても立っても居られない状態になり、次の日の朝から観に行った。

ウルトラマンに興味があったわけでもない。
が、ただただ最後のシーンとM八七が流れるエンディング最高だという口コミを見て、我慢できなくなったわけだが・・・。

結果、最高だった。パンフレットも購入。
ウルトラマンへの興味が0の私でも楽しめる内容だった。
斎藤工さんも西島秀俊さんもカッコよかった。
ウルトラマンの背中にチャック(言っちゃダメ?)がなかったのも良かった。
最後に流れる「M八七」が、ストーリーとマッチして、もう席を立てなかった。

観ている全員が、「M八七」が終わるまで、席を立たなかった。

とにかく「M八七」が流れ終わって、「シン・ウルトラマン」が完結すると言っても過言ではないほど、この歌が映画にとって重要だった。

映画を観る本数は少ないから、かもしれないが、
あれ以上の映画と主題歌の調和を味わったことがない。

ということを、観終わった日に旦那に力説した。

そんなわけで、一年以上たっても、「M八七」が私の中で一番好きな曲No.1となっている。


そして、次男も「M八七」が一番好きらしい。
「ツバメ」でも「私は最強」でも「アイドル」でもなく、「M八七」が良い、とのこと。
「ウルトラマン」というヒーローの歌だから、ではなく、この歌自体が好きなのだと、次男は言っている。
なかなか、良い趣味だ。


そんな次男と、1か月に1度はする同じ会話がある。

「お母さん、この歌(M八七)好き?」
「うん、一番好き」
「俺も!」

今日またその会話が出てきた。

「お母さん、「ウルトラマン」観に行ったんでしょ?」
「行ったよ?」

旦那に「シン・ウルトラマン」と「M八七」について力説していた私を見ていた次男。
この歌と「シン・ウルトラマン」の事なら私とヒーローについての会話できる、と学んだ次男は、時折この話をするようになった。
ヒーローに興味のない母でごめん。ちょっと泣ける。

「ウルトラマン知らないのに、見に行ったんでしょ?」
「そうだよ?全然観たこと無かったよ」
「観てるとき、女の人なの、お母さんだけだったんでしょ?」
「そうだよー
周りはお母さんより年上の男の人ばっかりだったよ?」

ここまでは、いつもと全く同じ会話だった。

しかし、年齢を重ねて少しずつ大きくなってきた彼の中にも、新しい言葉が生まれていたらしい。

「そんな ”よぼよぼ” なおじさんばっかりだったの?
”よぼよぼ”のおじさんが、映画館に行けるの?」

・・・

ちょっとまてーーーー!!!
”よぼよぼ”と”おじさん”は、セットじゃないから!
そもそも、君はお母さんを何歳だと思ってるの!?
私って、”よぼよぼ”の一歩手前なの!?(飛躍しすぎ)

彼の頭の中の知識の、どこをどう突っ込めば彼の想像を訂正できるのか・・・。
少し時間が必要なようだ。


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