同じうんちくを聞かされたときの対応
"あれ?この話聞いたことあるな"ってときありませんか?
父親、母親、夫や妻から、というときもあります。そのときは「この前聞いたよ!」「またその話?」で一蹴すれば済む(かもしれない)のですが…。
問題は上司だったり、先生、師匠、そしてクライアント先のお偉いさんのときです。
さすがに「いやいや、この前聞きました」とは言えないですよね。
同じ話を2回ならまだしも、何回聞いたコレ?っていうのもあるし、一度の会話で2度3度過去に聞いた話が出てくるパターンもあります。
同じ話をしてしまう、というのを話し手側から見てみます。
人と話していて、「あ、ヤバい!この話前にもしたかもしれない!」と気づくときがあります。
若いときはありませんでした。40を過ぎてしばらく経ってからでしょうか?
少なくとも"ヤバい!""やってしまった!"という気持ちがあります。でも話は止められない、こんな感じです。
だいたいこういう系の話はうんちく話です。ウラに目的があって、その例え話みたいなものが多いです。
部下を育てなきゃいけない、人の話はよく聞かなきゃいけない、言われる前にやらなきゃいけない、みたいな。
でもそれを直接言っても伝わらないので、ちょっとした例え話をする、まさにそれです。
多分、わりとウケがいい話なんですよ。だから、ついつい使っちゃう。
しかも、部下を育てる、人の話を聞け、みたいなことって、永遠のテーマですよね。
人生の先輩としては、繰り返し、しつこく伝えていかなきゃいけない。
だから、実は2回3回言ってしまうのは悪くない、と思っているのが話し手側の言い分です。
これを前提に、聞き手としてはどうでしょう?
2回3回聞かされているとしたらうんざりですが、むしろ部下を育てられていない、人の話を聞いていない、といった最終目標が達成されていない証拠ではないでしょうか?
ですので間違っても「それ、この前聞きました」などと言ってはいけません!
「だからお前はダメなんだ!」
と、イタイしっぺ返しが待っています(笑)。
「そうなんです。部下を育てなきゃいけないですね」
「人の話聞かないからこうなるんですね。気をつけます」
と、最終目的となることを察知し、ちゃんと意図を汲んでいます、ありがとうございます、という気持ちを伝えるのがよいでしょう。
つまるところ、至らない自分のために言ってくれているんだ、という気持ちの余裕があればいいですね。
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