礼儀ってなんだ⁉️謙虚さに始まり、謙虚さに終わる

あいさつをする、お礼をする、ありがとうと言う…

小さい頃から教わってきたことですね。

なんで?って言われると「目上の人を敬わなければならないからよ」となります。

先輩には直立不動であいさつする、なんて体育会の厳しい上下関係を思い起こします。

下手すると「はい」と「いいえ」しか発言を許されないなんて話も聞きますね。

もちろん目上の人というのもあるけれど、礼儀についての本質は「謙虚さ」の表れではないかと推察します。

年齢的に目上の人ばかりではなく、そうではない人も含めて礼儀を尽くすのが本来あって然るべき。

つまり、誰に対しても謙虚であろうとする表現が礼儀だと思っています。

どうしても人は自分と他人を比較しがちです。

この人は自分より歳上、サラリーマンなら自分より上役だ、歳下だけど重要なクライアント先だから、なんてことで礼儀の段階をアップしたりします。

一方自分より立場の弱い人、部下、店員さん、飛び込みの営業さんには横柄な態度を取ったりする人もいる。

そんな人を側から見ると「こいつヤベェな」って思いませんか?世渡りが上手そうに見えますが、さすがに露骨です。

また、わたしのような40〜50代より上の世代はおそらく今よりも厳しい上下関係でした。目上の人にはどんな立場であろうと礼節を重んじたものです。

ところがいざ年齢的にそういう立場になると必ずしも昔のような感じはありませんので、歳上ってだけで挨拶されるわけではない。

「挨拶し損だな…」

こんなふうに思っちゃうこともあります。きっと歴史は繰り返されているのでしょうけど…。

ただこうした考えはやはり誤っています。挨拶を人に合わせてコロコロ変えたり、自分の立場の指標に使うことは間違えなんです。

それから挨拶をしない人。これはその場にいるにもかかわらず参加していないのと同じこと。

もし礼儀というのが謙虚さの表れだとすれば、もっとも不遜な態度と言っても過言ではありません。

自分はここにいる権利があるのに何か?と言わんばかりの態度に見えます。

謙虚さとは自分の立場を低くすること。そうすると、普段気づかない弱い立場の人の気持ちがわかるときもあり、視野が拡がります。

地面の穴から世界を覗いている感覚です。足元がいちばん大きく見え、空は高く見える。それぞれ一人一人を見ることができる視点。

天から世界を俯瞰するのと違います。私たちは神様ではありませんので、殊、人に関しては一人一人まで見ることができないのです。

こうした俯瞰、バードアイというのは物事の状況、時間の流れを確認するときに適していますが、一人一人に対するときは相応しくないでしょう。

人はどうしても自分の居心地を良くしようとしたり、自分を安住の地に置きたい。自分自分と考えがちです。

挨拶くらいは謙虚な態度で始まりそういう意識を思い起こし、謙虚な態度で終わることで反省を込めるのが良いと思います。これこそが礼儀です。

そんなに堅苦しく考えることではないかもしれませんが、相手の礼儀がなってない、挨拶ができてない、と指摘する前に、自分の礼儀がちゃんとできているかどうかから見つめ直してみるといいかもです。

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