歳をとった自分をイメージする!どんなポリシーのシニアになりたい?
若い時分は有名になりたい、知る人ぞ知る尊敬される人になりたい、何かを成し遂げたい、なんて思っていたし、いつかそうなると根拠もなく信じていました。
ところがいつまでたっても有名にはならないし、誰も知らない存在だし、何もかも中途半端のままだったりします。
頭ひとつ抜きん出ている人は叩かれるからそれよりはマシだ!なんて恨みごとを言ってお茶を濁したりする。
もうここまでくると悲哀です。根拠はなかったにせよ「何か成し遂げるだろう」と鷹を括っていたのに何もない。気配すらない。
そのための努力はしていたような気もするし、できていなかったような気もする。今となってはわからない。
見渡せば若い優秀な人がたくさんいるし、若さだけではなく体力もエネルギーも彼らは充たされている!
気力だけは負けない!と思ってますがそれだけでは太刀打ちできません。
何も誰かと勝負しているわけでもないし、負け惜しみで言っているわけではありません。若い人には太刀打ちできない、それが事実です。
権力や権威を振りかざせば一見対抗できるように見えます。ところが実際、ものごとを進めることはできない。
自分がやりたくてもできない、ということもありますし、やろうとしてもできない、ということもあるのです。両面で「できない」のですね。
ただそうなると老ぼれはさっさと退散しなければならないかもしれない。でも、老いぼれ?にはそれなりの役割があるはず。
昔話をしても誰も聞いてくれない。面白おかしく話すよう努力しても、その努力が足りないのかもしれないし響かない。
そもそも年老いた自分のイメージを持ってこなかったことが反省点なんですね。だからわからない。
ですからまず一つ、40代、50代、60代とシニアになった時の自分を若いうちにイメージしておくのがいいと思います。
いい車に乗って、いいお酒を飲んで、週末は別荘でゆったり過ごす、なんてイメージではありません。
もしそういうことをしたいなら、もったいぶらないで今すぐ実現できるようイメージした方がいいかもしれません。
歳を重ねてからそういうシチュエーションになったとしても体が言うこと聞かない、時間がない、ということもあるのです。
シニアになった時のイメージは、もっと精神的なこと。前向きにどうあるべきか、そうなるために今のうちに何をしておくべきか、ということを考えておきましょう。
どうあるべきかというポリシーですね。
どういう仕事をしているか?会社員ならどういうポジョンにいたいか?そのポジションで何がしたいか?そうならなかったとしてもどんなポリシーで仕事をするか?などなど…。
先頭を切って走り続けたいのか、縁の下の力持ち的な存在になりたいのか、フラフラ遊んでいるようで実はいざとなったら頼りになる人になりたいのか…。
必ず40〜60代が来ます。時には逆らえません。その時どんな考え方なのか、どんな時代なのかもわかりません。
もちろん悲観する必要はありません。しかし、何があっても揺るがないしっかりとした芯があったらどんなことも乗り越えられるはず。
お金はどうするか、老後資金の準備とか、そういう話はいくらでも世の中に溢れています。でも、心や精神的な準備についてはあまり叫ばれていません。
ノープランだったわたし。でも、今からでも遅くない。わたしのシニア目標は「あがく」こと。
「今さら何もできない!」とあきらめない。何かできるかもしれないから。
身体は言うこと聞かなくてもやり続ける。少しだけ前に進むかもしれないから。
有名にならなくても、尊敬されなくても、成し遂げることができなくても「やり続ける」ことはできますね。
あがくことで自分を未知の世界に連れ出す。これは若くてもそうじゃなくても芯としては変わらずにいようと思います。
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