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序章 第4話 揺れる理事会・唸る豪腕

みなさんこんにちは。
ウグイスが鳴く午後をいかがお過ごしでしょうか?
うちの施設にもウグイスがきていて、
最初はホーホキョケとは鳴けないんです。
だんだん上手にホーホケキョってなります。

さて、先日理事会と三役会議が行われたので
その様子をご報告。

まず、
理事会の会員の副理事長が加齢により辞任の意向。
それにより、監事を副理事長に推薦したい派と
現職の社協の人を召牌したい派で折り合いがつかない。

この辺りの序盤でもうどっちでもいいよ。。
と思い始めた僕は心をセーフティーモードにして静観。

結局、理事長推薦で監事に副理事長を任せ、
監事は民生員の方にお願いする旨で合意。

監事候補の方への伝え方は、理事長からの
推薦状を所長と僕と理事で持っていくことに、、、
なりかけたが、副理事長はそこはワシが!と、出張ってくる。

彼にはこの地域の民生員を背負って立たせたいだとか、
民事協との関係性がー、、、とか政をあれやこれや。

いつまでも地域の重鎮でありたいのか、
影響力を持っていたいのか、
地の者ではない僕からすればどちらでも良かった。

次、
新しい施設を作るか否か。
三役はすでに合意済みでしたが、他の理事から反発も。

新しい施設を作るよりも、今の施設で、限られた範囲で
できることを最大化させるべき。という主張だった。

が、理事長は新しい施設を作りたくてしょうがないので、
なんとか押し切る形で採択。
まあ、いつものお約束でもある。

それに今の施設を最大限活用して、
新しい取り組みには時間がかかる。
それはうちの施設の面白いところでもあり、
困難な面が足を引っ張るからです。

うちの施設は、
利用者が主体となって考えて
創るという特徴があります。
職員はあくまで事務と支援のみ。

残っている内職も工賃が低く、
簡単にできる作業のみとなりました。
これは利用者が選んだことなので
仕方がないし、
彼らは達観の高みにいるので
資本主義やビジネスに浸かってしまった
我々には容易には理解しうるのです。

なので、理事会や三役会議、職員会議で
新しい施設の利用方法を考えても、
提案は出来ても、
それを実際やるのかやらないのかの
話し合いの場にすら参加できない。

うちの利用者はとにかく
変化に弱く、新しいことが嫌いだ。
利用者代表で参加していた理事も
新しい施設を作ることには猛反対。
理由は新しいからの一点張り。

だから、別で作らなければならないのだ。

またお金がかかるからと監事は
乗り気ではなかったが、、、
同じ敷地内に新しい施設ができたら、
それこそ体調を崩したり妄想・幻聴が
出る人もいるかも知れないことを
考えると、むしろ良かったのかもしれない。

最後に、
民生員のボランティア受け入れについて。
まだまだその段階ではない!という理事もいれば、
町内会の集まりもあるんだから問題ないという理事も。

僕としてはどっちでも良かったが、
民生員との関わりの中でも、力関係を保持する狙いも。

自分のタイミングや、
自分の催しのタイミングを
民生員の活動を増やす絶好期と
みてる理事もいるのでややこしいのだ。

そしてあれやこれやで政を始めました。
そんな中、僕は
みんなで土を耕し、じゃがいも植えれば
仲良くなれるのになーとか考えていました。

結局、飽きた理事長が
今のところは見送ろう!
と、締めてそれで合意。

もはや理事会は理事長1人で
いいんじゃないのかと思い始める。。

そして、新しい施設は
空き家を改造した古民家カフェにしたいので、
空き家があって、改造しても良い物件を探してもらうことに。

まだ不動産屋にも出していない、
あととりのいない民家を地の重鎮達が探してくれることに。

毎度毎度…
地の有力者というか重鎮というか
老人は権力とか影響力とか政が好きだなと思います。


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