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コロナ禍で精神障害者施設でも在宅ワークができまぁす!

今更ですね。。来年度から国が認める方針なのは新聞でチラッと見ました。

ただ、実際はほとんどの施設では実施されないでしょうねー
というのが本音の部分です。
まず、アナウンスが本庁からのメールのみになりますから、利用者にそのことがちゃんと伝わるのか微妙です。

職員が言わなきゃ利用者はわかんないってことです。

元々は身体障害者のみ在宅ワークが認められていました。通えないんだから仕方ないよねって感じだと思います。

今回の在宅ワークについても同じような感じで、公共交通機関を使っての出勤・通所をお断りせざるを得ない地域もあるので仕方ないよねって感じで認められているわけです。

さて、ここからが本題です!

一体どれだけの施設が在宅ワークに対応できるでしょうか?

就労継続・地域活動センター等では基本的に施設へ行かなきゃ仕事にならないものしかありません。

内職作業を行なっている施設の人が在宅でやろうと思えばその人の家まで職員が車で持っていって、出来上がったら回収して…など現実的ではないし、製造・販売系の仕事は家で行うのは設備的にかなり難しいと思います。

そもそも在宅ワークで行われている職種って基本的にホワイトカラーのお仕事で障害者施設の仕事とは毛色が違っています。

それらを含めて総合的にみて、障害者施設での在宅ワークを認めます!!って言われても現状はすぐに変わらないかと。

もう一つ思うのが、現場で決定権がある人たちはほとんどが結構なお年の方も多いし、他がやってないならうちもやらない。とか、様子見という名の思考停止とか、とにかく福祉関係の仕事はアップグレードが遅い。

そこで!うちの施設では積極的に在宅ワークを取り入れようと思います。

これからの福祉業界は間違いなく淘汰が始まります。いや、すでに始まっていると思う!
他の業界と同じように、一般企業が参入できるようになり今までのような不可侵の聖域ではなくなったのです。

しかし、そのことに多くの福祉事業主は気づいていません。
知識も経験も資格もない素人には負けないぐらいの気持ちかもしれませんが、それは今はそうだけど5年もすればこのアドバンテージは全て吹っ飛び、新しくて魅力的な仕事や充実のサービスが受けられる施設に人は集中するはずです。

それに輪をかけて既存の施設では在宅ワークができないなんてありえない話です。家でもできる仕事なのにリスク背負って通勤して、移動中という生産性ゼロの時間を過ごすなんて誰だって嫌でしょ?

だから既存の福祉施設が今後も利用者に選ばられるためには在宅ワークを取り入れなければならんのです。

あ、でも、通所することに意味はないとか、人との対面接触を否定するわけではないです!選べないことが問題だと感じているだけです。

ちなみにうちも在宅ワークを始めるわけですが、何をするのか?工賃はいくらか?いつからどうやって始めるのか?などは全て未定です!!!
これから利用者と一緒に考えていきます。

うちは利用者が主体の施設なので、職員はなんにも決めません。利用者の会で行われる投票が全てなので、提案だけしていこうと思います。

ぜひみなさんも在宅ワークを始めましょう!そして何か面白いアイディアがあれば僕も発信するのでみなさんも発信してみてください。

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