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【書籍紹介】古代史講義(+建築)

九條です。

すでにご存知の方も多いかと思いますが、以下の「ちくま新書」による歴史講義のシリーズはユニークな企画で、最前線で活躍している学者さんたちによる一般の人向けの比較的わかりやすくお求めやすい価格の通史(概説書)だと思います。

佐藤信『古代史講義 ― 邪馬台国から平安時代まで ―』ちくま新書 2018年

「邪馬台国から平安時代まで」というサブタイトルは、随分と思い切ったものだなぁと感じました。実際に読んでみると、かなりの駆け足(猛ダッシュ)といいますか、各駅停車ではなくて急行列車くらいの感覚で記述されています。

私は、私にとって未知の世界である邪馬台国の時代から古墳時代、すなわち神話の背景となったであろう時代の講義が面白いなと感じました。

同シリーズの、

『古代史講義【氏族編】』
『古代史講義【宮都編】』
『古代史講義【戦乱編】』

なども揃えると日本の古代史の流れが大まかには理解できるかなと思います。また、

武澤秀一『建築から見た日本古代史』

も、たいへん興味深いです。武澤秀一さんは建築学者(一級建築士)の先生です。


そのほかに近代史としては同シリーズで、
筒井清忠『大正史講義』
および
同『大正史講義【文化編】』


なども私は読んでいます。^_^