マガジンのカバー画像

週末のバロック

32
毎週土曜日の夕方か夜に、私が大好きなバロック音楽の中からオススメの作品をご紹介したいと思います。週末の夜のひとときを、明るく穏やかな音楽とともにお過ごしください。
運営しているクリエイター

記事一覧

【週末のバロック/臨時増刊号】ヴィヴァルディの「春」(第1楽章)

【週末のバロック/臨時増刊号】ヴィヴァルディの「春」(第1楽章)

【今日のバロック】

九條です。

3月に入り、春めいて参りましたね。^_^

そこで今日ご紹介するのは、お馴染みのヴィヴァルディ(1678〜1741年/イタリア)のヴァイオリン協奏曲集『四季』より「春」です。

このヴィヴァルディの『四季』は、彼が出した8作目のヴァイオリン協奏曲集『和声と創意への試み』(全12曲)のなかに収められている最初の4曲で、それぞれに「春」「夏」「秋」「冬」のタイトルが

もっとみる
【最終回/週末のバロック】Xmas 特集🎄ヴィヴァルディの『グローリア』より第1曲

【最終回/週末のバロック】Xmas 特集🎄ヴィヴァルディの『グローリア』より第1曲

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介する曲は、ヴィヴァルディ(1678〜1741年/イタリア)が作曲した有名なミサ曲『グローリア(Gloria)』です。

「Gloria」(「グローリア」または「グロリア」/ラテン語)は「栄光」という意味で、音楽の分野ではキリスト教のミサ曲のひとつです。古くから多くの

もっとみる
【週末のバロック】Xmas 特集🎄ヘンデルの「ハレルヤ」

【週末のバロック】Xmas 特集🎄ヘンデルの「ハレルヤ」

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介する曲は、ヘンデルのたいへん有名な曲(オラトリオ)である『メサイア』の中から「ハレルヤ」のコーラスです。クリスマスの定番の曲のひとつですね。^_^

【作曲者】
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685〜1759年/ドイツ〜イギリス)

【収録アルバム】
オラトリ

もっとみる
【週末のバロック】Xmas 特集🎄J.S.バッハの『クリスマス・オラトリオ』より

【週末のバロック】Xmas 特集🎄J.S.バッハの『クリスマス・オラトリオ』より

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介する曲は、たいへん有名なバッハの『クリスマス・オラトリオ』の中に収録されているコラール(合唱曲)のひとつです。

【作曲者】
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685〜1750年/ドイツ)

【収録アルバム】
『クリスマス・オラトリオ』BWV248(1734年作曲)

もっとみる
【週末のバロック】Xmas 特集🎄ヴィヴァルディの「冬」

【週末のバロック】Xmas 特集🎄ヴィヴァルディの「冬」

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

12月に入りましたね。もう冬ですね。クリスマスも間近になって参りました。そこで、今週からは冬らしい、クリスマスらしい曲をお届けしたいと思います。

今日ご紹介する曲は、お馴染みのヴィヴァルディ(1678〜1741年/イタリア)が作曲した有名なヴァイオリン協奏曲集『四季』の中か

もっとみる
【週末のバロック】J.S.バッハの『チェンバロ協奏曲』より

【週末のバロック】J.S.バッハの『チェンバロ協奏曲』より

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介する曲は、J.S.バッハ作曲の『3台のチェンバロのための協奏曲』です。

この曲は、もとはバッハが『3つのヴァイオリンのための協奏曲』(BWV1064-a)として作曲した曲をバッハ自身が1733年頃に『3台のチェンバロのための協奏曲』(BWV1064)に編曲したとさ

もっとみる
【週末のバロック】パーセルの『全音階によるグラウンド』

【週末のバロック】パーセルの『全音階によるグラウンド』

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介する曲は、バロック時代のイギリスの作曲家、ヘンリー・パーセルが作曲した『全音階によるグラウンド』というチェンバロ(ハープシコード)のための音楽です。

パーセルは、バロック時代の作曲家としてはヴィヴァルディやバッハ、ヘンデルなどと較べるとややマイナーな存在ですが、ヘ

もっとみる
【週末のバロック】ヘンデルの声楽曲『見よ!勇者は帰る』

【週末のバロック】ヘンデルの声楽曲『見よ!勇者は帰る』

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介する曲は、ヘンデルの声楽曲『見よ!勇者は帰る』です。

たいへん有名な曲で、日本では表彰式などで演奏される事が多いので、皆さまよくご存知の曲だと思います。

ただ、この曲が古い時代のバロック音楽で、もとはこのような少し速いテンポの声楽曲であったという事はご存知ない方

もっとみる
【週末のバロック】ヴィヴァルディの『ラ・ストラヴァガンッァ』より(2)

【週末のバロック】ヴィヴァルディの『ラ・ストラヴァガンッァ』より(2)

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介する曲は、2023年9月16日にご紹介した曲と同じくヴィヴァルディ(1678〜1741年/イタリア)のヴァイオリン協奏曲集『ラ・ストラヴァガンッァ』の中に収められている短い1曲です。

今日ご紹介するのは『ラ・ストラヴァガンッァ』のうちの『ヴァイオリン協奏曲第12番

もっとみる
【週末のバロック】ヘンデル『シバの女王の到着』

【週末のバロック】ヘンデル『シバの女王の到着』

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介するのは、ヘンデル(1685〜1759年/ドイツ〜イギリス)の『シバの女王の到着』(または『シバの女王の入城』とも)です。たいへん有名な曲です。

この『シバの女王の到着』は、オラトリオ『ソロモン』に収録されている曲です。

オラトリオとは『聖書』などの宗教的な物語

もっとみる
【週末のバロック】J.S.バッハの『主よ、人の望みの喜びよ』

【週末のバロック】J.S.バッハの『主よ、人の望みの喜びよ』

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介するのは、J.S.バッハ(1685〜1750年/ドイツ)の声楽曲『主よ、人の望みの喜びよ』です。

この曲はバッハによる教会音楽で、たいへん有名な曲ですのでタイトルはお聞きになったことがおありの方も多いかと思います。

けれども実際にこの曲じたいをお聴きになったこと

もっとみる
【週末のバロック】J.S.バッハの『メヌエット』(チェンバロ演奏)

【週末のバロック】J.S.バッハの『メヌエット』(チェンバロ演奏)

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介するのは、J.S.バッハ(1685〜1750年/ドイツ)の『メヌエット』です。

「メヌエット」とは、4分の3拍子を基本とした舞曲の一種で17世紀の中頃から宮廷での舞曲として流行しました。同じクラシック音楽の舞曲に「ワルツ」もありますが、メヌエットはワルツよりも概ね

もっとみる
【週末のバロック】ヴィヴァルディの『グローリア』より第6曲

【週末のバロック】ヴィヴァルディの『グローリア』より第6曲

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介するのは、ヴィヴァルディ(1678〜1741年/イタリア)の声楽曲『グローリア(Gloria)』です。

「Gloria」(「グローリア」または「グロリア」/ラテン語)は「栄光」という意味で、音楽の分野ではキリスト教のミサ曲のひとつです。古くから多くの作曲家が『Gl

もっとみる
【週末のバロック】ヴィヴァルディの「秋」

【週末のバロック】ヴィヴァルディの「秋」

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今年の残暑は厳しくて日中はまだ暑いですが、それでも日毎に陽が暮れるのは早くなり、朝夕は少し涼しくなりました。季節は秋ですね。

そこで今日ご紹介するのは、お馴染みのヴィヴァルディ(1678〜1741年/イタリア)のヴァイオリン協奏曲集『四季』より「秋」です。

このヴィヴァル

もっとみる