宿題は誰のため?


子どもが小学生になったら、新しい問題として出てくるのが「宿題」ですね。

自分から進んでやってくれるような、大人にとって都合のいい子ばかりじゃありません。

そこで大人がしてしまいがちな間違いは、「宿題をしなさい!」としつこく子どもに言うことです。

親は子どもに「宿題をしなさい」というときに、「すぐやりなさい」という意味合いでいうことがありますが、子どもにしてみたら余計なお世話であることが多いです。


いつするかは子ども任せでいいんです。もし宿題をしなくて学校で困るのは子ども自身です。

そして、宿題をしなかったことで不利益を被るのも、本人にとって大切な学習です。


子どもへの声かけは、「宿題はもうしたの?」やっていなかったら、「じゃあ間に合うようにしなさいね」やっていたら、「それなら安心ね」その程度でいいんです。




そもそも、子どもが宿題をしなかったらどうだというのでしょうか?

親が子どもに宿題をさせたい心理は体裁をよくしたいからであることが多いです。

つまり、自分が他人様から「立派な親」だと思われたいからなのです。

子どもは、親の体裁を整えるための存在ではありません。

親がいう「子どものため」はほとんどが「自分のため」です。


親は体裁を整える必要なんかありません。
人の親であるというだけでどれ程偉大か。
子どものことを愛おしく思い、子どもが経済的に自立するまで養っていく。
それだけで、本当に「立派な親」なのです。


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