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英国の大学に遠隔留学しました

自分の付加価値を高めるため、22年2月より英国のThe Open University に入学し、Social Science and Economy を学び始めました。日本でいう学士の取得を目指しています。最初に概要、後半に感想を記載してみました。

The Open University (OU) とは

英国の公立大学です。様々な学部・学科の学士・修士のコースを遠隔授業として提供しています。英国は勿論、海外からの学生も広く募集しています。およそ17万人の学生のうち8%にあたる1.4万人が海外の学生です。日本の放送大学はここを参考に設立されました。

基本的には誰でも入学が可能

OU は入学手続きにおいて、事前に試験を受ける・卒業証明書を提出する等の対応は不要です。一部は受講に際し条件が設けられているものもありますが、基本的には誰でも入学が可能です。複数の学科を設けており、一定のコースを受講することで専門性を冠した学士を取得することが出来ますが、Open Degree といってタイトルのない学士も設けています。

入学可能な時期は年に2回

概ねどのコースも10月開始~2月終了か、2月開始~10月終了の2回の参加機会を設けています。申し込み期限は授業開始日の1ヶ月ほど前までに設定されており、授業開始日までにメールでログインID等が、郵送で教材等が送られてきます。私は2月開始のコースに参加しています。

卒業に必要な単位とコスト

各コースに30または60の単位が設定されており、コースを修了することで取得できます。コースによりますが、300~360単位取得することで学士を得ることが出来ます。120単位あたり 6,336 GBP (2022年2月現在、日本円で100万弱) 必要です。私の場合は2月開始で10月修了時に60単位となるコースを受講しているので、申し込み時に50万を支払い済みです。

卒業にかかる期間

設定されているスケジュール通りにすべてのコースの学習を進めると、約3年で卒業することが出来ます。ただ、OUは社会人学生も多くすべての時間を学習に充てることはできないため、平均すると卒業までに6年ほどかけているようです。ただ、少ないながらも3年で卒業する社会人もいます。卒業まで時間がかかったからと言って支払うコストが増えることはありませんが、各コースには期限も設けられていますので、それまでには修了する必要があります。

実際に入学した感想

学部・学科を決めるまでは紆余曲折ありましたが、Social Science and Economy に決めてからWEB経由で入学手続きを行いました。特に書類添付などは必要なく、自身の情報を入力して費用を支払って完了です。費用の支払いですが、調べるとOU側で分割払いにも対応はしていますが、ローンになるようなのでクレカ一括払いにしました。

学期が2月5日から開始するにあたり、3週間ほど前に学生用ポータルのログイン情報が届き、その1週間後に英国から教材が郵送で届きました。これらは開始日から2週間ほど前までに完了するようです。また、これらが届く頃から、OU事務局や担当Tutorからのメールが届き始めます。Tutorとは受講の支援をしたり、テストの評価を担当しています。私の受けているコースでは5~6名ほどのTutorがいて、1人あたり5名~10名ほどの学生をサポートしているようです。Tutorからのメールはきちんと内容を確認し、場合によっては対応が必要です。また、学習コンテンツへのアクセス状況はTutorにも共有されており、開始日である2月5日以後にアクセスが無い人宛に呼びかけメールが出ていました。進捗を見ているというより、利用がきちんとできているかの確認と思われます。

2月5日から受講が開始となりました。学習コンテンツは週単位でタスクが切られており、その通りに進めると10月までに修了、そのまま後続コース等もスケジュール通り進めると3年で卒業できるようです。

参考画面

コースの画面はこんなかんじ。学習内容がタスク化されて並んでいる。
各タスクを開いた先はこんな感じの学習コンテンツになっている

かなり利用しやすいUIだと思います。ただ、何故かごく一部のページはPC版ではどのブラウザでも表示が出来ず、スマホ版またはiPad版Chromeでしか表示できなかったりします。私の環境ではテスト回答を投稿するページだけそんなトラブルが発生しています。何故…。別にいいですけどね。

求められる英語力

OU上では、受講にはCEFRスケールでB2レベルが必要と記載されています。私の英語力はB1レベルなので不足しているんですが、英語の勉強と思ってスキル不足ながらチャレンジしています。

実際学習を初めてみた感想としては、英語力は勿論ですが、文章力も必要です。結構頻繁に英語で文章を書くシーンがあります。理解度を確認するテスト(TMA)でも300文字くらいの文章での回答を1~3個くらい求められます。今後、英語でのコミュニケーションも求められそうな雰囲気です。「your own words」で回答しろ、と繰り返し書かれているのを鑑みると、テキストを適当にコピペして改変なんて楽は通じそうにありません。TMAをパスする必要=自分の理解度を英語で表現する必要がある、と考えると、教材を理解するのに安易に翻訳サイトを利用するのも辞めたほうがいいでしょう。最初は良くても後で付いていけなくなる可能性が高そうです。

今後も不定期に発信

OUは日本では知名度は低いですが、海外ではDistance learning では豊富な実績があることで知られた大学です。今後、学習を進めていくにあたって体験するあれこれを不定期にまとめていく予定です。

#大学 #社会人学生 #学習 #勉強 #留学 #遠隔授業

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