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保育士を「辞めたい」と思う前に

今回は私が保育士を「辞めたい」と思い、辞めてしまったからこそ思うことをお話しさせていただきます。

私はなぜ保育士を辞めたのか。


25年も勤めていたので、途中何度もありました。でもそれは何とか乗り越えることができることでした。
若い時は先輩保育士からのキツイ態度、家庭を持って子どもが産まれてからは子育てとの両立、そしてその背景には常に職場の事情や人間関係が複雑に絡んでいました。
後になると「よく耐えたなぁ」と思うほどの、いわゆる「いびり」もありました。
でも、それだけで簡単に「辞めよう」とはしませんでした。泣いて過ごすことも本当に多かったですが・・・

私が「辞める」選択をしなかった理由は。


それは保育士にしか理解のできない、よくある「子ども達に救われる」の言葉そのものでした。
どんなに辛くても、保育所で子ども達と過ごす時間は癒され、元気をもらえる場でもあったから、私を必要と思ってくれる子ども達がいたからでした。
無理なく笑っていられる、本当に最高の場だったのです。

では、何故辞めてしまったのか。

辞める前の数年は、クラスの中に何人かはいる、いわゆる「グレーゾーン(問題児)」の子の対応やそういった子どもを抱える中でのクラス運営、そして保護者対応に奮闘する日々が続きました。
できる限り個別対応をしながら、子ども達や保護者との信頼関係を築き、他の職員にも発信しながら、クラス運営に励んだ記憶があります。
そこで生じた問題は「周りからの理解のなさ」でした。悲しいくらい痛感しました。
「周り」・・・主には、他の職員や他の保護者でした。
「この子のために」「この子たちのために」どんなことをしようか「希望」をもって生活していた私とって「絶望感」が大きかった年度があったのです。
それをきっかけに、ボロボロと積み上げできたものが崩れ落ち、心身共に疲れてしまったのです。そこに助けてくれる上司・同僚はいませんでした。

これから私に出来ることは・・・

今「辞めたい」と思っている保育士さん、私と同じようなことで悩んだり考えたりしていませんか?

子どもや保護者に寄り添う保育士がいるように、もしも保育士に寄り添うサポート支援があったら、どうでしょうか。
保育園全体が本来の保育のあるべき機能を果たし、保育士さん一人一人が希望と誇りを持って進んでいけるのではないかと私は思うのです。

「辞めたい」が「もう少しやってみよう」「やっぱり保育士で良かった」と思っていただけたら、この先の私のやりたい役目も果たせるのではないかと思います。
私がやりたいと思っている「保育に寄り添うホッとサポート事業」については、また後程お話しできる機会にさせていただきますね。

それでは、また次回もよろしくお願い致します。

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