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いびり

今回は、以前記事に挙げた「いびり」についてのお話しです。
少し重たいお話になりそうですが、お付き合いしていただけましたら幸いです。

保育士を辞めた今だから言える、私なりの持論を書かせていただきたいと思います。

①能力に対する「ねたみ」

保育現場では、個々の保育士の様々な「能力」がありますね。
例えば・・・

・保育の質の良さ
・誰にも真似できない特技や技量の持ち主
・上司から評価が高い人
・子どもや保護者からの信頼度の高い人
・元気で気の利く若い保育士

等。
挙げればまだまだありますが、要は何かにつけ「自分には敵わない良さを持っている人」がターゲットになりやすいと思うのです。

②我慢する人より、言い返す人より、「くよくよ悩む人」

我慢出来る人は、上手に距離が保てる人。言い返す人は、仲間を作らず相手にしない人。
対象外のタイプですね。

では「くよくよ悩む人」は・・・

悩む姿に
それによって気持ちが落ちる姿に
くよくよする姿に

いびる人が感じることは

面白くてたまらない
発散できる
自分を肯定できる

等、いろいろな心理が働くのだと思います。

③あることないこと

俗に言う「陥れる」行為ですね。

全く身に覚えのない事で、関係のない人から責められてしまったり、注意を受けたり
同僚ならまだしも、子どもや保護者にまで及んでいることも。

「あることないこと」を言いふらし、被害者ぶって同情を得るタイプの「いびり」もあると思います。

④家庭の状況

おかしな話ですが、
夫婦関係、子どもの成長や進学等、馬鹿ばかしいですが、家庭の環境も大きく影響すると思います。自分の子どもよりも優れた学校への進学や、いかにも幸せそうな家庭だったり、自分の環境と天秤にかけて勝手な「ひがみ」が「いびり」となってしまうケースもあると思います。

認められているからやられるんだ

私は決して、自信満々で保育していたわけではなく、いつも「これでよかったのかな」と振り返り、悩んだり考えたり試したりしながら、失敗もあれば喜びもある中で保育の面白みや素晴らしさ、やりがいを感じ過ごしてきたと記憶しています。

辞めた今だから言えることは、それが「保育士としての質の高さ」だったのではないかと自負していることです。
子ども達の最大の利益を考えながら楽しく過ごす中で、保護者との信頼関係も築き、どの年齢もどんな行事にも対応する技量があったと。「おごることなく、おくすることなく」謙虚な気持ちを持ちながらも、自信で満ちていたと思うのです。
もちろん、失敗もたくさんありましたが。

保育士を辞めた年度は、特定の同僚から何年も酷くいびられてしまい、心も身体も壊れてしまいました。その時は「早く辞めたい」「逃げたい」「保育所に行きたくない」と思うばかりでした。何故私ばかりをターゲットにするのかが分からず、恨み辛みとなりました。
今の自分が過去の自分に声をかけてあげられるとしたら、
「認められているからやられるんだ」と、くよくよせず自信を持って過ごしなさいと、気にせず笑い飛ばしなさいと。
そう、わかってくれる人は沢山いたはず、相談できる人もいたはずだと。

あなたを必要とする子ども達のために

保育業界に限らず、どの仕事でもある話だと思います。

人間関係で、自分の宝物を手放すほど悲しく辛いことはありません。同じような事で悩んでいる方がいるならば、私の言えることは・・・

保育士のあなたへ

辞めたい・・・と思う前に

「今すぐ休んでください」
「今すぐ相談してください」

あなたを必要とする子ども達のために・・・

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