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聴覚過敏の耳を塞いでみた。

感覚過敏が確定して数ヶ月。
特に音に苦痛を感じていない時でも、なるべく電車に乗る時や騒音の多い場所…あるいは職場など、耳を塞ぐ様にしてみている。

その結果なのだが。
頭痛やめまい…あるいは仕事中の耳鳴りは起きる頻度は徐々に減ってきている感覚がある。

とりあえず聴覚過敏について、今使ってる装備でも書いてみよう。


イヤーマフ

通勤時あるいは軽めの外出や通院時に使用。
-30db程度の効果と言われているが、結構これをつけるだけでも快適。
ノイズキャンセリングに頼りすぎた後は聴覚がいつもよりも敏感になってしまい、外部の音に極めて強い拒絶感を感じてしまう事があるので、週に3日程度はイヤーマフを装備しています。

デメリットとしては、とても蒸れるのと、頭が締め付けられて慣れるまでちょっと痛いのが難点。
あとは、遮音性重視で店頭にあったものを見繕ってしまった為、私の持ってるものはデザインがとってもダサい(笑)

ノイズキャンセリングイヤホン

最近、ようやく購入。
BOSEの型落ちが安くなっていたので、試しています。

ノイズキャンセリングだけでいうならば、手持ちのBOSEヘッドホンでいいのですが。
私の場合は、音が大きく感じる感覚と言うよりも、聴覚情報処理障害(APD)の方が厄介だと感じているので、人と外出した時の相手の声聞き取り対策になればいいな…と思い、使ってみています。

…とは言え、アンビエントモードが、対人の時にどこまで力を発揮してくれるのか未知数。
SONYやBOSEは必要な情報を拾ってくれる機能が頭ひとつ飛び抜けていて無難…なんて言う、ネットの情報を今回ばかりは鵜呑みにしてみたが、基本ぼっちなのでまだ試せていません(笑)

たしかに集音は機能している様ですが、果たして背景音と必要な音の区別をしてくれるのか…謎。

ノイズキャンセリング機能は、流石のBOSEさん。
レベルMAXで外を歩くには、確かに危険なので、基本的には10段階中8位の強さで外では使用しています。

あとは、イヤープラグが耳に合わなかったので、そこだけ他社製に変えています。

当たり前だが、イヤーマフやヘッドホンして歩くと頭重いし、仰々しさを感じてしまうけれど、イヤホンだとコンパクトでいいですね。

現状、…APD対策に…と購入したが、BOSEならAPD対策に使えなくても、音質面では間違うことはないので、失敗しても許容範囲かな?と言うレベル感です。

後は、触覚も過敏気味で基本的にイヤホンを長時間付けてる状況も苦手なので、イヤーマフと併用。
週2回から慣らしています。

メガネの感覚も常時つけても不快にならない程度に慣れるまでに10年位かかっているので、イヤホンもそれ位かかるかな?と思っている。

聴覚過敏対策としてのノイズキャンセリング機能利用では、agのヘッドホンも気になっている。

耳栓

古典的かつ合法的な職場での対処法。
私の職場は結構ザワザワしていて、これまでも不便さは感じていましたが、聴覚過敏が確定してからは使用することにしました。

電子機器類の持ち込みはタブーな職場ですが、アナログ耳栓であれば特に上司の許可を取らずとも持ち込めるので、聴覚過敏にとっては、1番簡単な対処方法です。

使用しているのは、シリコン製。
ウレタンだと自分で丸めたりしなければならないのがひと手間なので、パッとサッと着け外しのできるシリコン性は、時に他者とのコミュニケーションを取らなければならない職場では最適解。

でっかい声での話し声は通すが、ザワザワ程度であればシャットしているので、集中しやすくなる。
電話するにしても、片耳塞ぐだけで全然違う。

今の職場では、夕方位から頭がボーッとしたり、耳鳴りしたりがほぼ毎日だったのですが、耳栓を使用してからは頻度がかなり減りました。
いろんな意味で低コストな上に、かなり貢献してくれてる装備な感じがします。

職場ではかなりおすすめ。

私の感覚過敏については、産業医の意見書により配慮の必要性は本部の耳に入ってる所ではあるが。

現実問題、声がデカい人や賑やかな環境下で声のトーンを落とせと言うのは、一時的には配慮してもらえても、継続的には割と難しい気がしている。
事と次第によっては相手に必要以上にストレスを与える事になるので、コスパがあまり良くない気がしています。

特に、職場は公共の場でもあるので、耳が遠い人、腹から発声することが常態化している人達に”声小さくしろ”と言っても、常に協力を求めるのは現実的ではないよね。

リスペリドン

医者行ったら「聴覚過敏の薬」と言われて出された。
抗精神薬としても使用される薬なのだそうだ。

とりあえず、あまりにも聴覚過敏がヤバすぎる時に服用するよう指示されているが…正直あまり使いどきが解らない。

先週末が、袋のガサガサ音や冷蔵庫の開け閉めなんかに脳が過剰反応していたので、試しにひとつ服用してみたが…
聴覚の過敏さは取れたが、副作用の頭痛と眠気が強く出てしまって、2日位二日酔いみたいな人になってしまった。
聴覚過敏への効果<副作用
…なので、対処療法と言う意味で考えると、本末転倒さが否めない。
休日でもあったので、この副作用により、コアラの様に眠り続けてしまった。

APDに効果があると期待されるとは言ってたが…この副作用の感じだと、それ以前に人と会ってお話しする所の騒ぎではないので、リスペリドンと私の相性は良くない感がある。

仕事はやりましたけれども。

…ちなみに大嫌いな液体薬。美味しくなかった。

実際のところ、リスペリドン飲んだ日は、アトモキセチンADHDの対処薬の副作用も強めに出ていたので…この時の頭痛や眠気がリスペリドンによるものなのかは、判断不能な気もしている。

聴覚過敏の投薬については、今後使用の可能性を考えるかどうかは…次回の受診日に要相談ですね。

まだまだ、自分のスペックの取扱いは研究中です。

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