教員を辞めました。②
9年間という短い様で長い教員生活に終止符を打てたのは、コーチングに出会ったからです。
(よかったら「教員を辞めました。①」の記事からお読みいただけると、話が繋がりやすいかと思います。)
ここで、よく勘違いされるのは、「コーチングってあれでしょ?共感・傾聴を繰り返して、答えは自分の中にある的なやつでしょ?」と、言われますが、
いいえ、全っっっっっ然違います。笑
実は、コーチングにはたくさん流派があって、共感・傾聴するカウンセリングのことをコーチングと勘違いしている方がたくさんいらっしゃいます。
僕が受けたコーチングとは、”認知科学”に基づいたコーチングです。
コーチングの流派の事は、今はどうでもいいので、話を元に戻しますね。
僕は、いつから自分のことがわからなくなったんだろう?
なぜ大人になったら自分と向き合うことを忘れてしまうんだろう?
子どもには復習をしなさい、宿題しなさいっていうのに、なんで大人になったら毎日振り返ることをしなくなるんだろう?
今まで自分と向き合ってこなかったツケが回ってきたと思いました。
この気持ちに蓋をして退職まで過ごしている自分を想像したらゾッとします。
きっと、教員を続けていても幸せだったかもしれません。
いろんな仕事を経験して、いろんな子どもたちと出会って、パートナーと結婚して、子どもが産まれて家庭を持つようになって、家を買って責任が生まれて、一家の大黒柱になって「あぁ、幸せだなぁ。」
そう呟いている自分も想像できました。
でも、その幸せって、よく考えたら全部”他人が源”じゃないですか?
家族のため…
子どものため…
ローンの支払いのため…
自分がやりたいからこれをやりたいんだ!っていうwant.が一切ないですよね!?
これって、逆に言えば、
家族がいなければ…自分らしいことができた。
子どもがいなければ…好きなことができた。
ローンの支払いさえなければ…やりたいことができた。
っていう、他人や環境のせいにしてませんか!?
確かに、人のため家族のため世のために社会貢献することはとても良いことです!
でも、自分がやりたいことを我慢している人は、いつか人のやりたいことを奪ってしまうんですよ!!
きっと我が子が将来何か新しいことにチャレンジするってなったときに、「やめといたほうがいい」とか、「お前はこれに向いている」とか、夢を奪ってしまうんじゃないですか!?
なんか、このまま歳を取ったら、そんな大人になりそうな気がしたんです。
だから、僕は、本当に自分がやりたいことで、人のため世のためになることをやりたい。
リスクをとってでも、誰に止められても、やりたいの!って、思えるようなことで僕は生きていきたい。
何かを始めるのに、遅いなんてことはないです。
間違いなく、今この瞬間が一番若い!
あなたは、人生が前に進んでいる感覚はありますか?
自分が成長しているという感覚はありますか?
本当にやりたいことや、これからやり遂げていきたいことはありますか?
誰かに止められてもやりたいと言えることはありますか?
私たちの周りには、やらなければならないことや、しなければならないことが大量に溢れています。
それも、年をとる過程で、親だとか担任だとか友人だとか、教授だとか、そういう権威性のある者たちに、知らず知らずのうちに刷り込まれているんです。
やりたいことを見つける。というよりは、本当の自分を取り戻す。感覚。
皆さんも、思い出してください。
今の自分が自信を持って言えることは2つ。
1つは、自分は確実に成長、前進しているという感覚があるということ。
社会人になって9年間もの間1度も感じたことのなかった感情を今は確かに感じているということ。
「教員やめて新しいこと始めたらそうなるんちゃうん?」と思うかもしれませんが、そんな低レベルなことではありません。
それぐらい”内側から”変わりました。
僕は、これからもきっと今の自分では想像もつかないぐらいのことをやり遂げて、最高の人生を送ることができると思っています。
未来に対する”不安”と”ワクワク”感は人生で一番あります。笑
(本当にやりたいことをやるとき、人は”不安”と”ワクワク”が同時にきます。)
そして2つ目。”教員を辞める”という決断です。
この決断が、僕の人生を大きく前に進めることができたものです。
大学を卒業してから教員として働いていた9年間、自分が成長しているのかどうか何回も自問自答を繰り返していました。
成長しているのかもわからず、人生が前に進んでいる感覚もわからず、ずっと同じ場所に居続けているような、そんな感覚を毎日持ち続けていました。
「やりたことことないん?」
「りょうじの夢ってなに?」
そういう未来系の質問をされることがホンマに嫌でした。
でも、自分と向き合うことを避けてきた人間は、いつか後悔する日が来る。
僕はそう思います。
もし、変わりたいと思っていて一歩踏み出すことができないなら、何がブロックをかけているのか自分の心に問いかけてみたらいいと思います。
ただ言えることは、あの時コーチングを受けることを決めた自分を褒めてあげたいということ。
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