ベストボディジャパンとの出会い①
昨年の春、ちょうど今頃。
初めてベストボディジャパンという大会を知った。
通称べスボ。
肉体美を競う大会。
Mr.&Mrs.グランプリを決めるコンテストです。
パーソナルトレーナーとしての実績を積めるのでは?と、
出場をすすめられたことがきっかけです。
大会の映像を見て一番に感じたことは、
「ポーズ!?何これ!?笑」
「こんなバキバキの人たちに敵う訳ないやん。笑」
と、半笑いだったのを今でも覚えています。
しかし、なぜか”ワクワク”してる自分もいたんです。
当時、目にしたのはYoutubeでした。
決勝の2人がポーズを決め終わって握手を交わす姿がとてもかっこよかった。
とても輝いて見えた。
大人になってもこんなに輝いてる人たちがいてるんだと知った。
そして、出場を”決意”しました。
”不安”と”ワクワク”の感情が入り乱れる感覚。
今思えば当然です。初めてのことに挑戦するんだから。
高校や大学の入学式とか、新卒の入社式、転勤初日みたいな感覚に近いです。
「自分にできるだろうか…」
「周りの人に笑われて終わりじゃないか…」
「自分の肉体が評価されなかったらどうしよう…」
ネガティブ言葉が脳裏を駆け巡ります。
しかし、僕はその時Calisthenics(自重トレーニング)のトレーナーになりたいと本気で思っていました。
「いや、待てよ。ここで、僕が自重トレだけで結果を出せば、世の体型に悩める人たちに、ジムに行かなくても身体は変えられるということを伝えられる。変わりたいと思っている人たちが1歩踏み出す”きっかけ”になるかもしれない。」
そう思いました。
人は”決断”してGOALを設定すると、そこに導かれるかのように、自分の”脳”がいろんなやり方を教えてくれます。
いわゆる、ひらめきとかインスピレーションが降りてきたというやつです。
そして、すぐさま「自重トレーニング ベストボディジャパン」で検索をかけました。
すると、これが面白いことに、ヒットするんですね…笑
1名だけ僕の目が情報をキャッチしました。僕の脳が情報をキャッチしたというべきかもしれません。
その方は、当時ベストボディジャパンのマッスル&フィットネスモデルという部門で日本大会2連覇を果たしている、“岡崎たくや”さんでした。
"たくにぃ"という愛称で親しまれていて、ベスボ業界では超有名人です。
その方も初出場は、なんと自重トレーニングのみだったそうで…
その記事は、もう何年も前のものだったみたいなのですが、僕の目にはそんな過去であるという情報は映っていません。笑
人は、自分が重要だと思う必要な情報だけをキャッチしている。
そう思いました。
「この人に会いたい!」
すぐに、インスタグラムを探してDM!
経緯を説明して、「自重トレだけで勝ちたいんです!いけますか!?」と、いつもより強めにiPhoneをタップしてたように思います。笑
日本一の方は、お人柄も日本一で、ご丁寧にお返事をくださって、「zoomをしませんか?」と、言っていただけました。
そこから、あれよあれよという間に、大会にエントリーをすることになりました。
大会まで1ヶ月半か2ヶ月あるかないかぐらいだったので、僕はもっと準備をして…と、考えていましたが、
おかざきさん「今日エントリーしましょう」
僕「えーーー!笑」
ということで、そのままエントリー。
まだ、何が必要かとか全く知らない状態ですよ。笑
何事も勢いとタイミングは重要です。笑
ハーフパンツも、決勝用パンツも、レッスンがあることも、な〜んにも知りませんでした。
丁寧に、全部教えてくださりました。
体毛のこととか、日焼けサロンのことまで…笑
たくにぃ、本当にありがとうございました。
そこから、僕のベストボディジャパンへの道が始まりました…..
トレーニング、日サロ、剃毛、エステ、ウォーキング、ポージングレッスンなど、本当に初めての経験だらけ。
大会までの期間は、狂ったように朝から晩まで動きまくっていました。記憶がほぼありません。笑
当時の僕のブームは、
「今日も最高の1日にします💪」と、
「1日はまだあと、●時間●分ある!自分を使い果たす🔥」と口に出していました。
1日1時間30分のトレーニング
食事は管理栄養士にも相談をして
全てを自炊
栄養の知識というのは一度身につけたら一生の財産になると思いました。
(日々情報をアップデートする必要性はありますが)
週2回、日サロへ行き
脱毛サロンの無料相談にも行きました。笑
レッスンにも何回か通い
ポージングの練習をひたすらやりました。
日常生活や仕事中もウォーキング姿勢に気をつけました。
できることは全てやろう。
そう思って、できることを全てやりました。
そして、いよいよ大会当日の朝です。
「行きたくない…」
笑
何年か振りに小学生のようなことを言い出してました。笑
きっと、怖かったんでしょうね…
行きたくないとか、早く終わって欲しいとか、
そんな防衛を自分でしていました。笑
はじめての事に挑戦するのってこんなに勇気がいるんだなって実感してます。
大人になってからこんな感覚味わう事なかった。
そして、その勇気ある一歩が踏み出せない人も大勢いるのも事実。
踏み出してみればそんなに対して怖くなかった事に後から気がつく。
そんな人が1歩踏み出すきっかけになれたらいいな…
そして、あの時「ダメならダメでいいやん!」と、
背中を押してくれ、励ましてくれたパートナーには感謝しています。
思い出すだけで泣きそうです。笑
前日に買っておいたステーキを温めてから頬張り、パンプアップ用の道具をリュックに詰めてから家を出ました。
そして、いよいよ大会が始まります…
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