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成長機会は自分で作れ!フリー歴5年のライターが語る“活躍するフリーランス”の条件

様々な分野で活躍するクリエイターやマーケター、起業家・フリーランスが集うコミュニティ「lyf Creators' Lab(ライフ・クリエイターズ・ラボ)」。

2024年2月28日(水)にlyf銀座東京・2階CONNECTスペースにて、lyf Creators' Lab主催のトークライブが行われました。

第2回目となる今回のゲストは、作家・ライターのいしかわゆき(ゆぴ)さんです。大手Webメディアを経て、現在フリーランスとして活躍しているいしかわゆきさんへ「活躍するフリーランスになるために必要なこと」をテーマに10個の質問リストをご用意。

「フリーランスになるために最初にしたことは?」「フリーランスにとって最も必要なことは?」など、現役フリーランスからフリーランスを目指している人まで気になる内容を深掘りしていきます。

また、今回もゲストトーク後には、参加者同士の交流会も開かれ、同じテーマに興味がある参加者同士で語り合いました。

▼ゲストプロフィール

いしかわゆき(ゆぴ)/作家・ライター
早稲田大学文化構想学部 文芸・ジャーナリズム論系卒。Webメディア「新R25」編集部を経て2019年にライターとして独立。取材やコラムを中心に執筆する。ADHDとHSPを抱えながら、生きづらい世界をいい感じに泳ぐために発信を続ける。著書『書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』は3万部超でベストセラーに。
https://twitter.com/milkprincess17

ライターやナレーター、俳優など、多様なキャリアのメンバーが集合

メイントークを始める前に、まずはお互いを知る時間が設けられました。

近くの席に座った参加者同士で、現在の職業やイベント参加のきっかけを話し合いました。

ライターやナレーター、俳優、マーケターなど参加者の職業も様々。このイベントをきっかけに、たくさんのつながりが生まれそうです!

フリーランスの一歩は、自分のスキルをアピールすることからはじまった

トークイベントがスタート!(Photo by こつ)

会社員時代は、フリーランスという働き方を知らなかったといういしかわゆきさん。当時所属していた「早起きコミュニティ」でその存在を知り、働き方に興味が湧いたことがフリーランスになるきっかけでした。

多葉田(lyf Creators' Lab事務局):フリーランスになるために、まず何から始めたのでしょうか?

いしかわゆき:自分が貢献できることからスタートしました。

例えば、所属していたコミュニティのイベントレポートを執筆したり、活動内容をまとめたグラフィックレコーディングを発信したり。

もちろん誰かに依頼されたわけでも、報酬が発生したわけでもありません。

でもずっと続けているうちにコミュニティの運営の人が目にとめてくれて、結果的に仕事に発展したんです。当時は会社員だったので副業ではありますが、間違いなくフリーランスに続く一歩を踏み出した瞬間ですね。

多葉田:自分のスキルをどう還元すべきかわからず悩む人もいると思いますが、ゆぴさんは自分のスキルをどのように“商品化”していったのでしょうか。?

いしかわゆき:“小さなお店”の運営をイメージするとわかりやすいと思います。自分が店主になったら、どんなお店にして、どんな商品を置くかを考えてみてください。

例えばイラストスキルがあるなら、似顔絵を1枚500円でSNSで出してみる。応募がなかったらスキルや実績が不足していると判断する材料になりますし、逆に依頼が殺到したら誰かの価値になるスキルと判断できます。

スキルの自己評価は難しいので、第三者からの評価をもらう機会をつくり、ニーズを調査してみましょう

つながりの場に自ら飛び込む!人との出会いが仕事の種になる

Photo by Roko

多葉田:フリーランスにとって欠かせない人脈は、どのようにつくっていったのでしょうか。

いしかわゆき:私の場合は、コミュニティ・イベント・SNS・取材ですね。どれも普段会えない人たちとつながりを持てる場です

フリーランスになる前は5つほどコミュニティに入っていましたし、イベントには今でもよく参加しています。すぐに仕事につながらなくても、いろいろな人と話して接点を持っておくといいですね。

また、リアルの場が苦手な人はSNSもおすすめです!私も初めての人と話すことは苦手ですが、SNSだと気軽にコミュニケーションがとれます。

横のつながりを築くのであればライターや趣味が合う人にコメントしたり、仕事を受注したいのであれば「ライター募集」のポストをしている編集者へDMをしたり。

SNSは発信だけでなく、コミュニケーションツールなので、つながりを求めるフリーランスが活用しない手はありません

最後に、ライターならではのつながりと言えば、取材相手とのご縁です。取材の場だけで終わらせるのではなく、その後も継続的な関係を築けるよう自分から共通点を見つけることを意識しています。

現に、本日の司会者である多葉田さんとも取材をきっかけに親しくなりました(笑)。

多葉田:ゆぴさんは、相手と仲良くなるポイントを探ることが上手だなと思ってて。仕事だけで終わらず、「また次も会いましょう!」となるような関係づくりが大切ですね。

能動的に学び、実践する。フリーランスを続けるための心得

Photo by Roko

多葉田:現役フリーランスでご活躍されているゆぴさんが考える、フリーランスに最も必要なことは何だと思いますか?

いしかわゆき:フリーランスとは真逆のスキルと思われがちですが「会社員力」ですね。

私の経験上、会社員時代に培ったビジネスマナーやルール、チームで働く経験は確実にフリーランスの仕事に活きています。このあたりのスキルが備わっていないと、苦労するのではないかなと。

会社員として当たり前にできていることって、実はフリーランスだと重宝されるんです!

あとは、「人間力」も大事な要素だと思います。フリーランスは会社の看板がないので、個人の仕事への姿勢や雰囲気が依頼に直結するんです。

ビジネスの場といえど依頼するのは人なので、スキル面での条件が同じであれば素直さや愛嬌といった、いわゆる「愛され力」も必要ではないでしょうか。

多葉田:会社の盾がなくなる分、継続的に仕事を依頼してもらえるよう自分で考える必要がありますね。

では最後に、フリーランスを続けるために、ゆぴさんが心がけていることは何でしょうか。

Photo by Roko

いしかわゆき:「学び続けること」だと思います。

会社員であれば、個人の成長を見越して多少チャレンジングな業務を担当することもありますし、会社もバックアップしてくれますよね。しかしフリーランスは基本的に自分ができる範囲の仕事しか来ません。

つまり、会社員と違って圧倒的に成長機会が少ないです。

だからこそ、能動的に学び続けることが重要。私の場合は、仕事に役立つと思ってデザインを学んだ経験があり、現在も新たなスキルとしてコーチングを学んでいます。

会社が守ってくれない環境だからこそ、自分が仕事を選び、選ばれ続ける努力が必要だと思うんです。

そして、学びを自分のものにするためには実践しかありません。ひたすらインプットとアウトプットを回し続けないと人間は成長できないので、常に意識しています

最後の質問コーナーでは、参加者から様々な質問が寄せられました。

「フリーランスになることは勇気がいるが、踏み出せた理由は?」「キャパオーバーにならないために、工夫していることは?」など、普段は聞けないフリーランスのリアルについて知る貴重な時間となりました!

普段出会えない人たちと話せて刺激を受けた!交流会ならではの体験

第二部では、参加者同士の交流会が行われました。

「フリーランス」というテーマを軸に参加者同士の話も弾みます。初めまして同士とは思えないほど盛り上がりました。

また参加者から、イベントの参加の理由や感想の声もいただきました!

「本業は会社員で副業でライターをしています。『フリーランスとして活躍する』というテーマではありますが、副業にも活かせると思い参加しました」(会社員・女性)

「駆け出しのフリーランスです。普段、他のフリーランスの方と交流する機会が少ないので刺激をたくさんいただきました。参加してよかったです!」(フリーランス・女性)

「普段はフリーランスでナレーションをしています。自分の仕事の幅をどのように広げようかと悩んでいましたが、イベントでそのヒントを得ることができました」(フリーランス・男性)

最後は参加者で記念撮影をし、2時間のトークイベント&交流会は閉幕しました。

今後も様々なバックグラウンドをもつ人が交流できる場として、「lyf」という場と「lyf Creators’ Lab」というコミュニティを存分に活用していただければ嬉しいです。

▼イベントに登壇したいしかわゆきさんについて

lyf Creators’ Labとは

「lyf」を拠点に活動するクリエイターや起業家・マーケター向けコミュニティです。「New Challenge, New Me(新しい挑戦で、新しい自分を見つける場所)」をコンセプトに、夢を追いかけるクリエイターや起業家・マーケターの皆さまがつながり、刺激し応援し合える機会を提供します。

活動内容や特典の詳細はこちらの記事をご覧ください。

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