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リュディア書評

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2023年8月の記事一覧

書評 パンとサーカス

リュディアです。パンとサーカスを読みましたので感想です。

まず最初に書籍の厚さに怯みました。読めるのか、これ。。。安倍晋三首相の暗殺の後に本書が話題になったのですが、なかなか手を付けられずにいました。

今の閉塞感に覆われる日本をうまく書籍にまとめている、という印象を持ちました。厚みに怯みましたが一気に読めないまでも比較的短期間で読めました。未来の話になっていく感じが、もしかしたらこの国も明るい

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書評 文明を変えた植物たち コロンブスが遺した種子

リュディアです。文明を変えた植物たち コロンブスが遺した種子を読みましたので感想です。

10年以上前の本なのですが、偶然に目について読んでみたらこれが面白い。著者の膨大な知識に裏打ちされた植物や食べ物の歴史というのですかね、本当に面白いです。読みやすい文体で、素人にもわかりやすく書かれています。もしかしたら著者の思い込みで書かれていて事実とは異なることもあるかも、という箇所もありましたが、細かい

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書評 半導体有事

リュディアです。半導体有事を読みましたので感想です。

ネットでも積極的に情報発信されている方です。

ネットも書籍も一緒の論理展開で、現状の政府の半導体に関する政策や、過去の半導体成功体験の勘違いの内容を説明し、どうあるべきかを提案する内容です。

少しの前知識があれば何となくわかるような説明をされていて非常にわかりやすいです。今の日本の政策が正しいのか、間違っているのか、わかるのは早くても10

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書評 魚ビジネス 食べるのが好きな人から専門家まで楽しく読める魚の教養

リュディアです。魚ビジネス 食べるのが好きな人から専門家まで楽しく読める魚の教養を読みましたので感想です。

大型書店ですごい目立つところで平積みにされていて、なおかつ表紙が魚という変わった本だったので買ってしまいました。結論としては面白かったです。ただPOPに書かれている内容や書籍の帯に書かれている内容は期待したほどしっかりと書かれていませんでしたが、内容は多岐に渡り面白かったです。お勧めです。

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書評 ゼロからの『資本論』

リュディアです。ゼロからの『資本論』 を読みましたので感想です。

売れっ子哲学者である斎藤幸平氏の作品です。マルクス経済学は過去のものではなく今こそマルクス経済学なのだという視点で論理を展開していきます。今の時代にあてはめて、いわゆる資本主義のまずさを展開していきます。読んでいると一瞬、自分がマルクス経済学に飲み込まれていくような危うさもあります。今、勢いのある哲学者なので論理展開含め、面白さ、

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書評 MR

リュディアです。MR(エムアール)を読みましたので感想です。

文庫も出版されています。

MRというのは簡単に言ってしまえば、製薬企業の技術営業みたいなものです。技術営業と書いてしまうと嫌がる方もおられるかもしれないですが、ここではご容赦ください。

細かく章が分かれていて、全体としてはつながっている、また連続する章の間に関係があるところと、複線のような章もあります。最近の本としては分厚い部類だ

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書評 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活

リュディアです。年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活を読みましたので感想です。

社会学的な書籍を期待していたので、生活が苦しい方の不平不満が書かれている本のように感じ期待外れでした。本書に何を期待して読むかで結果が変わると思いますが、私にはもひとつでした。

では、ごきげんよう。

書評 大阪のトリセツ なにわおもしろ学

リュディアです。大阪のトリセツ なにわおもしろ学を読みましたので感想です。

面白かったです。大阪生まれの方、大阪に住んでいる方に是非おすすめです。以前に大阪のトリセツの書評もあげましたが同じシリーズですね。

学校の図書館とか、地域の図書館などにもお勧めです。

では、ごきげんよう。

書評 政治はケンカだ! 明石市長の12年

リュディアです。政治はケンカだ! 明石市長の12年を読みましたので感想です。

前明石市長である泉房穂氏のインタビューをまとめた形式の書籍です。聞き役というかまとめ役の鮫島浩氏は少し苦手なのですが、この書籍は面白かったですね。思い込みもあるのかもしれないですが、明石市長への想いから、なってからの周辺との闘いまでしっかりとかかれています。

ここまで周囲と軋轢を起こさなくてもという気持ちと、ここまで

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書評 日本の死角

リュディアです。日本の死角を読みましたので感想です。

何とも言えない本でした。データを参照しつつ、そのデータが一方的なものであったり、結論ありきで論理を展開するタイプの論説です。こういう見方もありなんですかね、と思いながら読む分にはいいですが、影響を強く受けるタイプの人は読まない方がいいように思います。

では、ごきげんよう。

書評 爆弾

リュディアです。爆弾を読みましたので感想です。

帯に『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)、『ミステリが読みたい! 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)国内篇で驚異の2冠、と書かれています。期待を裏切らない面白さでした。

取調室での容疑者と取り調べ担当との会話から成り立つ本です。容疑者の発言や振る舞いに常に不快感を抱きつつ、ぐいぐい読み進めることができます。

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書評 あなたはあなたが使っている言葉でできている Unfu*k Yourself

リュディアです。あなたはあなたが使っている言葉でできている Unfu*k Yourselfを読みましたので感想です。

何かタイトルと内容がずれているような気もしますが、励まされ、自分自身を再度見つめなおすにはよい書籍だと思います。

では、ごきげんよう。

書評 野菜売り場の歩き方

リュディアです。野菜売り場の歩き方を読みましたので感想です。

青髪のテツさんの Twitter を以前に見ていたのですが、書籍にまとめて発売されるということで買ってみました。Twitterアカウントはこちらです。

https://twitter.com/tetsublogorg

この本はためになりますよ。一回読んでなるほど、と思って、あとは買い物するときに頭の中で書籍の内容を意識しながら購入

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書評 人望が集まる人の考え方

リュディアです。人望が集まる人の考え方を読みましたので感想です。

面白い本でした。自分も意識して、振る舞い、会話の方法などを変えていこうと思いました。常日頃も通常の人よりは意識して生きているつもりだったのですが、さらに踏み込んで考えるきっかけになったような気がします。人望が集まる、とタイトルに含まれていますが、周囲に不快感を与えない、という感じでよい本でした。お勧めです。

では、ごきげんよう。