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リュディア書評

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記事一覧

書評 神になりたかった男 回想の父・大川隆法

リュディアです。神になりたかった男 回想の父・大川隆法を読みましたので感想です。

息子から見た父親の観察日記という感じなのですかね。突き放した感じで冷静に書いているので少し怖い感じがしました。そしてなぜかリアリティがあるような無いような微妙な後味の残る書籍です。一般の家庭とは異なる父親が近くにいると、このようなものの捉え方になるものなのですかね。

ところどころ面白いところもありましたが、私には

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書評 言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか

リュディアです。言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したかを読みましたので感想です。

オノマトペを例にした導入部からどんどん引き込まれていきます。途中から記号接地の話になり、本当にわかる、理解するとはどういうことなのか、ということが書かれています。生成AIがいろいろと幅をきかせつつある時代に、生成AIにはできず、人間だけが可能な文章表現とは何か、ということを考える立場の方にもよい本だと思います。

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書評 Outlookビジネスメール効率化&自動化の教科書

リュディアです。Outlookビジネスメール効率化&自動化の教科書を読みましたので感想です。

Outlook はどんどん機能が追加され、自分でもあまり使いこなせていないな、という感じはしていたのですが、たかだかメーラーの勉強するのも、と考えていました。この書籍は読んでよかったです。後半はVBAを使ってかなり複雑なことをしていますが前半だけでも読んでよかったと思っています。

基礎的な考え方や使い

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書評 最大化の超習慣 「堀江式」完全無欠の仕事術

リュディアです。最大化の超習慣 「堀江式」完全無欠の仕事術を読みましたので感想です。

堀江氏の考えがシンプルかつわかりやすくまとまっている良書だと思います。誰もが頭の中でこうありたいと思っても、人間は弱い生き物でそのように振舞えない、楽な方に逃げてしまう、ということを堀江氏は実践可能なの人なのだと思います。すばらしい。

では、ごきげんよう。

書評 カーテンコール

リュディアです。カーテンコールを読みましたので感想です。

著者曰く「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」(編集者「信じていません!」)。。。と書かれています。年齢的にも大作はしんどいかもしれませんね。

相変わらずというか、久しぶりに読むと疲れました。若い時は一晩で読み上げていましたが、今は一気に読むには内容が濃すぎるように感じました。自分も年をとったのだなと感じました。ファンの方は面白

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書評 「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史

リュディアです。「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史を読みましたので感想です。

すごく内容が濃い、そして読みやすい、素晴らしい書籍でした。ぜひたくさんの方に読んでもらいたいです。ただし読書好きな方でないと敷居が高いかもしれませんね。でもお勧めです。

では、ごきげんよう。

書評 活断層地震はどこまで予測できるか 日本列島で今起きていること

リュディアです。活断層地震はどこまで予測できるか 日本列島で今起きていることを読みましたので感想です。

地震学者なので地震の発生するメカニズムについて深く言及されています。少し細かすぎる気もしますが、私には興味深かったです。私が気になったのはメディアの報道の影響で、この著者のような方が既知とする情報が伝わっていない、あるいは誤解されて伝わることがあるということです。

例えば活断層の話をしたとき

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書評 アリアドネの声

リュディアです。アリアドネの声を読みましたので感想です。

ネタばれになるので注意してかきますが、最後にバーンってひっくり返された感じで驚きました。面白いです。ただ最後に行くまで、文章というか内容が冗長になりがちな部分があるので人によっては退屈するかもしれません。でもトータルとしては面白かったです。お勧めです。

では、ごきげんよう。

書評 ChatGPT vs.未来のない仕事をする人たち

リュディアです。ChatGPT vs.未来のない仕事をする人たちを読みましたので感想です。

堀江貴文氏の書籍です。この方の感性で書かれているように見えますが、内容はすごく当たり前のことで、AIができる仕事はなくなりますよ、というだけです。予想してたよりは普通のことでした。

では、ごきげんよう。

書評 ヤバい統計 政府、政治家、世論はなぜ数字に騙されるのか

リュディアです。ヤバい統計 政府、政治家、世論はなぜ数字に騙されるのかを読みましたので感想です。

統計っぽいものに騙されるな、というタイプの書籍は多いですが本書もその一つかなと思って読みましたけど、正直、今一つでしたね。同じタイプの本を読みたいならもう少しましな書籍は他にあると思います。お勧めしません。

では、ごきげんよう。

書評 なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末

リュディアです。なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末を読みましたので感想です。

いろいろ考えさせられる書籍でした。ニセコという特殊な自然環境を持つ場所だけに成り立つ事象と、他の場所にも成り立つ事象というものがあると思います。書籍タイトルにある無残な結末を何が意味するのか考えさせられます。

とにかく観光で儲けて何でもあり、という方と昔のニセコがよかった、

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書評 わが投資術 市場は誰に微笑むか

リュディアです。わが投資術 市場は誰に微笑むかを読みましたので感想です。

清原達郎をご存じの方、あるいはサラリーマンで初めて長者番付1位になった人がいたことを覚えている方は読んでみると面白いと思います。当時、サラリーマンが長者番付で1位になることが想定されていなかったので個人情報が新聞に公開されてしまいました。本件があってから、長者番付というのはなくなったわけです。

清原氏は本当に投資が好きな

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書評 光と影のTSMC誘致

リュディアです。光と影のTSMC誘致を読みましたので感想です。

陰謀論やとんでも本とまでは言わないですけど、厳密な取材に基づいた渾身のルポではなく、読む必要のない書籍だと思います。事実と合致するのは半導体製造には大量の水が必要という部分くらいではないですかね。

では、ごきげんよう。

書評 ヤラセと情熱 水曜スペシャル『川口浩探検隊』の真実

リュディアです。ヤラセと情熱 水曜スペシャル『川口浩探検隊』の真実を読みましたので感想です。

水曜スペシャルに対する愛にあふれた、というか何というか。水曜スペシャルをリアルタイムで見ていた方は読めば面白いと思います。その当時の時代背景などを知っておいて読めば面白いという意味です。そういう方にはお勧めします。

では、ごきげんよう。