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リュディア書評

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2022年9月の記事一覧

書評 13歳からの地政学 -カイゾクとの地球儀航海-

リュディアです。 13歳からの地政学 -カイゾクとの地球儀航海-を読みましたので感想です。

世界を牛耳る海賊と中学生の会話という形式でまとめられていますが、内容は深いのにわかりやすく面白かったです。大人もいろいろな事柄を再認識できるのではないでしょうか。

13歳からとタイトルに入ってるだけあり中学生でも問題なく理解できますし面白いです。親子で一緒に読んで会話するのもよいのではないでしょうか。お

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書評 ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください

リュディアです。 ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてくださいを読みましたので感想です。

ニュース番組のゲストや Abema TV などでも論客として出演されている西田亮介氏による著作です。タイトルに17歳からのと書かれていますが子供と一緒に読むといいですね。すごくわかりやすくて面白いです。

17歳からの質問に答えるという体裁になっていますが、枝葉末節は削除してわかりやすさ優先です。こう

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書評 月刊ムー書評大全

リュディアです。 月刊ムー書評大全を読みましたので感想です。

過去の月刊ムーに掲載された書評だけを集めたものです。大全(たいぜん)という名の通りです。今年は月刊ムーの500号記念ということもあり、いろいろな行事やコラボグッズの発売もありムーも元気です。

新しい WEBサイトも2022年8月1日に開設されました。

本書ですが一気に読み上げるという感じではなくて、手元に置いておいてために1冊分の

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書評 朝日新聞政治部

リュディアです。 朝日新聞政治部を読みましたので感想です。

前半はご自身が政治記者として活躍していた時代の思い出話というか、自伝のような内容です。私がこの書籍で面白く感じたのは福島原発に関する吉田調書の担当デスクとして責任をとり退職されるところまでです。

良くも悪くも世間一般の人がイメージする朝日新聞らしいな、というのが私の印象です。昔はエリートの集まりが情報をコントロールできた時代もあったの

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書評 盾と矛 -2030年大失業時代に備える「学び直し」の新常識

リュディアです。 盾と矛 -2030年大失業時代に備える「学び直し」の新常識を読みましたので感想です。

2名の著者は東京理科大学のMOT(技術経営)教授ということもあって、理路整然と内容がまとめられています。どちからいうといわゆる経営戦略よりは技術寄りの内容です。

人生100年時代に学びなおしは常に必要ということを実例や最新技術の説明も踏まえて説明しています。リスキリングという言葉もメディアで

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書評 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

リュディアです。日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか を読みましたので感想です。

同じタイプの書籍は何冊かあります。海外はなぜ成長しているのに日本だけが成長していないのか?というタイプの書籍です。成長していない証拠をデータで見せるタイプの書籍ですね。

本書も比較はあるのですが、過ぎてしまった問題点を明記するだけとし、後はあのときどうすべきであったか?その処方箋は今でも有効なのか?というスタン

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書評 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

リュディアです。地球、この複雑なる惑星に暮らすこと を読みましたので感想です。

養老孟子氏とヤマザキマリ氏の対談本です。4年の間に行った対談をまとめたものらしいです。

タイトルにある地球、この複雑なる惑星に暮らすことというほど壮大ではないですが、このお二人の話なのでなかなか広範囲にわたる話題に展開していきます。異なる分野で活躍されているお二人の対談は魅力的で、まとまってきたな、と思うと一方が発

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書評 ブラックアウト アメリカ黒人による、“民主党の新たな奴隷農場"からの独立宣言

リュディアです。ブラックアウト アメリカ黒人による、“民主党の新たな奴隷農場"からの独立宣言 を読みましたので感想です。

本書はタイトルにアメリカ黒人によるという表現があるように黒人の方が著者です。キャンディス・オーウェンズという女性なのですがご存知ですか?私は以前にTVのニュースで偶然に見かけたことがあります。Black Lives Matterという運動を覚えていませんか?キャンディス・オー

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書評 中東問題再考

リュディアです。中東問題再考 を読みましたので感想です。

確かに中東というのは新聞でテロが発生した、イスラム教が云々というレベルでしか触れることの無い領域ですね。そのため、TVやネットで過去に聞いたステレオタイプなイメージが頭に刷り込まれており、その刷り込まれたイメージで理解しようとしています。

著者は日本人の頭の中にある中東はもはや現実との乖離が大きい、それを説明します、と論理を展開していき

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書評 道路を渡れない老人たち リハビリ難民200万人を見捨てる日本。「寝たきり老人」はこうしてつくられる

リュディアです。道路を渡れない老人たち リハビリ難民200万人を見捨てる日本。「寝たきり老人」はこうしてつくられる を読みましたので感想です。

未知の内容も多く勉強になる本でした。自分の両親の介護のこと、何年か後に自分自身にふりかかることも意識しながら読むと何に気をつけて生きていけばよいかわかるような気がしました。

日常の健康法や、単に介護施設に任せきりなのではなく、どのように選択するのか、ど

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