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怪異ジャッジ制作裏話【誕生のきっかけ】

リコペマGAMESのオリジナルフリーゲーム「怪異ジャッジ」シリーズは、
新作「怪異ジャッジ・チキンレース」で5作目になりました!
この機に、いつか書こうと思ってあんまり書いていなかった、「怪異ジャッジ」の裏話をまとめていきたいと思います!

今回は「怪異ジャッジ」シリーズのはじまりの裏話を書いていけたらと思います!



「怪異ジャッジ」シリーズとは?

メカクレな青年が「怪異たち」と向き合い、その正体をジャッジして問題を解決していきます。
 ▼詳細はコチラ!


●制作のきっかけ

新しく「シリーズもののゲームを作りたい!」と思っていた2023年夏。
この時、2つの作りたいものがありました。

①メカクレ主人公つくりてぇ!

私は、メカクレなキャラが好きで、
今まで「おとなしい系」「元気系」「怪しい系」など色々なタイプの両目隠れキャラをゲームに登場させてきました。
今回新たなゲームを作るにあたり、「寡黙な大人のメカクレが主人公のゲーム」を作りたいと思っておりました。

②それとは別に…謎のクリーチャーつくりてぇ!

ちょうどその時期、私はSCPなどに心惹かれていました。
「どこか異質な存在」って、いいよね…
今まで、ゆるいゲームを作ることが多かったから、今度は怪しくてスリルあるゲームとか作ってみたい…と、思っておりました。

……よし、迷った時はミックス!!!
「メカクレVS怪異」!!!

この瞬間、新しいゲームの方向性が決まりました。

怪異ってナニモノ?どうやって対処する?

じゃあ、このゲームでの怪異ってどんな存在だろう…どうやって戦うんだろう…
ここで、リコペマGAMESには、大事にしていることがあります。
それは「ゲーム内でなるべく血を流さない、暴力描写は描かない」

ターゲットが全年齢である以上、子どもはもちろん、残酷な描写が苦手な人や疲れているときでも楽しめるよう、ドキドキ感はあっても、できるだけ直接の肉体的な残酷描写は避けたい…
……それを踏まえた上で、どうやって主人公は怪異と戦うのか?
その時、怪異の描き方として、目の前に2つの道が現れました。

①人間を超越した異世界のモンスターに立ち向かう王道ファンタジー

②悩める人の心の中に入り、その奥に潜む「心の問題が具現化した怪物」と向き合う精神世界ダイブ系

それからも、怪異の正体は「もともと人間を超越した存在」にするか、それとも「人間が怪異になっちゃったパターン」にするか、その2つでかなり悩んでいました。

……よし、迷った時はミックス!!!
「どっちのタイプの怪異もいる」!!!

この瞬間、怪異ジャッジのコンセプトやシステムが決まりました。

やっぱり、今回のゲーム…というかリコペマGAMESでは、直接のバトルというよりも「じっくり相手と向き合う」という形を取る方がしっくりくる…
……うん、怪異は直接の一方的な「敵」ではないものとして描きたい。

そのため、いろいろ様子を見ながら、その本質を見極めるゲーム性にしていけたら…と考え、今の怪異ジャッジのシステムになりました。

ちなみに、これが初期のハマメのデザイン。今と変わらない。

怪中電灯のひみつ

次の問題は、「どのようにして怪異に対処していくか」…

【元人間なら元に戻す】【ヤバい本物の霊なら浄化する】
この2つの対処法は、初めからありました。

それぞれ、どんな演出で表現しようか…


まず初めにうかんだのは、「呪文詠唱案」。

①呪文詠唱案

主人公は魔法を使えて、怪異の正体に合わせて異なる2つの呪文から選んで唱え、問題を解決!
……………………………………………………
…しかし、この設定にするには、重大な問題がありました。

「呪文の命名にはセンスが問われる」
…私がかっこいい呪文を作ろうとすると、絶対に、厨二病っぽくなる自信があるぞ…!!あと、もう少しジャッジのシーンにインパクトが欲しいな…

よし、だったら…

②マジカルステッキ二刀流案


主人公は2つの魔法アイテムを持っていて、怪異の正体に応じて使い分ける!
魔法の杖から出るビームを当てて、問題を解決!
………………………………………………………
………いや、待てよ。今回は舞台が現代の日本っぽい感じだし、
ビームよりもっとシンプルな方が世界観に合うかも。

………ビーム、………光、オカルト的な世界観で光………

………………………………

………!!!

③懐中電灯二刀流案

懐中電灯だ!!!!間違いない、このゲームの武器は懐中電灯だ!!
剣も銃もビームも持たず、ライト一本で怪異に立ち向かうメカクレな青年…ぴったりだ…!
そこで頭に「究極の二択といえば…」というイメージから、「爆弾処理で赤と青の線を切るシーン」「赤の錠剤と青の錠剤から選ぶ展開」「クイズ番組で2つのボタンから選ぶシーン」など「赤と青の光から選ぶ」という形式が生まれ、
「2本の懐中電灯を使い分ける」
という案にしようと思いました。
………………………………………………………………………
………いや、待てよ。

こうして、現在ののボタンを選ぶタイプの「怪中電灯」が採用されました。
……そして、ここから「怪異ジャッジ」シリーズが幕を開けました。

ここまでお読みくださりありがとうございます!
また今後も、実際のゲームの裏話などをお届けできたらと考えています。

これからも、怪異ジャッジの世界を描いていけたらと思います!


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