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園芸福祉について(万人が癒される農業)

みなさん、こんばんは。今回から農業関係についても積極的に書いてみようと思います。

今回は、園芸福祉、について紹介します。

園芸福祉、ときいてもピンと来ない方がおおいと思います。自分もはじめてきいたときは…?でした😂

園芸福祉とは?

園芸福祉とは、

指導者のもと、支援を必要とする人しない人に関わらず、すべての人々が植物や園芸活動を通して、健康作りや生き甲斐のために活動しようとすること。

です。(日本園芸福祉協会参考)

言い換えると、

花や野菜を通してみんな幸せになろう!

ということです。

園芸福祉に近い考え方の園芸療法は、1970年代に欧米で考えられました。園芸療法は、言い換えると

農業を通じてリハビリしよう!

ということになります。これをもっと広い意味でとらえたものが園芸福祉です。

園芸福祉の効果とは?

つぎに、園芸福祉のメリットの例をお話しします。

①五感を刺激する

園芸福祉は植物を自分達で育てることから始まることも多いです。自分達で育てて、収穫して、飾って、料理して、あるいは工作して、食べて…となると味覚、嗅覚、聴覚、視覚、触覚すべてをフル活用して取り組むことになるので、育ち盛りの子供にはもちろん、ご高齢の方や、日々の生活につかれた方にとって刺激的ないい機会になるでしょう。

②季節感を感じることができる。

その季節にあわせた花や野菜を育てることで、季節感を感じることができます。季節感を感じることで、時間的な感覚を取り戻したり、あるいは子供のときの記憶がふとよみがえったりします。季節と共に生きていくことで、日本人本来の姿を思い出すかもしれません。

③コミュニケーション

仲間と感動を分かち合ったりできるので、次第に会話が弾み、いいであいがあるかもしれません。

④運動不足の解消

手や足を動かすので、運動不足の解消になります。

園芸福祉の例

最後に、園芸福祉にはこんなのがあります、という例をいくつか紹介します。

①観光農園
観光農園とは、収穫や農作業などを経験させてもらえる農園です。収穫した野菜などは自宅に持って帰ることができるところもあります。収穫の楽しみを感じられる観光農園は園芸福祉の代表例です。

②市民農園
田舎にはあまりありませんが、都会には市民農園をよく見かけます。何ヵ月、もしくは何年の契約で畑を手軽に貸してもらえて、そこで野菜を自分達で作ります。観光農園よりは難易度が高いですが、自分達で苗から、もしくは種から育てた野菜を収穫できたときの喜びは一生忘れられないものになると思います。

③茶香炉
茶香炉とは、お茶の葉っぱを火にかけることででる匂いを楽しむものです。雰囲気としては、お線香や蚊取り線香と香水がコラボしたようなものです。また、火にかけた茶葉は急須にいれて飲むこともできます。
忙しい日々のなかで、夜ほんの30分ほどリラックスの時間ができる、そしてリラックスしながら家族団らんの時を過ごす。これも立派な園芸福祉のひとつではないでしょうか?

④自宅でできる水耕栽培キットや、キノコ栽培
自分の手で野菜を、キノコを育てられるという点で、市民農園と同じですが、市民農園よりもコストも時間もかからず、お手軽です。

⑤アクアポニックスを自宅で簡単に
アクアポニックスは、漁業×農業をする、という新しい考え方です。したの水槽ではメダカをかい、上の容器ではリーフレタスを育てる、ハーブをそだてる、はたまたトマトを育てるのは目でみても愉しい、体を動かしても愉しいで、一石二鳥です。魚が野菜を育ててくれると、魚にもよりいっそう愛着がわきます。アクアポニックスについては今度詳しく書く予定です。

⑥自宅でトマトを育てて全国のライバルと収穫した数を競うキット
農業、というとどうしても孤独な世界だとおもってしまう人もいると思います。そこで、自宅でトマトを作りながら専用のアプリをダウンロードして、全国のライバルと競い、楽しむキットは愉しいかもしれません。この人よりもたくさん収穫してやる!とモチベに繋がるだろうし、あ、こうやって手入れするんだ!と栽培の指針になったりと普通の野菜栽培×ゲーム性をコラボしたキットはたのしいとおもいます。

⑦いろいろなお茶をつくるキット
ほうじ茶、緑茶、烏龍茶、紅茶…実はもとは全部おなじお茶の葉っぱからできています。発酵させたり、煎ったりすることで違いが生まれてきます。そこで、茶葉からホットプレートをつかって自分達でいろいろなお茶をつくるきっとがあれば、仲間と盛り上がるはずです。

いかがだったでしょうか。農業、ときには観賞魚を通じて人間本来の感覚を戻していくことができれば、きっと人生がより良いものになると思います。

園芸福祉について、また追加すると思います。ぜひその時は読んでください。

以上です。

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