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データを分析するのとそれを使って仕事を作るのは違うと感じた話

今日は最近出会った予測のお仕事をされている方とのお話しから。

私は仕事柄、需要予測をすることがあります。
例えば、次のイベントは何人来るだろう?とか、次のプロモーションで何万円つめるかな?新しい施設を作りたいけど、何人くらい集客できそうかな〜などなど。

需要予測もいろいろやってきましたし、何よりその数字をどう使いたいのか?使うのかを見てきました。

最近お会いした方は気象予報士さんでしたが、いわゆるお天気お兄さんという感じではなく、企業向けや地方自治体向けにデータを収集・分析・加工して予測データを納品する・・というようなお仕事をされているそうです。

私はマーケティングの戦略を作ったり、戦術の詳細を決めていく時にデータを収集(調査)・分析・加工をしているので、どのあたりが共通しているのか、また共通していないことは何かなどをざっくばらんに私が勝手に🤣意見交換させていただきました。(ありがとうございました・・🙏)

共通しているのは、データの扱い方と需要予測の考え方。
回帰分析や重回帰分析などを使ってあたりをつけつつ、常に最新の状況を数字で見ながら期待値を作っていく流れは、データの量が私とその方では天と地ほども違いそうですが笑 基本的には同じだと感じました。

共通していないのは、データを顧客が要求した課題に関してデータを収集・分析・予測・納品するかと、自分で課題を見つけてそれに対してデータを収集・分析・予測して検証する。というところ。

めちゃめちゃ誤解を恐れずにいうと、

アナリスト担当:顧客に要求された具体的な課題を大量のデータを収集・分析・予測・納品することによって解決する。
(例:A地方のB月の降水量を過去の降水量や気温などのデータをもとに予測する)

マーケティング担当:能動的に自分で課題を見つけ(仮説の時もあり)、それを検証する手段として大量のデータを分析することによって収集・分析・予測し判断する
(例:新しい商品をどれくらい発注するかを自身が設定した(あるいは別の担当がすでに設定しているマーケティング戦略に基づいて)消費者調査や過去データを分析し、定量的に予測する)

実際にやっていることはほぼ変わらない(データを見つけて・分析して・加工して・予測する)のですが、マーケティング担当は共通する部分に加えて、自分で売上・収益=ビジネスに関わる課題を設定し、それをその後の調査・分析・予測のパートで解決していくような、少し広い思考が求められるのかもしれないかと感じました。

職能の違いだと思いました。そしてマーケティング側から見ると以下のように感じました。

データの扱い方や分析手法はアナリストさんの方が非常深く、広く、細かく、学ぶべきことが多い
しかし、その後の「で、それでその結論使ってどうやって売上・収益伸ばすの?」のところについては、アナリストさんはスコープ外(顧客から事前に具体的に提示されるため考えない)


同じ仕事をしていても、考えるアウトプットの方向によって全然違う職能になるのだなあ〜と大変勉強になった時間だとともに、
ブランドマーケティングの仕事していていつも思うのが、表面の事実だけをなぞっていても本質が見えないことって多いよな〜と改めて思いました。

引き続き毎日精進してまいります。




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