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FUJIFILM使いになるまで

写真を始めて25年。

1970年生まれの私は、24、5歳で写真を始めた。バブルが弾けたとはいえまだまだモノが売れた1990年代半ばのこと。

それまで一切カメラを持ったことがなく、突然写真家になると決めて、カメラを購入した。(なぜ写真家を志したかについてはまた別の機会に)

初めて買ったカメラはキャノンEOS5 QD。もちろんフィルム。

それから様々なカメラを使います。

マミヤ6、コンタックスG2、コンタックスT3、コニカヘキサー、ライカM6、ライカミニルックス、二眼のローライフレックス2.8GX、リコーGR1、キャノンEOS-1N、フジGF670 Professional。

最終的に落ち着いたのは、仕事でよく使う相棒として、

ペンタックス67IIコンタックスRXII

加えて作品撮りに使うマミヤ7とプラウベルマキナ670が加わった布陣だった。

これにそれぞれのレンズと、使用頻度の多いものは2台、3台、なんなら5台もっていたものもあるから、購入金額は、軽くうん100万、いや1000万、2000万はいってると思う。

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改めて計算したくない(笑)

これとは別に、フィルム代、現像代、プリント代などがかかるから、実質うん1000万円を使っている。

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都内に家が建ってるね(笑)

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今は良い時代になったよ。何枚シャッターを切ってもただだもんね。俺らの時代は一回シャッターを切るごとにチャリン、チャリンとお金が落ちていった。

だから、一発(カット)に対する思いが強かった。

写真が上手くなるために随分お金を使ったけど、あの頃に培ったその感覚は写真家人生に大いに活きている...と思いたい(笑)

フィルムに拘っていて、世間がデジタルに向かっても、かなり最近まで仕事でもフィルムカメラで撮影していた。

とはいえ、スポーツグラフィック誌「Number」での撮影などで必要なため、一応2000年代にはデジタルのキャノンEOS1D-Mark IIとEOS 5Dは持っていた。

その後、本格的にデジタルを意識したのは、2013年に富士山中でタレントを撮影する仕事があり、その際にキャノンEOS 5D Mark Ⅲで覗いた光景が新鮮だったためだ。

それはこれまで何度も富士山に通い、中判フィルムカメラで覗いていた絵とは明らかに違っていた。厳密にいえば、フィルムカメラかデジタルカメラかの違いというより、実際はレンズの違いが影響してるんだけど、それはまたの機会に。

「またの機会に」が多いのはそれだけ写真に関しては書くことが多いということ。

ともかく、2013年の9月にデジタルに目覚めた。

ただ、それ以降も、フィルムは使っていた。

完全にデジタルに移行したのは、おそらく2017年。遅っ!最近やん!

この項、次回に続く。

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