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RENOSYのプロダクトマネージャー7人に聞いた「私がFigmaを使う理由」

こんにちは。

「RENOSYマイページ」のプロダクトマネージャー、野浪です。

要件定義に焦点を当てた第二回「5年目PdMが要件定義で意識している門外不出の12項目」に続き、第三回はRENOSYのプロダクトマネージャー陣の「Figma活用法」についてお伝えしたいと思います。

プロダクトマネージャーといっても、その定義は多岐に渡ると思いますが、特に事業戦略や企画を具体的に仕様に落とし込んで実現する役割を担うプロダクトマネージャーにとっては、FigmaやXDなどのデザインツールを使う機会は増えてきているのでないでしょうか。

一方、「いやいや自分は仕様を考える時はエクセル/スプレッドシート/パワポ/スライドを使ってるよ」という方も多いと思います。かくいう私も使っていて、仕様決め、要件定義の際にはそれぞれ必要に応じて併用する事も多いです。

今回はRENOSYのプロダクトマネージャーがどんな場面でどんな風にFigmaを使っているかを徹底調査しました。

まだFigmaを使った事がない方に「ちょっと触ってみるか」と思うきっかけになれば幸いです。

別件ですが、RENOSYのPdMから続々とプロダクトマネージャーの真髄に迫る記事が公開されています。興味があったらぜひご覧ください!

あなたは誰?

「ネット不動産」を推進する不動産テック企業、株式会社GA technologiesでプロダクトマネージャーをしています。

GA technologiesに在籍して、ついに5年の月日が経ちました(驚)。不動産クラウドファンディングサービス、不動産投資オーナー向けアプリ等のPdMを担当し、今は不動産売却のDXを推進するため、RENOSYの不動産オーナー向けプロダクトのプロダクトマネージャーをしています。

美術館に行くのが好きで、たまに徒然と美術展関連の記事も書いたりしております。

私の記事一覧はこちらから。(スキもらえると皆様の想像の500倍喜びます)

うちのプロダクトマネージャーに聞いた「私がFigmaを使う理由」

早速本題にいきましょう。

今回の記事作成にあたり、RENOSYの様々なプロダクトに携わるプロダクトマネージャー7人(私含む)にアンケートを取りました。

質問1:Figma使ってますか?

まず、そもそも「Figma使ってる?」という質問にはなんと、今回質問をした7人のプロダクトマネージャー全員がYESと答えました。(もはや画像の意味笑)

前提として、RENOSYのデザインチームが3年ほど前からFigmaを正式なデザインツールとして導入しています。

企画をデザイナーに受け渡す役割でもあるプロダクトマネージャーが他のデザインツールではなく、Figmaを使用しているのは当然といえば当然なのですが、「デザインツールを使って仕様を具体化したり要件定義している」というのはRENOSYのPdM共通の特徴とも言えそうです。

質問2:Figmaをどんな時に使っていますか?

この質問の答えをまとめると大きく二つの役割に分かれているようです。

プロジェクトや企画の検討フェーズで使う!

  • プロジェクトの検討をするとき

  • カスタマージャーニーマップを作るとき

  • 情報整理やワークフロー・ロードマップ作成

  • 他社のサービスやプロダクトを調査・比較するとき

Figmaというと「UIデザインツール」で知られていますが、上記のようなプロジェクト初期の検討段階やアイディア出しのフェーズでもFigmaが活躍している事がわかります。

実際、オンラインホワイトボードといわれる「FigJam」も機能として搭載している通り、Figmaとしても総合的なコラボレーションツールとしてプロダクトをグロースさせているように感じます。

大きな(ほぼ無限の)キャンバスに画像を好き勝手ぺたぺた貼り付けられるのは、枠に囚われず自由な発想をするときには本当にありがたい空間です。

要件定義フェーズで使う!

  • 仕様を決める時

  • 要件定義でワイヤーフレームを作る時

  • 既存機能のアップデートや改修の時

企画を具体化し、実現させるために、ワイヤーフレームを作るだけでなく、仕様書としてそのまま使うという声も目立ちました。

一からワイヤーを作るだけでなく、デザイナーが作成したコンポーネントを応用して効率的に仕様作成に使っている方もいました。

質問3:Figmaを使うメリットや理由があったら教えてください

上記の利用目的を踏まえてより具体的にFigmaのここが「ありがたい!」というところを答えてもらいました。
解答内容を集計すると、次の3つのポイントにまとまりそうです。

①ワイヤーを作るのが簡単で自由度が高い!

Figma上にデザイナーさんがすでに作成されているモックがあるので、デザインしやすい。

OL氏

自由度が高い!プラグインも豊富!コンポーネント等、精度の高いワイヤーフレームが作れる。

H氏

プラグインが豊富でやりたいことがあった場合に困らない。

Y氏

デザイナーがUIデザインのガイドラインやマスタを作成しているので、UIコンポーネントをそのまま応用してワイヤーを作成できるため、最初から精度の高いワイヤーを作る事ができます。これは、PdMがデザイナーと同じデザインツールを使う大きなメリットの一つではないでしょうか。

そしてFigmaでワイヤーを作るもう一つのメリットはスマホの縦に長い画面もノーストレスで作れる点です。スライドだと、ポイントポイントでページを変えながら、エクセルだとセルの制約や画面スクロールとの兼ね合いを考えながらワイヤーを作る必要がありますが、Figmaは切れ目なく、シームレスに要件を記載する事ができます。

一方で情報整理の観点では、要件の一覧性や管理のしやすさではエクセル、スプレッドシートの方に分があり、プロジェクトの特徴によって使い分けや併用が求められます。

②仕様を全て一つの場所における!

以前はスライド、スプレッドシートも使用していましたが、情報が点在しかつ仕様変更時の更新が大変なため、プロジェクト概要説明ドキュメントとFigmaのみにしました。仕様などもfigmaに全てテキストで記載しています。

OK氏

デザインと仕様が一枚のページにまとめることができるので、わかりやすい。

OL氏

デザイナー・エンジニアと話すときも同じファイルで会話できる。

H氏

UIデザインだけでなく仕様も含めて全てFigmaに書き込んでしまう、という事が同時多発的にRENOSYのプロダクトマネージャーの間で浸透しているようです。

私自身、データベースなども絡む大規模な機能開発でなければ、基本的にはこのFigmaプロジェクト一つで要件定義からデザイン、開発、QAまで完結する事が多いです。

③チームメンバーや関係者からフィードバックをもらいやすい!

プロダクト関係者(デザイナーやエンジニアだけでなく、事業推進、セールス、経営陣等)にも、「こんな企画考えてるんだけど」を簡単にシェアできて、フィードバックをもらえる。

N氏

ワイヤーやデザインに対して複数メンバーのコメントが入れられる。

B氏

社内の共通ツールになっているので、コミュニケーションが取りやすい。

Y氏

Figmaはデザイナーやエンジニアといった、プロジェクトを実現するメンバーだけでなく、事業戦略メンバー、セールスメンバーなど、同じ事業を進める関係者への共有や相談も、リンク一つで簡単にでき、全ての関係者がウェブブラウザ上で閲覧やコメント、編集をする事ができます。
※セキュリティ面で閲覧権限の初期設定ができている前提です。

私もよくアイディアをふと思いついたとき、一人で盛り上がって「早くやらなきゃ」と暴走する前に一呼吸置いて「こんなの考えてるんだけど...」とSlackで呟くようにしています(笑)。

すると、すぐさまメンバーから「よさそう!」「こうしたらもっといいかも!」「ここ考えてる?」「こういうリスクもあるよね?」と、アイディア段階で企画の精度を高めるフィードバックをもらう事ができます。

まとめ

今回はFigmaにフォーカスしてお話をしましたが、RENOSYを作るチームメンバーの間ではFigmaに限らず、新しいデザインツールやコラボレーションツールは積極的に活用して、使用感や活用術をシェアする文化があります。

今後もプロダクトの成長に役立ついいツールが出てきたら紹介したいと思います。

ではまた!

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最後まで読んでいただいてありがとうございます。
何かの役に立ちましたら幸いです。

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