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ドイツでUXデザイナーとして働いています。新潟出身。霞ヶ関→コンサル→ドイツ大学院留学…

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ドイツでUXデザイナーとして働いています。新潟出身。霞ヶ関→コンサル→ドイツ大学院留学→UXデザイナー。読書と旅行が好きです。

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ドイツで未経験からUXデザイナーとして就職するまで

はじめに4年ほど前に留学でドイツに来て、現在はフルタイムのUX/UIデザイナーとしてベルリンのIT企業でWebやアプリのデザインをして働いています。 2年前までデザインの仕事をしたことは全くなく、UX/UIデザインはこちらに来てからオンラインのブートキャンプ(約半年から1年くらいのコース)で勉強しました。 プログラミングを勉強して海外就職というのは聞くことがありますが、未経験からデザイナーとして海外で就職するというのは少し稀かもしれません。ただ、UX/UIデザイン学習の難

    • イタリア・コモ湖旅行の思い出

      先週5泊6日でイタリアのコモ湖に旅行に行ってきた。 私は昨年までコモ湖がどこかもわからなかったのだけれど、欧米では避暑地として歴史的に有名なようで、ジョージ・クルーニーも邸宅を持っているらしい。 噂に違わず美しくて感動したので、記憶が新しいうちに撮った写真とともに少し書いてみたいと思う。 コモ湖へのアクセス コモ湖へはミラノ・マルペンサ空港から電車で1時間、のはずだったのだが、イタリアの電車がちょうどストライキをしていたので、スイスのMendrisio駅で乗り換えてから、

      • ベルリンの(ブラックな)スタートアップで働いていたときのこと

        (写真はベルリンの桜並木です) 今では比較的安定した日常を送ることができているのですが、ベルリンに来てから3、4年は本当に大変で色々なことがありました。特にコロナ初期を挟んだこともあり、仕事の面では苦労しました。 最近ようやく振り返って笑えるようになったので、酷かったベルリンのスタートアップでの勤務について少し書いてみたいと思います。 ベルリンに来てからUXデザイナーにキャリアチェンジしたことは、以前この記事で書きました↓ この記事では最初に働いた会社のことをあまり書い

        • 【ミドルからシニアへ】ドイツでUXデザイナー転職

          今週、アメリカに本社のあるIT企業からオファーがありました。欧州にいくつか支社があるのですが、ベルリンにはオフィスがないので、オフィスのある都市に移動しない限りは当分フルリモートワークになります。 ベルリンに来てこの秋で丸5年で、今回の転職で4回目になります。ITの職種では転職が前提とはいえ、数と頻度で見ると少し多いかもしれません。良いのか悪いのかわかりませんが、常に転職活動をしている感じです。今回は特に運が良く、UXブートキャンプを受講中に間に知り合ったデザイナーからリフ

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          海外に出ると学歴コンプレックスは克服されるのか

          私の場合は完全に無くなりました。 自分の学歴について特になんとも思わないようになりました。 最近Youtubeでトマホークさんの動画にハマっているのですが、多浪をしたり、学歴について語っている方々を見て、久しぶりに自分が学歴コンプレックスを持っていたことを思い出しました。 私は新潟県の田舎出身で、中学の同級生の3割ほどしか大学・短大に進学しない環境にいたのですが、高校から公立の進学校に行き、歴史学の研究者を志したことで、東大の文IIIを強く目指すようになりました。 塾に

          海外に出ると学歴コンプレックスは克服されるのか

          ドイツと日本の働き方の違いについて

          ドイツで仕事をして計3年ほどになりました。日本でも同じくらいの期間働いていたので、この記事ではドイツと日本の働き方について、自分の経験をもとに比べてみたいと思います。 結論から言えば、純粋に働き方だけを見た場合、ドイツの方が格段に働きやすいです。しかし、日本の方が就職がしやすく、職の安定性が高いと思いますし、ドイツでは外国人として働くことになるのでビザの問題もあります。 なお、私は日本で官庁とITの外資コンサルで働いており、ドイツのベルリンに留学で来てからは、ITのスター

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          ジョージア(グルジア)の魅力について

          3週間ほどジョージア(グルジア)の首都トビリシに滞在していた。 ジョージアを訪れたのはこれが2回目で、初回はジョージア出身の友人の結婚式に招待されて2年前の夏に来たのだけど、それ以来この国に魅了されてしまった。この記事ではジョージアの魅力について書きたいと思う。 トビリシ住んでいるベルリンからイスタンブル経由で往復270ユーロくらい。今回は8月半ばに来たからか日中は気温が32度くらいあり暑かった。9月に入ってからは大分涼しくなったけど。 街の真ん中には大きな河があり、市

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          官僚だったときのこと

          東京で文系の大学院(修士)を修了した後、数年ほど省庁で働いていた。 振り返ってみると、国家のあり方や自分のキャリアについて色々と考えさせられた経験だったので、少し書いてみたいと思う。渦中にいて働いていた時は、短かったけれども、精神的にも体力的にも物凄く大変だった。今までに経験した中で、間違いなく一番きつい仕事だったといえる。 新入省員だった私の主な仕事内容は、大臣・政務官等の国会答弁用原稿の作成補助である。 議員から大臣等への国会での質問内容が前日に通告されるので、割り

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