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緋月 燈
2016年9月2日 14:53
はてしない寂しさ体をくりぬいて心の奥底までからんからんにした音も鳴らない声もしない空洞は空洞にすらなりえない空気無酸素の宇宙は大気圏を越えなくとも私のなかに横たわるならば自由に泳ぎたいのに何一つ思い通りにいかなくて悔しいだけど私は思い通りを知らない通したい思いを私は知らないから波間に揺られて漂うぶん沈むことを厭わなかったあの時よりはすくわれているのか
2016年3月8日 23:15
ほんとうになにも見えない時はそこが光か闇かもわからないただただ漂っている波間に揺られ同じ空ばかり続いてゆくようで藻掻くことにも疲れてしまってけれど投げ出しきれない心の泣き言が唇を弱らせるかなしみを遮断した左脳の回路から零れ落ちる涙のひとしずくが裏腹な言葉を結ばせるその奥底で幸せになりたいと叫びながら伸ばした手の行方が光でも闇でも此処がどこかを知りたい飼
2016年2月27日 21:46
その背中を押さないでくださいこれからが見えなくて不安と誰もが言うけれど未来を知れなくて怖いのはいつも誰も同じでしょう違う そんなことじゃない心にかかる蜘蛛の巣は幸せがどこにも見えないせいひとり ひとりが 照らされて満たされぬ繋がりが巡っても心が分け合えていないからだからその背を押さないでくださいただ、あなたにいてほしいだけ幸せのかたち 違っていることに怖がらな