サカナなわたし
わたしは大海原を大冒険しているサカナ。新しい場所へグングン泳ぎ、飛び跳ね、気ままに舞う。わたしは自由。何をしてもいいし、何もしなくてもいい。生まれた環境から飛び出し、知らないことをたくさん学び、成長していくの。
けれど、わたしが大海原と思っていた水は現実にはそれなりの大きさの水槽。なんの枷もついていないと思っていた足には浮かび上がりすぎないように重りがついている。
そしてわたしはそのことに少しがっかりしつつも、すっかり安心してさえいるのだ。
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