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Prayer to One's Guardian Angel


noteを始めたのは、コロナで緊急事態宣言が出た後でした。
毎日書いていると、最初の頃の文章は忘れていました。

投稿4日目に、ウィリアム・ブレイクの天使たちが出てくる詩について、書いていたようで、その時につけた写真が『ディプティックイコン』でした。
木でできていて、携帯用のため、縦が10センチに満たない小さなものです。
旅に持って行けるように折りたたみ式になっています。

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このように、折りたたむと天使が祈っているかのようです。
そして、開いた中には、ガーディアンエンジェルが、美しい姿で子どもたちを守っている絵があります。

クリスマスが近づき、お友達にいただいたカードの絵が、このガーディアン・エンジェルでした。

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うちにもある(いる)わ!と笑って話しました。
再び、こんな風に守られていたら・・・と想像をします。
暗い道を照らしてもらえたら、安心です。
そのように信じられたなら。

衣擦れの音がしそうなくらい、近いところにいてくれて、
「さぁ、もう少しですよ。」
なんて、囁いてくれて。
風の音のような気がするくらい、小さな美しい声で。
でも、自分の足で歩いていくのを、微笑みながらみていてくれたら。

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  『夜の歌』 ウィリアム・ブレイク

  日が西に沈むと
  宵の明星が輝きだし
  鳥たちが巣にうずくまる
  私もねぐらを求めよう
  月が花のように
  天の一角にさしかかり
  静かな喜びに満ちて
  夜に微笑みかけている
  
  おやすみ 草原や木陰のものたちよ
  羊の群がざわめいていたところ
  子羊が草を食んでいたところには
  天使たちが隊列をなし
  見えない姿で歩きながら
  みんなを祝福して回る
  一つ一つのつぼみや花びら
  眠れるものたちのふところを

  寝静まった巣を覗き込むと
  そこには鳥たちがうずくまる
  天使は洞窟の獣たちにも
  無事であるように気を配る
  物音が聞こえてくるのは
  寝息の音に違いない
  天使はさらに眠りを吹き込み
  獣たちのそばに腰掛ける

  狼やトラたちがほえると
  天使は哀れみながら立ち上がり
  獣たちの渇きをいやしてあげる
  羊たちを襲わないように
  それでも獣たちが突進すると
  注意深く立ちはだかり
  その心に訴えかける
  仲良く穏やかに生きようと

  ライオンはその輝く目から
  黄金の涙を流し
  か弱きものの叫びを聞くと
  羊の群の周りを歩み
  天使に感謝の言葉をささげた
  “天使たちの導きによって
  猛々しき心は去った
  我らは不滅の日を生きていこう

  “汝ら 哀れな子羊たちよ
  汝らとともに横たわって寝よう
  かの天使たちを思い描きながら
  汝らとともに草を食もう
  命の水で清められた私は
  黄金のタテガミもふさふさと
  永遠に輝き続けるだろう
  汝らのための守護者として“
  


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