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日韓アイドルについての個人的感想〜書いてみるきっかけと昨今の変化〜

1.人の文章を読むと考えさせられるよね

自分のことを書いてみるかと思ったきっかけはこのはてなブログを読ませていただいたからですね。
この方も、別の方が書かれたノートからインスパイアされたことが読み進むとわかります。
昨今のジャニーズ関連の話題で二年前に書かれたものがまた読まれるようになったのかもしれません。
元ノートはこちら

読み進んでいただくとK-POPを少し嗜んでことがある人間には、おや?と、思ってしまう部分が出てきませんか?
私はありました。
ムズムズしてきてしまいまして、なんでこんなに年数が経ってもEXO(というかギョンス)が好きなのかを時系列で整理してみたくなったわけです。

続くかはわかりませんが、書きたかった部分にはまだ到達できていないのでなんとかしたいね。

2.なかなか力のある文章だったことがわかりました

人を動かす何かをもったエントリーだったことが、段々と理解できてきました。
この方もその中のお一人
とてもわかり易かったので万が一私のこの駄文を読まれた方は是非読んでくださいませ。
私が言いたいことがほぼ書いてあります。

3.それを踏まえまして

この3つのエントリーを書かれた皆さんはジャニーズ事務所のアイドルを推していた(推している)という共通点がありますので、一定の知識の共有があるんですね。
お三方とも90年代以降に生まれたか物心がついた年齢の方々と推測しています。
気がつけば日本の男性アイドルはジャニーズ事務所所属の方で埋め尽くされていたのでしょう。
何故あの事務所が今のような既得権益を得ているのかについて疑問に思う余地がない状態です。
前述の通り、私が初めてのアイドルを好きだと自覚して推そうと思ったきっかけは東方神起でした。
この方々のようにジャニーズアイドルを通っていないので知識がありませんでした。
私が物心がついた頃は今のように男性アイドルはジャニーズ一強ではありませんでしたし、中学生の頃に光GENJIが出てきた当時思春期と相まって、異性アイドルにキャーキャー言うことが恥ずかしいという個人的な気持ちもありました。
一方世間では社会現象にも例えられる人気でした。
そしてSMAPが出てきた時期は社会風潮として、アイドルが強くないターンでした。
バンドブームもありましたので、アイドルがかっこいいと言われ難い時期はありましたね。
ずっと推し続けていた方はすごいなと思うところです。
夢がMORIMORIのレギュラーにSMAPが入り、バラエティに取り組むようになった頃から徐々に潮目が変わって行っていることはわかりました。
よくお名前を聞く飯島さんやメリーさんの尽力の結果が今に至る一強への道なのでしょうから。

4.布教されて私も知識がふえた


EXOのファンミに連れて歩いていた娘が、昨年からなにわとスノ担になったたことにより、布教が始まった結果ゼロから少し知識が増えました。
だいぶ違うものなんですね。
自国のアイドルだけ見てきて培った価値観を持つ人からすると異国アイドルを推す人間の価値観は違和感なのでしょう。
それを踏まえて自担にK-POPアイドルになって欲しくないジャニオタさんが、同僚に上から目線で話されてイラッとしたという部分について何故そう思うのかを自分なりに考えてみました。

5.違うものは怖い


これに尽きると思います。
少し悪い言い方をするならば、自分が上だと思っていた相手に下に見られたように感じたからかと。
流すことが出来ない気持が生まれたのでしょうね。
無意識にバカにされたと感じる何かがあったのかもしれません。
あの長文からは、密かなコンプレックスが感じ取れますので。
後述しますが、種類の違うものを並べて無理に優劣を決めなくてもいいものです。
自戒を込めて書きますと、自担がすごい人でも自分がすごいわけではないことを忘れてはいけないし、それが出来ないのはかっこ悪いよねってことは心に刻んでおきたいです。

6.みんな違ってみんないい(ベタだけど普遍)


日韓アイドルのどちらも嗜んできた方々が口々に言っていることはこれで、私自身も同意見です。

内需が高い日本で育つ日本アイドルには、事務所の資金力と長年応援してくれる支持母体が育っており同じ事務所内での競争は激しいものだと思いますが、手順を踏んで自身の出来る全部をパフォーマンスに活かせば、受け入れてもらえる土壌とリターンがあり、デビューが出来れば長く活躍する見込みが立ちます。
それを踏まえた活動が出来る余剰があることは、所属するアイドルの励みにもなると思います。
デビュー前に大阪城ホールを何日も埋める動員が可能なクオリティのパフォーマンスが出来る能力値を育成できるのは素晴らしいことです。
ファンサのきめ細かさも経験値があるからですし、一朝一夕には身につかないものだと思います。
これが、ファンを幸せにする力なのかもしれません。

韓国内のアイドルは少ない内需を沢山の競争相手に勝ち取る必要があり、尚且期限付き、海外活動する為に語学力も求められます。
これら全てを備え、ベースは見てもらえる実力が必要なので、自然と練習時間が多めです。
より厳しい環境ともいえます。
昨今はハイブが勢力を増していますが、大小含め数多のアイドルが存在していますので自然と切磋琢磨されていきます。
短期間で結果を出すことに特化しているといえます。
なので、光が強く感じるのかもしれませんね。

7.一般的な韓国アイドルのベース知識


韓国アイドルの歴史は30年ほど。
5人時代の東方神起のうち3名が訴えたことにより、契約更新が7年までとなり(これ以前は奴隷契約と言われる10年以上の契約を結ばれていました)法律により男性には徴兵制があります。
練習生制度はありますが、SMエンターテイメントの場合はNCTデビュー前にSMルーキーズショウを開催するまでほぼデビュー前の練習生のパフォーマンスを見せるということはしていません。
先輩のMVにキャスティングされて、顔が知られることが一定ありましたがそれも多くはありません。
非公開練習生も多く、デビュー前に舞台経験を積ませる文化はほぼありません。
日本のジャニーズアイドルのスタート先輩のライブのバックで踊る
ジュニア合同ライブで自身も出演
デビュー前のグループでライブツアー
という経験を経てファンを獲得し、CDデビューをしていくというルートが韓国にはありません。
国内ライブを複数行うという文化もありません。
よく知られている通り、韓国のアイドルのファンは比較的低年齢であり、有料でライブを見る文化があまり根付いていないからです。
しかし、K-POPアイドルの応援は実際の現場に足を運ぶ機会が少ない一方、X(Twitter)、You Tube、Instagram、TikTokのグループ公式アカウントや有料のファンクラブのコンテンツがあるので、お金が無くても手軽に楽しめる敷居の低さがあります。
これが国を跨いで応援することが可能に出来る所以となっていることはみなさんご存知の通りです。
(マスター文化についてはここでは触れません)

8.韓国の音楽番組などの事情


特長の一つとして、大きな事務所はレコード会社=自社ですのでレコード事務所の力というものがあまり取り沙汰されません。
そして、芸能事務所の力とテレビ局の力に関してはテレビ局が強い傾向があります。
そのせいなのか度々揉めている話が浮上します。
毎週主要音楽番組が6番組(MUSICBANK、人気歌謡、音楽中心、Mcountdown、SHOWChampion、THESHOW)ありますが、大手事務所は揉めている放送局に所属のアイドルを出さないという話は定期的に出てきます。
カムバック期間は新人は長め
ベテランは短めですが、どちらも大抵サイン会(ヨントン)があります。
これは音盤を積んだものが行けるステージとなりますので、わかりやすいとは思います。
音楽番組のランキングは音源売上、SNSによる投票、You Tubeの再生回数と多岐にわたり配点が複雑です。
音楽番組の投票に関して、韓国以外のファンはそれほど力になれないのですがその期間はファンダムが一丸となり全力応援ですね。
とてもシビアで疲労する時期でもあります。

9.時代と共に変化もあります


昨今は韓国にも練習生をキャスティングして事務所内でサバイバル番組を作って、公開していくところも出てきました。
先駆けは
YGの Who is NEXT
これを機にデビューしたのがWINNERです。
後にiKONもデビューしていきます。
JYPの SIXTEEN
ここからデビューをしたのがTWICEです。
気がつけばK-POPの世界にはサバイバル番組が沢山増えて、Wanna Oneを生み出したProduce101やNiziProjectsなども既に懐かしくなりました。
出場者に試練を与え、視聴者にその姿を見せて、自ら投票をしてもらうことによりデビュー前から熱心なファンを獲得する方式はアイドル好き界隈に一定生息している新人好き(多分餅ゴリもそうですよね)にはたまらないのだと思います。

10.日本にも流れがうまれましたね 

この感じはどの国のアイドル好きにも訴えかけるものなので、日韓共同の発掘プロジェクトも生まれJO1、INI、BE:FIRSTが生まれてきました。
このあたりの存在について、現役ジャニオタのみなさんがどのように感じていらっしゃるかはわからないのですので、個人的に気になるところです。
調べてみたいと思っています。
日本が主な活躍場所となる彼らが、今後どのように活躍していくかにも興味はあります。
事務所による育成期間がほぼなく、即実践を求められて結果を出す必要があるので、もしかしたら韓国アイドルよりも厳しい部分があるかもしれません。
各グループの楽曲を聴いてみましたが、ポテンシャルは高いとおもいますので、今後経験を積んで更に花開くことを期待します。



11.韓国アイドルも長寿化しています


最近は契約更新や他事務所への移籍、自分達で事務所を立ち上げるなどして活動期間が長めなグループが増えており、日本のアイドル事情とは少し異なりますがアイドルとしての寿命が伸びている傾向があります。
代表的な例は、2007年デビューの少女時代。
1名脱退後8名で継続的に活躍してきましたが、数名の事務所移籍を経て2017年以来5年ぶりとなる2022年に8名でカムバックをしています。

2003年デビューの東方神起も2011年に2名体制になり、兵役を経た現在も活躍していますので韓国内の内でも長寿グループの一つ。

事情がやや複雑なSuperJuniorも数名の事務所移籍や、離脱があります。
移籍メンバーは継続契約をしているメンバーと一緒にライブ活動は行うようです。
筆頭格は1998年デビューの神話
このグループの最初の一歩が今に続く細々とした長寿化の道が開けたのだと思います。

12.以上の流を踏まえまして締めです。


今回のアレコレについて、事務所移籍したらよくないか?という意見がK-POPファンから発信されている姿を見かけます。
移籍をしても、移籍をしないグループメンバーとグループ楽曲での活動ができるからですね。
最初からこのフレキシブルがあったわけではないのですが、流石に長過ぎますので書きません。
対等とまではいいませんが、アイドル側と事務所がきちんと交渉できる余地がうまれることを外野ですが祈っています。
あと一つ個人的に気になるのは、アイドル個人の頑張りに依存し過ぎているように見えるところです。
個人の努力は大事ですが、それだけで解決しない問題に関しては契約をしている責任が事務所側にもあると思いますので、その責任を全うしていただきたいです。
この長い文章を最後まで読まれた方がいらっしゃいますかね?
奇特な貴方に感謝を申し上げます。
お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
EXOの最新MVとギョンスのソロMVを貼りますので、お付き合いついでに回してくださいませ