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ヒエタニエミの空に




黄昏の時間はゆっくりと流れる。
まるで、その美しい光のなかで囚われているように。


揺れる波、唄う鳥、ヒエタニエミの水平線。




2023/06/25 22:26:33

夜の10時30分ころ。ヘルシンキの街から西に向かって——夕日の方へと歩き始めました。ビルの窓ガラスは斜めの光を鋭く反射して、低い空に浮かぶ白い月はちょうど半円を描いています。


2023/06/25 22:32:51
2023/06/25 22:33:32
2023/06/25 22:37:17



2023/06/25 22:44:01

大きな墓地の横を通り抜け、さらにしばらく歩くと穏やかな水の平面が見えてきます。


2023/06/25 22:47:51

おだやかな。それはそれは、おだやかな。


2023/06/25 22:48:06
2023/06/25 22:56:56

まっさらな新雪の上を歩くかのように、鴨たちは、少しの音も立てずに水面を自由気ままに泳いでます。


2023/06/25 22:58:37

さらに歩みを進めると、西に面するヒエタニエミビーチに行き着きます。夕陽を背負った人びとが、ボールを蹴ったり、投げたりと。


2023/06/25 22:59:48
2023/06/25 23:00:11



2023/06/25 23:19:20

彩度を欠いた虹色の空。


2023/06/25 23:24:56

飛び立つ鳥。


2023/06/25 23:25:44

昇る月。



2023/06/25 23:37:09
2023/06/25 23:39:52



2023/06/25 23:41:35

帰る頃には日付はもう変わろうとしていて、ボールを蹴る人も、投げる人もどこかへと消えていました。



2023/06/25 23:44:22
2023/06/25 23:48:35
2023/06/25 23:53:58

帰路へ。



2023/06/25 23:59:38

長い夜でした。




lumikka

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