「沢山のこころ」－詩ー

自分の中には　今も昔も
色々な思いの　心が
住んでいる

すぐに　くじけて　へこむ心
失敗が　怖くて　何も始めない心
人の　不幸がうれしい心

お金持ちを　うらやむ心
贅沢に憧れて　自分を大きく見せる心
人の邪魔をしては　喜ぶ心
上司には　常に笑顔の心

この心たちは　突然　炭酸のように
急に浮かび上がってきては
自分の　人格を　色付けしてきた
　
やがて　時が速足で　駆け去っていき
気が付けば　抜け殻のような　自分が
ポツリと　野原に　立っている

今の　自分の中に　住んでいるのは
悲しいことが　あると　一人で
大騒ぎ　大泣きする心
病人がいると　ヨソヨソと駆けつけて
心配しなくていい　必ず治ると　励ます心
　悲しみに　泣きくれている人には
側にすわり　一緒に涙を　流す心
　沢蟹が　道路の真ん中で
道に迷っている時は　元の水辺に戻してあげる心

　およそ社会に　役にたちそうもない
心ばかりが　住みついてしまい
毎日を　オロオロと　暮らしてる
🐱🐱🐱🐱
最後まで　読んでいただきありがとうございます。
これからも　お心をなごますような詩を投稿して
まいりますので、スキ、コメント、フォローなどを
いただければ　子鳥のようになつきます

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