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沖縄の上空にはいつも雪がある!?

「雲は水や氷の粒が集まったもの」そして氷の粒が大きくなって溶けずに地表まで落ちたのが雪。それなら上空の寒いところなら、沖縄でも雪があるのか!?

ウチナーグチ挨拶
御衆様 今日拝なびら
(グスーヨー チュウガナビラ)

小学生の頃、「雲は水や氷の粒が集まったもの」と習いますよね。
それを聞いて氷の粒ということ雪なのか?!
もし雲の中に雪もあるとすれば、私の出身地沖縄の空に浮かぶ雲も雪ということになるのか?
雪に興奮する沖縄県民も実はいつも雪を見ているということなのかーーー??!!
と思ったことがあります。
果たしてどうなのでしょうか?
調べてみました。

何を雲と呼んでいるのか

私たちが普段雲と呼んでいるものは、
小さな水や氷の粒子が集まって形成されています。

それら粒子はとても小さいのですが、
太陽の光を乱反射させ可視化されたものを私たちは雲と呼んでいます。

ちなみに、メガネが曇るのも水蒸気の乱反射が原因なので、
メガネの曇り止めなどは、レンズに水の粒子がつくのを防ぐのではなく
乱反射を抑えることで曇っていないように見せるものもあります。


雲にも温度がある??

雲と一言で言っても、雲を0℃よりも気温の高い層と低い層でわけて考えると、実は暖かい雲と冷たい雲と
分けることができるそうです。

暖かい雲は、液体の雲粒子の集まりで
冷たい雲は、個体の雲粒子の集まりとのこと。

上空ほど気温は下がるので、より上空の気温が低い、
個体の雲粒子が集まってできた雲が雪と言える可能性がありますね。


冷たい雲

上空でマイナス40℃近くになると、水の粒は安定した結晶構造を作ることができます。
水は0℃で氷になるのでは?と思った方もいるかと思います。
実は雲の中には0℃よりも気温の低い高さに多くの液体の雲粒(くもつぶ・うんりゅう)が存在しているそうです。
冷凍庫などではお皿に接しているとことから安定して結晶化することができますが、上空では接している面がないためなかなか安定して結晶構造を形成できず、マイナス20℃でも凍らないこともよくあるそうです。
このような水滴を過冷却雲粒と呼びます。

マイナス40℃近で凍結した氷の粒子(氷晶)は周りの水蒸気を取り込みながら大きくなり、ゆっくりと下へ落ちていきます。
その際に過冷却雲粒を巻き込みながらさらに大きくなります。
この時過冷却雲粒は氷晶とぶつかった瞬間に凍結するそうです!
(冷凍庫でゆっくり冷やした水に衝撃を与えると瞬時に凍る現象にみたいだなあ。。。)

このように成長した粒子のうち、
径5 mm未満のものは霰(あられ)
それより大きくなると雹(ひょう)と呼ばれます。

その他色々分類されているようですが、このように氷晶同士がぶつかり合い
成長し、地上付近の気温が低く解けずに落下して地上達したものが雪と呼ばれています。

ということは、冷たい雲が沖縄の冬の上空にあり
成長した氷晶があれば雪がありと言えそうな気がしますが、、、

細かく分類されている件

前述の通り、水の粒や氷の粒は大きさや
でき方によって細かく分類されています。

ここまで分類されていると、やはり氷の結晶の成長過程は雪とは言えない
のでしょうか?

うーん。
調べてみましたが、私にははっきりとしたことは
わかりませんでした。

でも一瞬雪と言える大きさになっているものも
ありそうだよな〜と思いました( Ꙭ)

それでは今日はこの辺で
今日や くぬひーうてぃ 御無礼さびら
(チューヤ クヌヒーウティ グブリーサビラ)
訳)今日はこのへんで、さようなら

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