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生き方は時代に最適化される

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、700日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

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【 今日のトピック:時代によって生き方は変わる 】

「生き方は時代に最適化される」なんてタイトルにしましたが、単純に、「時代によって生き方が変わる」という当たり前の話です笑

なんで、こんな話をしようと思ったのかというと、今日、いつものように行きつけの整体に行って、おそらく昭和25年頃に生まれた整体師の先生と話していたら、その先生は、昭和52年頃に、土地を購入したらしいんです。

僕は、「土地もいらない」「車もいらない」「休みの日に近所のコンビニで100円のコーヒーを飲めればいい」という生き方で、そのことを整体師の先生にも伝えていて、生き方の違いについて話が盛り上がりました。

おそらく、整体師の先生と同世代の生き方は、土地を購入するのが当たり前でした。

というのも、昭和52年当時に坪4万5000円で先生が購入した土地が、昭和63年には坪50万円ほどにまで値上がりしたらしいんです。

約10年で10倍です。そんな時代を、この先生は生きてこられました。

こんな時代に生きていれば、土地は購入したほうが得です。購入資金も、今と同じように住宅ローンを組んで借り入れたようですが、その利率は、驚きの年利12%です笑

今では考えられないほどの高利率ですが、地価が10年で10倍になるのなら、年利12%でも、なるべく早く(=なるべく安いうちに)資金を借り入れて購入したほうが得です。

なるべく安いうちに、借金してでも土地を購入し、一生懸命ローンを支払う。高利でも、一生懸命ローンを支払えば、購入当時の数倍の地価で資産が形成できます。

お金が足りなくなれば、その土地を売却してもいいし、土地を担保に借り入れて資金調達してもいい。

銀行はすぐに貸します。だって、貸した後に返済が滞れば、抵当権を実行して完済してもらえるからです。

こんな時代なら、土地は購入するべきです。ぜったいに購入したほうがいい。

こういうふうに、土地が、金融資産としての価値が大きかったのもありますが、これに加えて、マイホームって、生き物としての「なわばり欲」も満たしてくれます。

「マイホームを持つ=自分のなわばりを持つ」です。

金融資産としての価値が大きくて、なおかつ、自分のなわばり欲すらも満たしてくれる「マイホーム(土地)」を購入するのは、高度成長~バブルにかけての生き方として、最適でした。

お金の面でも、幸せの面でも、住宅ローンを組んで土地を購入したほうがよかったのです。

そして、大切な「土地」を手に入れるための住宅ローンを返済するため、一生懸命働いて、お金を稼ぐ。

当時は、お金を稼がないと高品質なものも買えませんでしたから。

今は、高品質・低価格なものがあふれていますが、これは、失われた20年(30年?)で日本が生み出した奇跡です。

こんなに高品質な商品が、こんな低価格で生み出せるなんて、本当にすごい。

ただ、それは、日本が失われた後の話で、それまでは、イイものを買うにはお金が必要でした。

そんな時代に生きていたら、

・ローンを組んで土地を買う

・一生懸命働いて稼ぐ

こんな風に生きるのが当然なんです。それが、環境に適応する最適な戦略だからです。

そんな時代に、僕みたいに、「家もいらない」「車もいらない」「コンビニで100円コーヒーを飲めたらいい」なんて思っていても、損するばかりです。

なるべく早く土地を購入した人たちは、あっという間に地価の値上がりによって資産を形成していて、マイカーに乗ってどこにでも行っていました。

コンビニに100円のコーヒーなんて売っていなかったので、お金がなければ安くてまずいコーヒーを飲むしかありませんでした。

しかも、この時代は、ひとり暮らしも非常に難しかったです。ひとり暮らし向けの商品も少なかったので、ひとり暮らしは不便でした。

マイホームを購入して、結婚して、家族で過ごす。これが、この時代の最適解でした。

でも、今は違います。

土地は値上がりしないので、住宅ローンを組んでマイホームを購入してしまうと、建物の劣化→値下がりによって、すぐ債務超過になってしまいます。

世の中には、安くて高品質な商品があふれているので、そんなに稼がなくても、十分に豊かな暮らしができます。

結局、僕の生き方は、ただただ、今の時代に最適化しているだけなんです。

高度成長~バブル期の日本人が、当時の環境に適応した(適応した人が生き残り、適応しなかった人たちが生き残らなかった)のと同じように、僕は、今の時代で生き残ろうと、(本能的に)環境に適応した生き方にシフトしているんです。

なんとまあ、単純な話です。

今日、整体師の先生と話して、そんなことを考えました。

こんなことは、150年も前にダーウィンが「種の起源」で発表していることなんですけどね笑。

環境に適応できなかった個体は、子孫を残せないから、その結果、環境に適応できた個体のみが命を後世につなげることができる。

バブル期までの日本と、失われた後の日本を比べてもいいですが、ほかにも、定住社会が狩猟採集社会を駆逐したことも、進化論で説明できます。

僕も、単純に、個体の1つとして、環境に適応したいと思っているだけです。

自分の生命を、なるべく長く保持し、子孫を残したい。そんなことしか考えていない、単純バカです。

その単純さを極めた結果、「家もいらない」「車もいらない」「コンビニで100円コーヒーを飲めればいい」と考えるようになりました。

「時代に合わせて生き方が変わる」という構造は、進化論(適者生存)が適用された瞬間=生き物が生まれた瞬間から変わっていないんですが、大切なのは、環境への適応方法は、これまでは、適応しなかった個体が死ぬことだったのが、現代の人類は、初めて、「生きているうちに生き方を変える」という方法をとることになりました。

「生きているうちに生き方を変える」に直面した生き物は、現代人が初めてです。

だから、正しいやり方が遺伝子レベルでインプットされているのは誰ひとりいないので、混乱しちゃうのがふつうですが、僕は、まあ、どうせ将来のことはわからないので、楽観的にいようと思います。

どう生きればいいかはわかりませんが、現代は、過去の人類(というか、あらゆる生き物)が味わったことのない、ハチャメチャに豊かな環境であることは間違いないので、まあ、テキトーに生きていこうと思います。

それではまた明日!・・・↓

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