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お金を払って健康を害し肥え太っている

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、700日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

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【 今日のトピック:現代社会は太っちゃう 】

今の現代社会は、おいしいものがあふれています。

というか、おいしいものを売る理由が明確にあって、橘玲さんが言うところの「ハック」です。

あらゆる商品は、ヒト(ホモ・サピエンス)に購入してもらうことを予定していますが、そうすると、ヒトの脳がほしがる(ハックできる)商品を開発しなきゃいけません。

ヒトの脳は、進化の過程で、より効率よくカロリーを摂取できる物質を欲しがるようになりました。

「より効率よくカロリーを摂取できる物質」って、要は、糖と脂質です。

糖と脂質を「おいしい」と感じられるからこそ、ヒトは、糖と脂質を追い求め、その結果、効率よくカロリーを摂取することができ、命をつなぐことができました。

なおかつ、摂取したカロリーも、その場で消費し尽くすのではなく、余剰カロリーを体内に蓄える方法も獲得しました。

・糖と脂質を「おいしい」と感じ、
・余剰カロリーを体内に蓄える

という2つの性質は、常に食糧難であった進化の過程で、生き残り+子孫繁栄に大きく役立ちました。

で、現代社会は、「糖と脂質をおいしいと感じる」という人類の性質を「ハック」し、至るところで、糖と脂質を使った商品が提供されています。

糖と脂質を使えば、何をしようがおいしくなるわけではありませんが、しかし、糖と脂質をおいしく感じるヒトの性質を無視して商品開発できるものでもありません。

特に日本では、人口減少と高齢化によって、食べ物のマーケットは縮小しています。年をとれば、食べる量が減り、人口が減れば、日本全体で食べる量が減るからです。

そんな、パイが縮小する中でパイを奪い合っているので、そうなると、より「おいしい」ものによって、より多くのヒトを「ハック」する必要があります。

だから、巷にあふれる商品は、とにかく、糖と脂質によって私たちを「ハック」しようとしてきます。

この「ハック」は、脳を直接誘惑します。しかも、脳の中でも、より本能的な部分(生存に必要な部分)を誘惑するので、非常に強力です。

その結果、タイトルのとおり、「お金を払って健康を害し肥え太っている」という状態に陥ってしまいます。

どうしたって、より本能を刺激する対象にお金を払ってしまうんですが、その「本能を刺激する対象」は、たいてい、「糖と脂質」まみれです。

糖と脂質は、効率よくカロリーを摂取させてくれる、非常に優秀な物質なんですが、過剰摂取にヒトの身体は対応できません。

糖と脂質を過剰摂取すると、健康を害し、肥え太ってしまいます。

うーん、難しい笑。

糖と脂質を追い求めるという脳の性質を「ハック」する商品があふれ、私たちが、案の定「ハック」された結果、健康を害し肥え太ってしまうのは、ある意味に「宿命」なんですが、しかし、冷徹に観察する視点(「お金を払って健康を害し肥え太っている」)があってもいいのかなと思います。

それではまた明日!・・・↓

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