#316 Q:最後の最後に自分を制御する方法とは?→A:そんなのありません

僕は現在,うつ病の闘病中です。今日も精神科を受診してきました。

調子が良いと,自分が闘病中であることを実感することはありませんが,調子が悪いと,「うつ病」という現実が目の前にはっきりと現れてきます。

というか,「調子が良いときに闘病中であること実感しな」くなったのは,回復したからこそです。

1年前の今頃は本当にひどかったですから(笑)。

1年前の今日のうつ病に関しては↓のブログを参照していただきたいですが,いやはや,彼女が来てくれたのに全然外出していないなんて,めちゃくちゃに病んでいますね(笑)。

これくらいマックスに病んでいた頃は「闘病中であること実感しない」なんてことはありませんでした。調子が良い・悪いの波はありましたが,じゃあ,調子が良い日は闘病中であることを実感しないかというとそうではなくて,調子が良い日も,「闘病中」という現実が目の前にある前提で「今日は調子が良いなあ」と思っていました。

それくらい,去年の今頃はマックスに調子を崩していました。

それと比べれば,今の僕はめちゃくちゃに元気です。それは間違いありません。

ただ,調子を大きく崩してしまうことは今でもあります。先月の終わり頃が特にそうでした。夏に蓄積した疲労が爆発してしまいました。

それを受けて,先週から出勤練習の職場滞在時間を短縮し,早めに帰宅して昼寝するなど疲労回復に努めました。それと同時に,昼寝で疲労回復した後,夕方から軽くランニングしてスタミナ作りにも励むようになりました。

夏の間は暑さにやられてしまい,午前中の散歩は続けていましたが,それ以外の運動は全くしなくなってしまいました。そのせいで,スタミナ不足を感じていたので,軽いランニング(20分~30分)をして,スタミナ増強を図っています。

今後の予定としては,来週からは短縮していた職場滞在時間を,午前9時~午後6時までの定時に戻し,それで回復が追いつくかどうか様子を見ます。1か月ほど様子を見て体力の回復が追いつくようであれば,いよいよ復職して業務に携わり,給料も貰おうと思っています。

夏の間は,夏の暑さとうまく付き合いながら出勤時間をのばしていくことが目標でした。夏の暑さにさらされながらも,大きく調子を崩さずに毎日出勤することが,それ以降の復職に役立つと思っていました。

その結果,夏の間は,大きく調子を崩すことなく,ちょっとした夏休みもはさみながら,うまく出勤練習が続けられたと思います。

ただ,猛暑(今年の夏も暑かった!)と,毎日の出勤それ自体によって疲労が蓄積していたようで,その疲労が9月に爆発し,大きく調子を崩していました。

つまり,夏の間の出勤練習は,うまく暑さと付き合っていくという目標は達成したものの,それには,疲労の蓄積という代償があったのです。

簡単に言えば,夏の間の出勤練習は,身体が無理していたんです。夜の時間と休日にきちんと疲労を回復して,疲労回復が追いついてれば,疲労が蓄積して調子が悪くなることはなかったはずです。

しかし,実際は,疲労の蓄積が原因となって調子を崩していました。

これからの季節は,夏のように暑さによって疲労が蓄積することはないので,疲労の回復が追いつきやすいはずです。

先週の水曜日からの時間短縮で,だいぶ疲労が回復した感じがあります。この状態なら,来週から疲労回復が追いつくかどうかの実験をスタートできそうです。

ただ,こんな前向きな文章を書いている今日の今日は,実はそれほど調子が良くはないんです。

正確に言えば,昨晩は寝つきが非常に悪く,昨晩の夜中(今日の午前1時頃)はめちゃくちゃに苦しんでいました。

「死んで終わらせてもいいか」なんてことを思ってしまうくらい,苦しんでいました。

うつ病ってね,本当にこわいんです。とにかくツラいから。

僕の場合は,不眠の症状が本当に苦しい。つらい。

(僕の場合は,「眠れない」のが苦しいので,その反対に「眠れる」と,めちゃくちゃ調子が良くなります。ただ,うつ病の中には,過眠という症状もあるらしく,これはこれでめちゃくちゃ苦しそうです。だって,寝ても寝ても眠いんですから。「過眠」という症状にとって,眠ることは癒やしではありません。「寝ても寝ても眠い」という過眠症状のトリガーなんです。これはこれでめちゃくちゃ苦しそう。僕にとって熟睡は間違いなく「癒やし」なので,「眠る」ことそれ自体を恨むことは絶対にありません。でも,過眠に苦しむ方は,眠りを憎んでしまうかもしれません。それは本当に苦しいでしょうね)

昨晩は,本当に苦しかった。午後11時33分に布団に入って,午前1時15分頃まで寝つけず起き上がりました。

不眠の症状と同時に,昨晩は便秘の症状にも悩まされていました。午後11時頃にトイレに行ったんですが,うんこが出そうなのに出ず,そのまま布団に入りました。そうしたら,便意が出てきて,眠りたくて便意から気をそらそうとしましたが叶わず,不眠の症状と便意に苦しみながら,午前1時15分に布団から起き上がりました。

僕は,ちょくちょくお腹の調子を崩してしまいます。下痢になったかと思ったら便秘になったり。

最近は,セブンイレブンの日替わりおかずセットを毎食食べて,平日の昼は栄養バランスのとれた日替わりの仕出し弁当を食べ,朝からは生の果物(みかん)も食べているので,食生活はだいぶ改善されつつあると思っています。

ただ,それでも毎日快便なわけではなく,お腹の調子が悪いことのほうが多いです。うんこが腸内にたまっていそうなのに便意がないとか,便意があるのにうんこが出てこなかったりとか,そういった便秘に悩むことが今でも多いです。

昨晩は,便秘と不眠に悩みながら午前1時15分に起き上がり,なんとか少し排便できました。この排便で便秘の苦しみも収まり,そうしたら眠りの方も改善され,結果的に朝8時まで眠れました。

(なお,朝起きたら便意があり,快便でした)

「心と腸はつながっている」とよく言われますが,本当にそうです。うんこが出れば不眠の症状も和らぎますし,快眠だと快便です。

ちょっとうんこの話が多くなりましたが,タイトルにあるとおり,「最後の最後に自分を制御する方法」についてお話したいと思います。

昨晩から今朝にかけて,結果的に僕はよく眠れました。昨晩は,あんなに寝つきの悪さに苦しんだのに,今朝になってみれば,結構眠れていました。

僕のうつ病の場合,往々にして,苦しみ「すぎて」います。客観的に見れば,そんなに苦しむ必要はないのに,苦しんでしまっていることがとても多い。

調子が良い・悪いは交互にやってくることを,これ以上ないほどの実感していますし,「調子が悪いなぁ」と自分で思っていても,蓋を開けたらそうでもなかった,なんてことはいくらでも経験しています。だから,「必要以上に苦しんじゃいけないよね」という知識は,経験に基づいて,きちんと脳内にインプットされているはずです。

それでもなお,「死んで終わらせてもいいか」という考えが頭にフッと浮かんできてしまうことがあるんです。

「明日になったら大丈夫さ」「自分が思っているほどおおごとじゃない」「調子が悪くなった後には調子が良くなるさ」

ということを冷静に考えられなくなってしまうんです。

もう,どうしてなのよ!

それはおそらく,↑に「」で書いた考え方は,冷静な思考なので,エネルギーが必要だからです。「やばいやばい」「どうしよどうしよ」といった恐怖や不安は感情なので,本能的にどんどん湧いてくるんですが,この本能的な感情を抑えつけないと,冷静な思考が優位に立てません。

だから,冷静な思考を巡らすにはエネルギーが必要なんです。

で,調子が悪いとき=エネルギー不足です。

僕の場合,調子が悪い=不眠ですから,睡眠によって回復されるエネルギーが不足してしまい,その結果,冷静な思考を巡らすのが極端に難しくなってしまいます。

そうすると,不安や恐怖という感情を抑えることができなくなり,その感情に行動が突き動かされることになってしまいます。

その先に待っている最悪のシナリオが「自殺」です。

有名人が自殺すると「なんで?」「どうして?」と疑問を覚える方が多いですが,疑問を覚える方は,冷静な思考を巡らすのにエネルギーが必要であり,そして,そのエネルギーが不足した経験がないから,そういう疑問を抱いてしまうんだと思います。

もちろん,冷静な思考を巡らすために必要なエネルギーなんて微々たるものですよ。元気なら意識することもないほど少量です。

でも,そんな少量のエネルギーすら不足してしまう状態に陥ってしまうことがあるんです。

冷静な思考を巡らすエネルギーが不足し,不安や恐怖といった感情に突き動かされるがままになった人を,どうやって自殺から救うかという問題は,めちゃくちゃに難問です。

この難問が,今日のタイトルです。

で,結論から言えば,僕の答えは「そんなのムリ」です。最後の最後で自分の行動を制御することはできないと思っています。

だから,僕が今生きているのは,ラッキーでしかありません。僕も,感情に突き動かされるがままになった経験があります。冷静な思考を巡らすエネルギーすら不足した経験があるんです。不安と恐怖に支配され,眠れない夜を過ごし日が,まさにそうです。

不安と恐怖に支配されたその瞬間に,苦しみ(僕の場合,疲労感があるのでゆっくり眠りたいのに眠れず疲労感がどんどん膨れ上がるのがとても苦しいんです)から逃れる方法として自殺を選ぶ可能性は充分にありました。だって,冷静な思考はできなくなっていますから。

不安と恐怖に支配された感情が,どんな決断をしてもおかしくありませんでした。

ただ,僕の場合は,自殺ではなく眠剤を飲むという方法に出ました。「眠ったら苦しみから逃れられるだろう」と不安と恐怖に支配された感情が思ってくれたから,僕は命が助かりました。

繰り返しになりますが,僕は,冷静な思考ができなくなった,最後の最後に,自分を制御することはできないと思っています。そこまで追い詰められたら,自分の命が助かるかどうかは天に委ねるしかありません。

もちろん,自殺なんて絶対しちゃいけません。自分の命を最優先しなきゃいけない。そのためには逃げ出したっていい。自分の命を守るためなら,全部投げ出していいんです。

ただ,そんなことを考える余裕のある人は自殺なんて回避できます。問題は,そんなことを考える余裕を失ってしまっている人です。

僕の経験だと,そういう人が自殺を回避できるかどうかは,神のみぞ知るところです。

だからこそ,うつ病などの精神疾患は事前予防が大切です。いったん僕みたいにうつ病の敷居を越えてしまうと,自分の命を天に委ねるしかなくなってしまうんです。

「自殺なんてしなくていい」と考えることすだできなくなってしまうのが,うつ病の本当のおそろしさです。

【今日のうつ病】(うつ病経過まとめ:こちら

今日までに経過した期間↓

・うつ病発症(2019年7月10日~):461日(1年3か月と3日)

・実家療養後の1人暮らし(2019年9月27日~):382日(1年と16日)

・午前中の散歩(2019年11月7日~):341日(11か月と6日)

・毎日ブログ(2019年12月3日~):315日(10か月と10日)

・出勤練習(2020年3月30日~):197日(6か月と13日)

今日で,出勤練習を始めて6か月と13日目になります。新型コロナウイルスの影響で,4月13日~5月11日までの約1か月間,一時中断されていましたが,それを差し引いても,5か月以上は出勤練習を積み重ねてきました。

そんな今日の「SleepCycle」を見ると(睡眠記録アプリ「SleepCycle」についてはこちら),昨晩は午後11時33分に布団に入りました。しかし,既に説明したように,午前1時15分頃まで寝つけず,いったん起き上がり,排便して午前1時20分頃に再び布団に戻りました。すると,深い眠りに入ることができ,朝8時に自然と目が覚めるまでぐっすり眠れました。SleepCycle独自の睡眠品質も85%/100%と,蓋を開けてみたら,結果的には良好な睡眠がとれています。

(なお,僕のうつ病は,主な症状が不眠(①寝つきが悪い②中途覚醒③朝早く目が覚めてしまい二度寝もできない)で,この不眠症状の有無が,その日の調子の良し悪しや,回復の進み具合を左右します。そのため,毎日の睡眠時間や睡眠の質について,睡眠記録アプリ「SleepCycle」に記録されているデータをもとに逐一書き出すことにしています。)

今日は午前中に親知らずを抜歯して,昼ごはんを食べた後に午後1時30分頃~2時頃まで昼寝して,午後から精神科を受診しました。今日も昼寝のおかげで疲労回復が進んだと思います。

今日もブログ書けてよかった!

それではまた明日!→こちら

昨日のブログ→こちら

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