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#384 優しくなりたい:優しくないことをしたら自分でフォローすればいい。

どうも,こんにちは。

古田博大(ふるたひろまさ)です。

このブログを初めてご覧になる方は,はじめまして。

いつもご覧くださっている皆様,いつもアクセスありがとうございます。

僕は,1990年生まれで現在30歳。2017年1月から弁護士として働き始め,ちょうど2年半が経過した2019年7月10日にうつ病を発症し,それから今日までずっと休職しています。

うつ病発症からしばらくは,眠ったり食べたりすることもままならず,生きることそのものが苦しい時期が続きましたが,長い時間をかけて少しずつ回復することができました。今は,週2日の休みをはさんで毎日出勤練習(慣らし勤務)を繰り返しながら,復職への準備を進めています。

今年(2020年)の12月1日から,少しずつ業務にも携わるようになりました。具体的には,理論的な調査や簡単な法律相談を担当するようになりました。今のところ,仕事を理由に大きく調子を崩してはいません。

うつ病をきっかけに「自分も何か行動したい!」と思い,2019年12月から,この毎日ブログを始めました。とはいえ,このブログでは,うつ病に関することだけでなく,日々考えたことを自由気ままに書いています。

書きたいことがたくさんあって,文章が長くなってしまうことも多いですが,ブログの負担が大きくなりすぎてうつ病に悪い影響を与えないよう,書き始めてから1時間程度でアップロードすることにしています(#ほぼ毎日時間オーバーしていることはナイショです

「書きたいがたくさんある」と「1時間でアップする」は両立が難しく,そのため,文章がつながっていなかったり,文章自体がわかりにくかったりと,弊害も多々あるんですが,どうしても「毎日ブログ」を続けたいので,毎日綱渡り状態ですが,アクセスしてくださる皆様のおかげで,今日までなんとか続けることができています(;^_^A

(ちなみに,「、」ではなく「,」を使っているのは,判決など裁判所の公式文書は全て「,」が使われていて,僕も仕事上それに合わせているからです。詳しくはこちら

僕のうつ病の経過については↓でまとめています。

それでは,今日も書いてきます!

さて,僕は,西野亮廣エンタメ研究所のサロンメンバーなんですが,最近,サロンの記事をあまり読めていません。

「西野亮廣エンタメ研究所」は,毎日記事が投稿される有料のオンラインサロンなんですが,その目玉である毎日の記事を読んでいないなんて,何のために毎月980円払っているんだろうという感じです(笑)。

最近は,毎日出勤しながら仕事も少しずつ始めているので,オンラインサロンの記事を読む精神的な余裕がない,というのが(一応の)理由です。

調子が悪い日は,意識高い系をどうしても回避してしまうんです。

自分とはかけ離れた「意識高い系」のオンラインサロンを見るのを躊躇してしまうんです。調子が悪いと,自分との対比がより際立つような「感じ」がするからです。

でも,そもそも,西野亮廣エンタメ研究所は,「意識高い系」で回っているんじゃないことを忘れていまし(笑)。

このオンラインサロンは,子育て中のお母さんでも読めるように配慮されています。子育て中のお母さんに,意識高い系を爆発させても,精神的に負担を与えるだけです。

精神的な負担を,なるべく軽くする語り口で,おもしろい。それが,このオンラインサロンの魅力です。

(でも,意識高い系の記述がある日もありますけどね!)

西野亮廣さんは,とにかく人間が好きです。

その愛情が大きすぎるので,ビジネス書で泣かせにきます。

僕も泣きました!

つい最近,泣いたことを忘れてメルカリで売ろうとしましたが,泣いたことを思い出して売るのをやめました。

よくやった,おれ!

西野さんは,とにかく,やさしいんです。

今の世の中は,やさしい人が生き残るという,めちゃくちゃ良い時代に移行しているんですが,とはいえ,やさしくない人が,いまだに多い。

僕も,あまりやさしさに触れていません。

たぶんそれは,僕自身がやさしくないからです。

「やさしい」って,相手のことを考えることです。

相手の立場になって,こういう場面ではどうされたいかを考え,それを行動に移すことが「やさしさ」です。

もっといえば,相手が考えている以上のことをしてあげることが,本当の「やさしさ」です。

相手のことを思うばかりに,相手が望む以上のことをしてあげる。これこそ,本当の「やさしさ」です。

例えば,親の目線がそうなんでしょう。

子供のことを思えば,かわいがってばかりはいられません。

本当はかわいがりたいし,子供だって,いつまでも親の庇護のもとで,ぬるま湯で暮らしていたいと思っています。

でも,「可愛い子には旅をさせよ」です。

親は,やさしいからこそ,旅をさせるんです。

「かわいがりたい」という自分の気持ちを押し殺し,「ぬるま湯で暮らしたい」という子供の希望を拒絶して,子供に旅をさせる。

どうしてそんなことをするかというと,それは結局,子供が将来幸せになれないからです。

子供には,この厳しい社会で幸せになってほしいと考えれるからこそ,旅をさせる。

これが,やさしさです。とにかく相手の立場にたつことが大事です。

でも,僕はこれが本当に苦手です。

「苦手」は,あいさつに現れます。

僕は,あいさつも,小さな声になってしまうのです。

明るく元気に挨拶すれば,相手も気持ちがいいし,話しやすくなるはずなのに,それができない。

明るく元気に挨拶するとか,こちらから誘いのLINEを送るとか,そういったやさしさが本当に苦手です。

自分のことばかり考えている。

いつも中心は自分です。

僕は,

・明るく元気に挨拶されたら,僕も元気に挨拶する

・誘われたら行くけれど,自分からは誘わない

のです。

ほんとうに,何様だよ,といった感じです。

まあ僕自身,休みの日はゆっくり読書でもしながら過ごすのが好きですし,何よりも,翌週からの仕事に備えて休日に充分に休養して疲労を回復する必要があるので,別に無理に休みの日に誰かを誘う必要はないのですが,だからといって,優しくなくていいわけじゃない。

ひとりで過ごすのが好きだからといって,優しくないことが許されるわけじゃないんです。

先ほど書いたように,今は,優しい人が生き残れる,めちゃくちゃ良い時代です。

そうすると,優しくない=生き残れない,を意味します。

というか,本当は,「優しい人が生き残れる時代」は昔からずっと続いてきたのです。

そもそも,人は,誰かと支えなければ生きていけません。

人類は(特に日本人は),支え合って生きてきました。

互いに支え合うことで,コミュニティ全体の生き残りを図ってきたのが,人類という種族なのです。

しかし,近代は,この仕組みを壊しました。

「所有権」を発明し,「所有権は,1人に帰属し,所有者は,自分が所有している物を自由に使うことができる」といった原則が,近代以降今までずっと貫かれています。

(この「所有権」は,古代ギリシアの時代には既に確立されていたので,「近代に発明された」というのは誤りですが,古代と近代との間には,暗黒の中世が潜んでおり,古代の思想はキリスト教の名のもとに排斥されてしまいました。その後のフランス革命などによって近代がスタートし,それが今まで続いています。)

「所有権」という発明は,人類をコミュニティのしがらみから解放しました。

その反面,コミュニティ全体の生き残りではなく,自分だけの生き残りを図ることを,人々の目標にしてしまいました。

その結果,優しさが不要になりました。コミュニティがないなら,優しさなんて必要ありません。

自分だけの生き残りを図ることが目標ならば,誰かに優しくしたって,意味がありません。

その「誰か」は,自分ではないのですから,自分の生き残りとは全く無関係で,優しくする理由がないのです。

近代は,こういった「コミュニティの崩壊」を生み出しました。

こういった「コミュニティの崩壊」は,社会の利便性が高まるにつれて,どんどん加速しました。

最終的に,「ひとり暮らし」という形態を生み出してしまい,今となっては,「ひとり暮らし」は,人類の生活方法として「当たり前」どころか,「主流」にもなりつつあります。

今僕も「ひとり暮らし」ですが,ひとり暮らしをしていても,全く困りません。

安全で清潔な住居とおいしい食事を,とても安く手に入れることができるからです。

「ひとり暮らし」をしていても,他でもないこの「自分自身」の生き残りを叶えることができています。

だとしたらやはり,「やさしさ」は必要ないように思えます。

「優しくないことが許されるわけじゃない」なんて書きましたが,今の僕は,誰にも優しくしなくても,自分自身の生き残りを叶えられているのですから,優しくないことが許されているような気がします。

でも,やっぱり,「優しくないことは許されない」と僕は思います。

僕らは結局,コミュニティから完全に解放されることはできないからです。

僕が,安全で清潔な住居を安く確保できているのは,それを提供してくれている大家さんや,管理会社の職員の皆様がいらっしゃるからです。

「安い」とはいえ,タダではありませんから,安全で清潔な住居を確保するために,対価を支払う必要があります。

その対価を,僕が確保できているのも,他の人たちがいるからです。

休職期間中も,傷病手当金を受給して,生活費を確保することができていましたが,それができたのも,日々保険料を払ってくださっている方々がいるからです。

仕事をして,給料をもらえるのも,お金を払ってくれるお客さんがいるからです。

こういったお金が巡る過程で,「権利」を振りかざし,優しくない態度に出ると(例えば,傷病手当金を申請当日に振り込め!とか,お客さんへの態度が優しくなかったりとか),「権利」なんて絵に描いた餅になってしまいます。

そういった優しくない人には,お金は巡ってこないのです。

だって,コミュニティから疎外されてしまうからです。

自分がお客さん=お金を払う立場でも,優しくなきゃダメです。

お金をもらう側も,お客さんを選ぶ権利があります。だから,優しくない人は,いくらお金を払おうとしても,それを受け取ってもらえず,サービスを提供してもらえなくなってしまいます。

今,お金なんて,日に日に増え続けているので,その価値はどんどん値下がりしています。

お金ほど,どこにでもありふれたものはないわけです。

だとしたら,お金を振りかざしてサービスの提供を受けるなんて,もはや不可能になっているんです。

お金なんか,確固たる信頼を築いた商品やサービスがあれば,いくらでも稼げるわけですから,お金を振りかざして優しくない態度を示す人に,あえてサービスを提供する必要がないんです。

むしろ,その優しくない態度に屈してしまったことにより,信頼にキズがつくほうがマイナスです。

お金を払う側でも優しくなきゃいけないし,お金を受け取る側でも,もちろん優しくなきゃいけない。

そうでないと,コミュニティ(「人と人とのつながり」と言ってもいいでしょう)から逃れられない僕らは,生き残れないんです。

これは,会社内でもそう。

優しくない部下は,上司から相手にされないし,優しくない上司のもとには人は集まりません。

そうすると,結局,優しくない人は会社にはいられず,食いっぱぐれてしまいます。

まあ,そんな簡単に食いっぱぐれることはないでしょうが,人生は長いです。

優しくない人は,自分の身体が弱った後,優しくなかったせいでしっぺ返しをくらってしまいます。

自分が優しくなかったばっかりに,いちばん優しくしてほしい年齢になって,誰からも優しくされなくなってしまうのです。

多くのお年寄りが,「自分はあれだけ優しくしてあげたのに,誰も優しくしてくれない」と思っていますが,ここまで傲慢で独りよがりな考えはありません(笑)。

「自分が優しくしたのに,誰も優しくしてくれない」じゃないんです。

「自分が優しくなかったから,誰も優しくしてくれない」のです。

自業自得です。この世の中はめちゃくちゃに単純で,優しい人しか,優しくされないんです。

自分が優しくされないのであれば,それはひとえに,自分が優しくないからです。

間違っても,「自分が優しくした」ということを前提に置かないようにしましょう。

「自分が優しくされているかどうか」を先に考えるのが大事です。

「自分が優しくされている」のであれば,それは,「自分が優しかった」ことの証拠であり,自分のやさしさに自信を持っていいです。

逆に,「優しくされていない(ひとりぼっちだとか,楽しく過ごせていない)」のであれば,それは,自分が優しくなかったことの証拠です。

こんなにも,世界は単純なのです。

結局,自分の幸せは,自分の優しさ次第ということになりますね(笑)。

自分で自分の幸せを左右できるなんて,世界は本当によくできてます(笑)。

僕も,なかなか,「所有権」という,近代の呪縛から解き放たれていませんが,なるべく優しくありたいです。

僕は,↑の呪縛のせいで,無意識に優しくない態度に出てしまいますが,その場合は,後で優しく自分をフォローしてあげればいいんです。

本当は,最初から優しくできれば,それが最善なんですが,僕は,簡単には,「最初から優しくできる」という領域にはたどり着けません。

優しくない態度に出たあとに,それを修正しながら,少しずつ優しくなっていけばいいんです。

僕も,少しずつ優しくなっていきます。

そのためにも,優しくない人からは早めに離れるべきかもしれません(笑)。

【今日のうつ病】(うつ病経過まとめ:こちら

まだまだ僕のうつ病は治っていないので,毎日うつ病の経過を記録しています。

今日までに経過した期間↓

・うつ病発症(2019年7月10日~):529日(1年5か月と10日)

・実家療養後の1人暮らし(2019年9月27日~):450日(1年2か月と23日)

・午前中の散歩(2019年11月7日~):409日(1年と1か月と13日)

・毎日ブログ(2019年12月3日~):383日(1年と17日)

・出勤練習(2020年3月30日~):265日(8か月と20日)

今日で,出勤練習を始めて8か月と20日です。新型コロナウイルスの影響で,4月13日~5月11日までの約1か月間,一時中断されていましたが,それを差し引いても,約8か月間出勤練習を積み重ねてきました。

そして,今年(2020年)の12月1日から少しずつ業務に携わるようになりました。

具体的には,理論上の問題を調査したり,簡単な法律相談を担当したりするようになりました。

裁判所への出頭はまだですが,これから少しずつ,やっていけたらいいなと思います。

今日は出勤し(今日で6連勤です!),午前9時~午後6時(定時)まで滞在予定です。やっと,明日から2日間の休日です。

今日の「SleepCycle」を見ると(睡眠記録アプリ「SleepCycle」についてはこちら),午前0時6分~朝7時42分までの睡眠が記録されています。一昨日に引き続き昨晩も,寝つきは良かったですが,朝は7時頃に目が覚めました。目覚めた時点では熟睡感がありましたが,睡眠時間が短めだからか,疲労の回復が充分ではないようで,午後から疲労感が出てきました。SleepCycle独自の睡眠品質は76%/100%と,あまり良くありませんし。

(なお,僕のうつ病は,主な症状が不眠(①寝つきが悪い②中途覚醒③朝早く目が覚めてしまい二度寝もできない)で,この不眠症状の有無が,その日の調子の良し悪しや,回復の進み具合を左右します。そのため,毎日の睡眠時間や睡眠の質について,睡眠記録アプリ「SleepCycle」に記録されているデータをもとに逐一書き出すことにしています。)

昨日までは,「調子良い→調子悪い」という無限ループのうち,「調子良いゾーン」が続いていたようですが,今日の午後から「調子悪いゾーン」に切り替わったのかもしれません。

今日もブログ書けてよかった!

それではまた明日!・・・↓

昨日のブログ↓

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※うつ病への負担を考慮し、「書き始めてから1時間くらいでアップする」という制限時間を設けています。

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