見出し画像

#331 これこれ!金持ちを妬むと貧富の格差が広がる理屈!

今日アップされた西野亮廣さんのブログ↓にめちゃくちゃ共感したので,少し書いてみようと思います。

僕は,去年(2019年)の7月10日にうつ病を発症し,これをきっかけに,去年の10月から読書が大好きになりました。読書が大好きになるきっかけとなった本も西野亮廣さんの著書でしたから,思想的に西野亮廣さんからとても影響を受けています。

「全員助ける」とか「みんなで明るい未来を迎えに行く」とか,西野亮廣さんの言葉はめちゃくちゃ心に響きます。

ただ,昨日のブログでも書きましたが,橘玲さんにもめちゃくちゃ影響を受けています。

特に,進化論や行動遺伝学の研究結果を根拠に,「やってもできないことがある」という正論を主張されていて,この「やってもできないことがある」という考え方は,僕の思想の根幹に位置しています。

こう書くと,僕の思想は西野亮廣さんと橘玲さんをミックスした感じにも思えますが,大前提に進化論・行動遺伝学が位置しているので,かなり橘玲さんよりの思想です。

でも,やっぱり,夢や希望を見させてくれる存在が必要で,それを僕は西野亮廣さんに求めています。

西野亮廣さんは,時折,自分の努力量を誇示して(#言い方が悪い),「やればできる」を標榜していますが,そこはやっぱり,根幹が橘玲さんなので賛同できません。

双子研究などの行動遺伝学によって,人間の一挙手一投足に遺伝による影響があることが科学的に証明されているので,それを真っ向から否定する「やればできる」に僕は賛成できないのです。

「やればできる」よりも「やってもできないことがある」を正面から認めた方が,科学的に正しいし,何よりも,僕のメンタル的にとてもラクなのです。

「やればできる」はとにかく残酷です。「やればできる」が正しいとすると,自分が「できない」のは,努力が足りないことにすべての原因があることになってしまいます。

僕のメンタルは,そんな残酷な考え方に耐えられないのです。

人間だれしも「平等」を望んでいますし,特に日本人は「平等欲求」が強すぎる傾向があると思います。でも,先ほど書いたように,人間の一挙手一投足(体格や足の速さだけでなく,知能,勉学,収入なども含めて)に遺伝の影響があるので,残念ながら人間は生まれながらにして平等じゃありません。

というか,人間が平等じゃないのは,物心ついた頃からわかりきっているはずです。

足の速い子がいる反面,僕は足が速くありませんでしたし,モテる男の子がいて,その子に僕の好きな子がとられてしまうこともありました。

だから,人間が不平等なのは,みんなわかっているはずです。

でもなぜか,収入面では,遺伝の影響はゼロで「平等」ということになっています。「やればできる」「できないのは努力が足りないせい」という残酷な理屈がまかり通っています。

でも,そんなわけない(笑)。収入面も平等なわけありません。遺伝によって,厳然と格差が生じるに決まっています。

だから,遺伝によって,人それぞれ「やってもできない」があることを前提に,自分だけの幸せを追い求めなきゃいけないんです。

僕の思想(理論)は,ざっくりこんな感じですが,↑に書いた西野亮廣さんのブログは,この僕の思想(理論)を大きく補強してくれます。

そもそも,収入の多い・少ないは,遺伝によって左右されますから,世の中には,最初から金持ちになれる人となれないひとがいて,「やってもできない人」(=どれだけ頑張っても金持ちになれない人)がいます。

じゃあ,金持ちになれない人はお金を諦めるしかないかというとそうではなくって,現代社会では,寄付や税金で,富を再分配するシステムが確立されています。お金のある人からお金のない人へお金が流れる仕組みがあるんです。

この仕組みを前提にすると,金持ちたちが気持ちよく富を再分配してくれるよう誘導することが何よりも大事になります。

ちょっとここで補足ですが,「やってもできない」ばかり言っていると,「努力なんてムダ」みたいに思われかねませんが,そうではなくって,金持ち方向に才能がないのであれば,その方向に努力するのは完全にムダですが,それ以外の才能を開花させるための努力は絶対に続けた方がいいと思っています。

ただ,金持ち方向への才能がないとしても,残念ながらこの世界は貨幣システムなので,お金を確保しないと生活できません。

そこで,多くの人は「生活のため」とかいう理由で,自分の才能とは無関係の方向に努力してしまうわけですが,しかしながら,世の中には,自分では到底使いきれないほどのお金を持っている人たちがたくさんいて,使い先をあちこち探し回っています。

その人たちは,どれだけ高級な家を買っても,どれだけ高級車を買っても,毎日高級寿司やステーキを食べ続けても,それでも使いきれないほどお金を持っています。

こんなお金持ちにすれば,どうせ使いきれないのに,こんな「浪費」にお金を使うのはもったいないんです。なぜなら,人間の幸せは人間関係の中にしか生まれないので,自分のために使うよりも,だれか他の人のために使うのが,自分の幸せに一番つながりやすく,最も合理的だからです。

そして,「だれか他の人のためにお金を使うのが合理的」なおかげで,助かる人がいるんです。お金がある人からお金がない人へお金が動くと,必ず助かる人がいる。

でも,この流れとは逆行して,寄付を「偽善ですか?」と言って,お金の移動を妨げてしまうと,助かる人が助からない。

「助かる人」が,当の自分自身かもしれないのに。

こんなに,日本人というのは社会を,人を信用しなくなってしまったのでしょうか。

確かに,寄付は「偽善」かもしれません。なぜなら,誰かに寄付する優しい自分を演じることで,より一層自分の信頼が大きくなり,自分の利益になるからです。

「利己的な利他主義」というやつです。

でも,そういった寄付する際の動機なんて関係ありません。お金が動くことで助かる命があって,しかもそれが自分自身かもしれないのに,それを拒絶するのは完全に間違っています。

「平等じゃない!」「貧富の格差是正しろ!」という大義名分のもと,現実を直視せず,金持ちを妬むだけで,富の再分配を拒絶するのはやめましょう。

現状でも,富の再分配はいくらでも行えるはずです。お金を欲しがっている人たちも,お金を渡したがっている人も,たくさんいますから。

でも,富の再分配をすると,「偽善」と言われ,税金の納付額が多いと「収入が多くていいですね」と皮肉を言われてしまう。それじゃあ,富の再分配はできません。

これはたぶん,根強すぎる「平等欲求」からくるんでしょうけど,繰り返しますが,自分の才能(収入を含む)は遺伝で左右されるので,最初から平等じゃありません。

偶然この現代社会(知識社会)に,人よりほんの少しだけ適合できた人が富を手にすることができ,偶然にもほんの少しだけ適合度合いが低かった人が貧しくなっているんです。

だからこそ,僕も含めた適合度合いの低い人は,富の再分配に頼って生きていくしかないんです。僕も今まさしく,税金で暮らしていますから,富の再分配の恩恵を受けています。

金持ちを妬む風潮は,富の再分配を妨げてしまい,偶然にも世の中への適合度合いが低かった僕の生活を苦しめてしまいます。

言うまでもありませんが,適合度合いの高い・低いによって,その人の価値が高くなったり低くなったりするわけじゃありません。

もっとストレートに言えば,金持ちが偉くて,貧乏がみじめではないんです。それを,正面から認めましょう。

富の再分配に頼って生きていていいんです。だって,金持ちが金持ちになれたのは,たまたま適合度合いが高かっただけだからです。貧乏が貧乏になったのも,たまたま適合度合いが低かっただけです。

もちろん,先ほど書いたように,遺伝のせいにして諦めることなく,努力を続けるのは,めちゃくちゃ大事です。

ただ,自分の才能を見極めて,その才能がある方向に進むのが絶対に楽しい。自分の才能がどこにあるのかは,行動しながらでしか見つかりませんが,そうやって才能を見つけて,その方向に進むのがいちばんの幸せです。

金持ちになる才能がない,僕みたいな人は,正面からお金を富の再分配に頼りましょう。

だから,金持ちを妬まず,富の再分配に皮肉を言わず,むしろ,金持ちたちに「ありがとう」を言いましょう。

そうなれば,金持ちたちも,富を再分配する責任が出てきます。

金持ちたちに「ありがとう」と言い,金持ちたちが富を再分配するように仕向け,最終的に,金持ちたちが,自発的に「富を再分配する責任・義務感」を感じてくれたら,こっちのもんです。

「遺伝によって収入に差が出ること」を正面から認めましょう。

その考え方が,最終的に,富の再分配につながります。

金持ちに「ありがとう」と言うのは,進化の過程で組み込まれた「平等欲求」とは対立しますが,これが,金持ちになる才能を持たずに生まれてきた人たち(僕も含む)の生き方だと思っています。

【今日のうつ病】(うつ病経過まとめ:こちら

今日までに経過した期間↓

・うつ病発症(2019年7月10日~):476日(1年3か月と18日)

・実家療養後の1人暮らし(2019年9月27日~):397日(1年1か月と1日)

・午前中の散歩(2019年11月7日~):356日(11か月と21日)

・毎日ブログ(2019年12月3日~):330日(10か月と25日)

・出勤練習(2020年3月30日~):212日(6か月と28日)

今日で,出勤練習を始めて6か月と28日目になります。新型コロナウイルスの影響で,4月13日~5月11日までの約1か月間,一時中断されていましたが,それを差し引いても,約6か月間勤練習を積み重ねてきました。

今日は出勤しました。午前9時~午後6時(定時)まで滞在する予定です。

今日の「SleepCycle」を見ると(睡眠記録アプリ「SleepCycle」についてはこちら),昨晩は午後11時31分に布団に入りました。昨日までの10日間ほど眠りの調子が非常に良かったのですが,昨晩は寝つきが悪かったです。「寝つきが悪かった」というか,布団に入ったら寒気が出てきて,羽毛布団では寒さに耐えられず,急遽毛布を出しました。

毛布を出したらいつの間にか寝ついていたんですが,夜中の2時頃に暑すぎて目が覚めました(笑)。どうやら,昨日の昼間,事務所内の寒さにやられたせいで昨晩は風邪を引きそうになっていたようです。寒さで調子を崩して寝つきが悪くなったようですが,ただ,毛布をかぶったら寒さも和らぎ,眠りにつけました。ただ,そのせいで少しだけ調子が上向き,結果的に,毛布をかぶるのがやりすぎになってしまいました。

そんな感じで,昨晩は,急遽毛布を出したと思えば,暑すぎて飛び起き,毛布をどけてパジャマも脱いで,それからも少し寝つけず・・・みたいな感じでした。最終的には深い眠りに入ることができました。

こんな感じだったので,昨晩の正味睡眠時間は約6~7時間ほどと短かったです。しかし,SleepCycle独自の睡眠品質は78%/100%と,それほど悪くはありません。

(なお,僕のうつ病は,主な症状が不眠(①寝つきが悪い②中途覚醒③朝早く目が覚めてしまい二度寝もできない)で,この不眠症状の有無が,その日の調子の良し悪しや,回復の進み具合を左右します。そのため,毎日の睡眠時間や睡眠の質について,睡眠記録アプリ「SleepCycle」に記録されているデータをもとに逐一書き出すことにしています。)

今年の夏は暑さにやられ,その夏の疲れが先月まで尾を引いていたので忘れていましたが,僕は寒さにも弱いんでした(笑)。というか,暑さよりも寒さのほうが苦手です。

これからは寒さで疲労を蓄積させないよう気をつける必要があります。早速,今日は昨日よりだいぶ着込んで出勤しましたし,職場でも,足元に電気ヒーターを置いて,防寒対策を進めています!

今日もブログ書けてよかった!

それではまた明日!・・・↓

昨日のブログ↓

━━━━━━━━━━

※内容に共感いただけたら,記事のシェアをお願いします。

毎日記事を更新しています。フォローの上,毎日ご覧くださると嬉しいです。

※うつ病への負担を考慮し、「書き始めてから1時間くらいでアップする」という制限時間を設けています。

サポートしてくださると,めちゃくちゃ嬉しいです!いただいたサポートは,書籍購入費などの活動資金に使わせていただきます!