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残された20代大切に楽しもってなる【 20代にとって大切な17のこと 】本田健


今年最後の読書感想何にしようかちょっと悩んだ。

今年だけでも色々あったし締めに相応しいのあるかなとも思ったけど年末バタバタなので読みやすく今振り返りたい1冊を選ばせてもらった。


今回は

本田健 著

20代にとって大切な17のこと


この本は題名通り「20代のうちに知っておくべき項目が17点も触れられている1冊」です。


著者の本田健さんは作家、経営コンサルタントをされています。
200冊以上の本を書かれていたり「お金と幸せ」
をテーマにした講演会やセミナーを開催されているそうです。
(本書巻末と下記参考文献)
(私が購入分は2023/6/30発行分)



私自信、本田さんの著書が大好きで過去にも投稿作らせて頂いております。


パッと見「20代にしておきたい17のこと」と今回のタイトル似ててややこしくも見えるけど今回紹介する本書は2021年初版なので世界中がステイホームなどで変わり出した時期の最新版の情報が書かれた1冊でもある。

それと私事で来年で20代とおさらばになってしまう。その為に30代も前もって読んでみましたがやはり残された僅かな20代を無駄にしたくないという気持ちでピックアップしました。

この投稿読んでくださっている20代の方、いや全老若男女の皆さまの心に何かしら響くことでしょう。


と、20代でやるべき事が載っていると思いきやこの先予測不能な時代を生き抜くための助言まで幅広く書かれており驚きましたよ。

本書には

・新たな時代にどう乗っかってくか
・学校じゃ教えてくれない社会の仕組み
・才能の見つけ方
・人間関係について
・お金との向き合い方
・仕事との付き合い方
・「家族」との関わり方

などの社会に出る上で必要不可欠なアドバイスが文壇に書いております。

さすがに全て紹介は制作時間などの都合で厳しいので一部厳選する形で進めていきます。

現時点で前置き長くなってきたので早速解説に入りましょう。





時代の変化を受け入れる


「時代というものは変わりゆくもの」とは何かしらで聞いた事あるかもしれません。

最近で言えば2020年から始まった某感染症によるステイホームにより経済が大打撃くらいましたね。

過去にもリーマンショックで就職難が起こり氷河期世代なんて単語まで出たくらいです。

上記2点で変わった事と言えば「会社に頼らず独立した人」「家から出れない期間でも働けるテレワークという働き方の浸透」でしょう。

このように世界や常識は常に変化し、我々の生活も変化していくものです。

現にこの投稿なども2000年代後半Appleが世に提供したiPhoneを初めとしたスマートフォン及びアプリ開発をしている方々。このnoteやTwitter(現X)、Facebook、Instagramなどのプラットフォームありきで今こうして発信できているわけです。

昔はコンピューターのある空間でしかできなかった発信や動画視聴が今やネットで完結しますし、なんなら買い物や飛行機、新幹線、宿の予約までもができてしまうという画期的な時代となりました。

ツールひとつ取っても世の中やそれに沿った行動は日に日に変化していっているわけです。

これはどの時代にも該当する話で
1867年、翌年に幕府が無くなり社会や文化が変化するなど想像できなかったことでしょう。

どの時代でも先のことなど分からないのです。
同時に時代変化には逆らえないものなのです。

この本の観点で解釈するなら感性の鋭い20代のうちに変化を受け入れる事への抵抗を捨てよ
というのが個人的この項目から得た知見です。




変わりゆく時代の波に乗れ


先程の話の続きみたいになりますが、この先の予測不能な時代を生き延びるには世代的な宿命を受け入れ、適応していくことが重要というわけです。

本書の例そのままであげれば、我々の祖父世代では「 鉄鋼業・造船 」 父世代でいえば「銀行・商社」が優秀な証といっても過言ではなかったようです。

しかし上記業界より今では「IT企業」が人気を博している状況だと書かれていました。
が、これも2年、いや年明け2024年から見ると3年前の情報なのでもしかすると更に力をつけた新ジャンルの業界が誕生する可能性だって大いに有り得るかもしれません。

現に今はYouTuber、インフルエンサー、ブロガーなどの自己表現する仕事すら誕生していますし。


さらに本書では世界大恐慌を例に時代の波を掴む大切さについても書かれておりました。

世界大恐慌は歴史でも出てきた範囲でしょうが説明付きで解説していきます。
1929年に株の大暴落が起こり失業者が多発しました。それを受けて大規模な公共工事のプロジェクトが決まり失業者に労働需要を与える形で対策した。という時代背景があったというお話です。

これが決まった結果いちばん得をしたのは企画した国でも失業者でもなくプロジェクトの中心、または労働者向けのサービスを作った人達でした。

プロジェクトに携わる建設業。労働者向けの宿。労働者向けの飲食店などがこぞって得をしたということです。

例は90年以上前ですが時代の流れを読むことは何年経とうとも大事ということでしょう。

今で言えば、高度経済成長やバブル当時から続いてきた " サラリーマン信仰 " も今じゃ絶対では無いことは想像しやすいかもしれないですね。

早い人はリーマンショックで、最近だと新型感染症による企業活動の危機などを受け『副業』や『フリーランス』『自ら起業』といった選択を取る人も増えた印象です。

前半に書いた業界は会社などの「大手組織」でしたが今を含め『個人』が力をつけ、会社に協力する人。もしくはプロジェクト毎に参加メンバーを変えて事業を進めるような働き方も増えていくかもしれませんね。

話は長くなりましたが、時代的な価値観は変わること時代の波に乗るためのチャンスにアンテナを張っておくことの2点覚えていただければこの先の時代にも対応していけるかもしれません。



社会の仕組みを知る


個人的にはこの項目こそ20代、いや義務教育で教えるべきだと思いましたのでピックアップさせていただきます。

小学生の時など、人の家に行くと「最新のゲームがある」「家にトイレが2つある」など自宅と格差があったという経験は誰しもあるのではないでしょうか?
逆も然りで「風呂にテレビ付いてんのスゲー」と招いた人に言われたり「大画面テレビ羨ましい」と聞き自分は裕福なんだと気付かされた人もいることでしょう。

中学まで上がっていくことで経済状況は顕著なものになっていきます。
「うちは厳しいから公立一択」「運良く私立に入れた」などで高校を選びますし。

高校、大学になると「高卒でそのまま働く人」「大学もここなら行ける」など家庭状況が見えてきます。
仕事を選ぶ際も「医者の家庭だから医者を選ぶ」「サラリーマン一択」という育った状況も少なからず影響していきます。

ここまでは誰もが経験あるかもですが、家や学校、職場だけでは見える世界の視野はどうしても狭まってしまうのです。

小学校から高校、大学までの教育ではサラリーマンなどの限られた生き方しか知ることができないのです。

よく稼いだり給料を上げるために残業や出世を狙ってお金を増やす方向にシフトする人も多いでしょう。昔の私もその発想でした。

しかし世の中にはサラリーマンが稼ぐ月収を数日で叩き出せる人だって存在するのです。
本書の例で言えば「500円ランチを数分で食べる人」がいる中で「5000円のランチを時間かけて食べる人」もいるのです。
俗に言う「お金」にも「時間」にも余裕のある人は実在します。

" 日本がそこまでひどい格差社会じゃない " と本書では書かれておりまして、社会のヒエラルキー(階級)について理解したうえで人生を切り開けと書かれていました。

つまり「格差社会」という現実を知った上で人生を考えよ!ということです。

余談ですが「格差社会」および「資本主義」というこの世のリアルについては過去に詳しく触れられていた本の感想投稿しているので、さらに知りたいと興味湧いた人は下記から是非ご覧ください。


本書の説明のみでも理解しやすいでしょうが個人的に「格差社会を知れて良かった人生バイブルに近い2冊」という意味で補足させていただきました。



人間関係が人生を左右する



家族、家庭、学校、職場などの充実感に大きく関わってくるもの。それこそが人間関係です。

職場に尊敬できる先輩、仲のいい同期がいるだけで仕事への姿勢は変わりますし、恋人ができたり夫婦となり子供が産まれると自身の心境は大きく変わっていくことでしょう。

この逆で職場の人と上手くいっていない、恋人にふられたなど折れる出来事だけで人生全般への絶望感は上がっていくことになります。

人との関係性はそのまま人生に直結するのです。

私で振り返ってみると学生時代起きるのしんどいと思いながらも登校できたのも気の合う人がいたからでした。
今の職場に不満を感じるのも周りの人と上手くいきづらい関係性まで到達していることや、統括する人の体制が変わり息苦しい環境になってしまっているのが主な理由だと改めて思いました。

職場での人間関係は不良ですが、趣味関連で会う人達とは友達感覚で話したり遊んだりで会っている時は「今すっげー人生絶賛謳歌中だわ〜」と体の隅々まで実感できてます。

主観的に当てはめてもしっくりくるように周りとの関係によって自分は幸福にも不幸にもなれるというわけです。

自身を幸せにしてくれるのも、成長させてくれるのも全てにおいて人との関わりが欠かせないのです。

ですので不幸になる人間関係からは極力距離を置いて、人生最後の時に「最高だった!」と言えるような " 自身の社会を創りあげることが充実した人生そのもの " ということですね

私も職場含め「私のまわりいい人ばかりだ」とさらに実感できている人生にしてやるぞ!と再決心できたような気がします。



自分の中の「ワクワク」を大事にせよ


この点は私自身とくに共感できた点でした。

著者の視点ですが好きなことがたくさんあると人生は楽しくなると書かれています。

私で当てはめると

・食べること
・酒飲むこと
・人とたわいもない会話すること
・コンサートにいくこと
・映像作品をみること
・この投稿含め文章書くこと


などが該当ですかね。

ここに「心から好きな仕事している」入れれるよう頑張らねばなのだが。

上記と逆に「好きなものが分からない」という人も一定数多いことでしょう。

その答えとして「小さい頃好きだったこと」や「何している時が楽しいか」という基準で探し出す方法が書かれています。

私の場合

・遠出する
・コンサートに行く
・特撮作品をみる
・自分の好きなものを文章など通して広める
・ゆとりのある時間をノープランで過ごす

など挙げればキリないです。

幸い私は好きをオープンしたまま20代終盤に至れておりますが、人間歳と共に好きなことを我慢する傾向があるので「心のワクワクが止まらなくなること」を意識することは言うならば「忘れていたホントのじぶんに会う」という行為なのです。

この投稿が少なくとも読書履歴の中では今年最後なので "2023年1番ワクワクに従って良かった " 事として 「久しぶりに昔行ってたグループのコンサートに行きたい」を思い切って叶えてきました。
少なくとも昨年から今年前半までただただ気分の暗い時期を私自身過ごしていました。
そのグループのコンサートに通いつめるようになってから嘘のように「人生絶賛謳歌中」と胸張っていえるメンタルにまで回復できた気がします。

もちろん「転職どうしよう」「この先の不安」などの暗い感情は解決に至ってはいません。

ただ、秘めていた「ワクワクのコンパス」に従ったおかげで新しい出会いの連続で今めちゃHappyです。

あくまで私の経験談となってしまいましたが、自分の好きに従って行動したり意識を変えることは重要ですし、可能性に満ち溢れた20代にこそ甦らせるべき感情だと本書で改めて実感させられました。

みなさんも心のワクワクに正直になってみてください!


人生の目的を持て


ここで最後にしましょう。

「私は何故生まれたのだろう?」
正確には「生きる意味は??」となる人も中には多いでしょう。

軽く浮かぶなら

・身近な人を幸せにするため
・作品を残すため
・うまい飯を食うため
・推しに会うため

など人によって様々でしょう。
趣味嗜好なら簡単に理由として浮かびますが " 人生規模での目的 " は簡単に浮かぶ人は少ないかと思います。

本書で記されていたのは「いちばん苦しんだこと」でした。

医者なら「苦しんでいる人を救うため」などの価値観で目指されている人も多いでしょうが「過去に自身も大病を患った時に医者に救われた」という経験から今の自身の使命に気づいたということにもなります。

心理カウンセラーやメンタリストも「過去にイジメにあった」「仕事も生きることも辛い」という体験を過去にした中で心を救ってくれた人に出会った。または「昔の自分と同じ人を救いたい」という経験と価値観でその道を選ばれた人も多いかと思います。

苦しいからは逸れますが、お笑い芸人も「人を笑顔にしたい」という価値観と自身の出せる実力から「目の前の人を楽しませる」という目的で漫才などを披露されているのでしょう。

私も今までの仕事が上手くいかず、今はなんとかなってはいるものの「今の自分このままで終わってしまうのか」という絶望感に浸っていた中で「読書要約」というものにYouTubeなどを通じて出会い「世の中選択肢はいくらでもある」ことや「世間の常識が全てじゃない」「正社員サラリーマン以外の選択肢もあるしさらに稼げている人もいる」ことなど知れて自分の心を楽にしてくれました。

私が読んだ本の感想を投稿するのも「読書がくれる助言の素晴らしさに救われた同士を増やしたい」の目的で投稿時点今のところ毎週アップ継続できております。
のは半分建前で作りたいように作ってるだけですがね(小声)

ヲタ活をすることも生きる目的に近いです。
やはり外に出るのと人とコミュニケーション取れたり1番人生謳歌してる実感湧くのでこれも大切にしたい。

私の話に偏ってしまいましたが自分が理不尽に思ったこと、悔しい思いをした事にこそ「自分の生きる目的」が隠れている可能性があるということです!

それに目的や「心のワクワク」を持つだけで人生というものは何倍にも素晴らしくなっていきます。

私も

・遠征をさらに楽しめるようにノマドワーカー(場所を選ばず働ける人)になる
・自分が心からイイと思ったものを広めるような仕事をする
・人生最後を迎えるタイミングで "最高だった" と胸張って言える人生にする

などの仮の人生目標作るだけでめちゃくちゃ前向きになれています。

実現は容易でなくとも「想像時点でワクワクが止まらない」「残された時間で理想叶った状態の方を長く味わいたい」という気持ちで突っ切ってやろうと思ってます。

人間は歳と共に保守的になるそうです。
この気持ちもあと10数年経てば冷めている可能性すらあるわけです。

私的にも叶わぬまま諦めてしまうのだけは嫌なので足掻けるところまで足掻いてやろうと思います。

変化に適応しやすい20代だからこそここは重点的に紹介したいと思いました。



といった所で以上にしましょう。


本書は他にも

・才能の育て方
・どのくらい仕事をするべきか?
・メンター(人生の師匠)の見つけ方
・感情が持つパワー
・1分間スピーチを習得するメリット
・自分にとって「お金」とは何か?
・家族との向き合い方

など20代の内に覚えておくべき助言詰まりまくりです。
できればもっと紹介したい内容ばかりだったくらい素晴らしい1冊です。


・残された20代を後悔なく過ごしたい
・30代突入したけど過去のやり残しを減らしたい
・今のままでいいか悩む
・この先の不安へ対策したい
・仕事への意欲を再確認したい

など人生規模の迷い抱く方には特にオススメだと思います。




他にも読書感想の投稿をしておりますので気に入ってくださった方は是非マガジンから他の記事も見てくだされば私とっても喜びます。
今のところは週の後半を目安に投稿しております。
投稿時点の今だと忙しくなってきたため遅くなる場合もございます。
その時は申し訳ないです汗

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