3.会社は誰のもの?  ~各ステークホルダにメッセージを~

会社は誰のもの?が大きな議論になったのは、2005年に堀江貴文氏率いるライブドアがフジテレビと経営権を争った時です。日本は、それまで会社は社長や従業員のものとの考えが強くありました。1990年代後半、三菱重工のトップが「ROE株主資本利益率など眼中にない」「利益より雇用を重視」との発言したのに対し、外国人投資家が大量の売りを出して、同社の株価は急落しました。しかし、日本の経営者には、よくぞ言ってくれたとする向きもあり、「日本には日本の経営がある」「欧米企業は短期的経営」という所見が大勢を占めるようになりました。

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