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パパとママはどっちが偉い?

タイトルにしといてなんですが、私はこの論争に辟易しています。

男女の役割ががっちり決まっていた時代から、自分たちで役割を考え決定する時代に変遷して久しいのに、いまだにこの話題に関する喧嘩が絶えませんね。

私自身の体験ですが、子どもを産む前から夫は家事をしない人でした。
しない理由は「今までしたことがないから」「周りの人がなんとかしてくれていたから」「得意な人がしたらよいから」「自分の役割だと思っていないから」などなど。極めて恵まれた環境で育った夫は、自分の好きなことに集中させてくれる家族のおかげで、生活する上で必要な能力を伸ばすことができないまま大人になりました。

そして現在。当初の夫と比べると信じられない程色んなことをしてくれるようになりました。パパになる前より、パパになった後のほうが家のことをするようになったんです。

ここに至るまでありきたりな喧嘩をたくさん重ねてきましたが、あまりにも同じことで喧嘩になるのでだんだん飽きてきました。そして、「なんで男性はそんなに働いてることを笠に着ることができるんだろう」と疑問に思うようになりました。

働くことが家事育児をしなくてよい免罪符になるから一生懸命働くのでしょうか。それとも、そう主張せざるを得ないくらい疲弊する働き方をしているのでしょうか。

前記事で書いたように、日本の男性はぎりぎりになるまで働く方が多いようです。夫にもきっとそういう背景があったのでしょう。
土日関係なく取引先から連絡がくるような状態では、心も体も休まらないので、数年前に時間に余裕のある職場に転職。その後から少しづつ家庭内の仕事にも目を向けてくれるようになりました。

個人的な出来事ではありますが、当時の夫は日本人男性の全体的な傾向とまあまあリンクしていたように思います。


タイトルのように、外で働くパパが偉いのか?内も外も頑張るママが偉いのか?に着目すると男女の問題に留まってしまいますが、ここで争っても何の解決にもなりませんよね。着目すべきは日本企業や社会の在り方です。

週4勤務。5~6時間勤務で仕事が終わる。
男性女性問わずこういう働き方でも経済が回るように仕組みを変えていく方法を探していきたいですね。

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