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加藤美歓さん④『ファシリテートお悩み相談会(と、おまけ)』

 こんばんは。『クローズアップNPO法人 〜現場の声から〜』の時間です。

初めてコモンビートを知る人が団体に対して持つイメージで最も多いのは、「なんか楽しそう」という言葉。
でも、ただ楽しいだけじゃないんです。
企画の現場にいつだってある“楽しんで学んでもらうための仕掛け“は、NPO法人として「社会貢献活動」を実現させる一つの手段でもあります。
では一体、その仕掛けは誰がどう作っているのか、企画がどう社会貢献に繋がっていくのか。
コモンビートを運営するメンバーの皆さんに伺います。

今回お話を聞かせていただいたのは、国際交流事業部で長期インターンから事務局スタッフになった加藤美歓さん(以下、みかんさん)です。
みかんさんは現在、秋田の大学の大学院生で日本語教師を目指し、日々学業と事務局のお仕事に励んでいます。

本日9月22日(木)は ④『ファシリテートお悩み相談会(と、おまけ)』をお伝えします。

なお、みかんさんのシリーズは全4回。

⭐︎前回の記事はこちらから
①『興味と縁からインターン生活へ』
https://note.com/lucky_oxalis903/n/n95b007c2828b

②『ラトビア留学が夢への決め手』
https://note.com/lucky_oxalis903/n/ncf4e8e29a16f

③『“ファシリテーション“は場の潤滑剤』
https://note.com/lucky_oxalis903/n/nd114d846ca1b

⭐︎みかんさんの企画【ファシリテート道場】はこちらから
NPO法人コモンビート 公式HP
https://commonbeat.org/blog/47898/

取材担当:広報インターン ジュン



お悩み相談

ーー質問は終わったのですがまだ時間があるので、私のファシリテートについての悩みを聞いて欲しいなと思ってます。

⒈「早口をなんとかしたい!」

ーー私、めちゃくちゃ早口なんですよ。区切って物を言うとかがうまくできなくて、なんか考えてたらダーッて一気に言っちゃって。広報インターンのミーティングとかハブ会議でも、資料を出して説明していくのにそんな感じだからよろしくないなと。「これ伝わってる?」みたいな。
そこで、何か早口を抑える方法が聞きたいです。

なるほど。どうしたらいいんだろう。例えば、話す要点が何かを事前に決めて、100あったらその中で一番伝えたい部分に重きを置いて喋るとか。例えば、「今日の連絡で大事なことはこの三つです」って決めて大事なポイント押さえておけば、「そこが伝わればいい」っていうふうに思うと、100を全部説明する必要とかはなくなるかも。
そしたら、情報量もコンパクトになるから伝わりやすいんじゃないかな。

ーー今の話で気が付いたんですが、私って相手の情報を受け取る容量を無視して、とにかくジャブジャブ言いたいこと言っちゃってるんだなって。友達からも「早口で何言ってたの?」とかすごい言われてるし笑
ありがとうございます。

⒉「むやみに比喩表現をするのは良くない?」

ーー何か喋るときって、比喩表現を使うことがあるじゃないですか。でも比喩の受け取り方って人それぞれで、想像をどこに向けるかも違うじゃないですか。相手との想像力の違いを考えた時、確かに表現をするとわかりやすくなるけど、受け取り方が違うと本質がずれる可能性もあるなと。だから、安易に比喩表現を使うのは良くないんじゃないかなと最近思ってるんです。

私めちゃくちゃ使っちゃってる笑。すごいわかってくれてスムーズに行く時もあるし、逆に全然理解されないこともある笑
でも伝わらなかったら伝わらなかったで場が和んだりする時もあるんだよね。

ーー例えば、「多様性」という言葉を使う時も、相手の中でイメージしてる多様性もあるじゃないですか。だから、自分の中のイメージと話を進めていくうちに食い違ってしまったら怖いなと。

確かに、自分が持ってる基本情報を全て共有できてるって思って話すと、伝わらないこととかもあるよね。相手がその情報の根本部分をわかってなかったら、そこを軽く説明してから話すとかしないとだよね。
人によって持ってる情報が違うとか、抱いているイメージが違うっていうのをちゃんと意識して喋らなきゃいけないのかなっていうのは実は最近考えていて。

この間もっぴーさんと1on 1をして、「ミーティング中に意見が割れた時はどうしたらいいか」みたいなことを相談したときに、
「その意見が対立するのはそもそもお互いの考え方が違うっていうこともあるけど、それぞれの人が持ってる情報量やそれに対して思ってることやイメージが違うというのもわだかまりの原因だったりする。だから、その根本部分をちゃんと解きほぐしてあげるのが大事なんじゃないかな」っていうふうに言われて、確かにと思って。
だから、その情報差があるってことをちゃんと意識して、そこをまず埋めてから話すっていうふうにしたらいいのかな思う。

ーー自分だけが悩んでる問題じゃなくてよかったですし、どこでもそういうことは発生するんですね。

そうそう。ジュンちゃんもファシリテートについて色々考えてることがあって疑問に思ったりとか問題点に思ってることがあるんだなって思うと、すごい嬉しい。

⒊「待機時間の沈黙の解消法は?」

ーーちなみに、みかんさんはオンラインイベント開始前の待機時間の沈黙を解消するのに最近はどうされていますか。

良い感じのBGMをかけておけば、沈黙になっちゃっても音があるから大丈夫だと思った笑
あと、入ってきてくれた参加者の方には1人1人挨拶するとか。もし挨拶を返してくれたら、ちょっと会話してみたりとか。
それと、DJ(※)の説明会に参加した時は、最初は喋らない時間みたいな感じで決めちゃって、BGMをかけて「あだ名を変更してお待ちください」みたいな連絡をスライドに出して待ってもらうっていうルールだったかな。
だからそういうやり方もありなのかって思って。
いろいろ方法があるけど、とりあえずBGMは万能だから用意してもいいかもしれない。

※DJ(Diversity Jurney)とは
コモンビートのオンラインプログラムの一つで、D&Iへの理解を参加者との交流をして育んでいく企画のこと。
↓詳しくはこちらから
https://commonbeat.org/program/diversity-journey/

⭐︎おまけ

関東公演に参加してみて

ーー関東公演に参加してどうでしたか?

めちゃくちゃ楽しかった!!!ほんとに!!!(めっちゃ笑顔)
秋田から参加してるから、実はあんまり練習に参加できてなくて。
オーディション、直前練習、本番って3週末分だけしか行けなかったから、2ヶ月以上全く練習に行けてなかったかな。
オンライン練習はあったけど実際の稽古場での練習とはやっぱり違うなっていう部分もあって、「ついていけてない、どうしよう!」っていうのはすごい思ってて。「なんで参加するって言っちゃったんだろ」とか「みんなにめっちゃ迷惑掛けるじゃん」……って一瞬思いかけたけど、やっぱり出てみたらめちゃくちゃ楽しい!!
だから参加してよかったなあっていうふうに思ってる。

ーーハブ会議とかでお会いするみかんさんしか知らなかったので、練習のときって、眼鏡外されてましたよね。だから最初二度見しちゃって、「あ、この笑顔はみかんさんだ」みたいな笑

私もジュンちゃんに直接会ったことは全然なかったけど、同じインターン生ってこともあって親近感があったから、ジュンちゃんが来てたのを見たときめっちゃ嬉しかった。
関西公演へは行くの?

ーー30日の夜の仕込みから、バラシまでいます!

私もちょっとだけだけど行くよー!

ーーそしたらまた会えますね!

前回とはちがって、もうちょい長い時間喋れるよね。キャストだとバタバタしてたから。楽しみだなー

ーーまた現場でよろしくお願いします。

こちらこそよろしくお願いします。

   全4回、国際交流事業チーム・加藤美歓さんのインタビューはいかがでしたでしょうか。
  ファシリテーションを勉強されていること関係なく、みかんさん自身が私と話す場を良いものにしてくれようと難しい質問にも一快く一緒に考えてくれました。
  みかんさんの夢をみなさん応援よろしくお願いします!

次回、来週月曜日(9月26日)からは
コモンビート理事長 安達亮さんと、国際交流チームインターン しんじろー の対談になります。

関西公演情報



【ミュージカル「A COMMON BEAT」再開記念シリーズ 関西公演】

▼日程
2022年10月2日(日)
初公演:開場 12:30 開演13:00
千秋楽:開場 17:00 開演17:30 ★オンライン配信あり

▼会場
吹田メイシアター 大ホール

▼詳細

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