第5話 練習場へ② ～え！そんなとこでそれに気づく？～
みなさん、こんばんは！
コモンビートで広報インターンをしています、ジュンです。
初めましての方もいらっしゃると思うので、はじめに私のプロフィールを軽く紹介させてください。
出身は茨城県。日本大学芸術学部演劇学科に現在所属しており、「社会に開かれた舞台」について知見を広めるため、インターンとしてコモンビートのミュージカルに関わっています。今行きたいところは、東京シティビューで開催中のベルサイユのばら展です。
さて、前回に引き続きそんな私が行うこの連載では、私が実際に関東公演(※)の稽古現場に行った際に感じたことや考えたことを赤裸々に綴っています。
今回は連載第5回目、今日から7月10日(日)に行われた二日目の練習レポートに入っていきます。
※
関東公演とは、コモンビートが7月16日(土)に東京で行った「ミュージカル『A COMMON BEAT』」の再開記念公演。
この記事に書かれているのは、その公演の一週間前の出来事です。
〜前回までのあらすじ〜
１日目の練習現場を見終えた私は、自分自身がどういう気持ちで舞台をしていたのかを振り返るきっかけを得たのだった。
そして今回から2日目。
今日も一日、練習現場でなにが待っているのか……さっそく調査していきたい。
2022年7月10日(日) 8:05
目が覚めたら6時50分。
帰ってきて一日目のことをいろいろと記録していたら、いつの間にか気絶していたようだ……。
昨日一日練習風景を見ていただけなのに謎にエネルギーが消耗してる。
これはパワフルな作品を観劇したあとの疲労感にそっくりだ。
観てる側より演じている側が何倍もパワーを使っているので、きっとそれがこちらに伝わったんだと思う。
スマホのメモなどで所感を残しているのであとで編集をする。
毎週水曜にある広報インターンのミーティングまでにはまとめて、アレクとちょむにも感想を伝えたい。
(後日、自分の感想を二人に伝えたところ「めっちゃ楽しそうじゃん！！行きたかった！！」と言ってもらえた。やったぜ！)
さっさと支度をして7時53分の電車に乗車。
これを書いてる時点では蘇我駅を通過したあたりだ。
今日の天気は曇り。日差しもないので昨日よりは快適かもしれない。
(と、行きの電車では思ってたがその後カンカン照りに)
予定では15時にラストの全通し(※)がある。
※作品を最初から最後まで一通り繋げてやること。「ゲネプロ」と呼ばれるものとはまた別
ちなみに昨日も行われた「通し」も自分が知っている雰囲気とはだいぶ違った。
通しをやった後というのはだいたいみんな(反省しすぎて)お通夜モードになるのだが、この練習現場では「やりきったぞ！」という爽やかな空気が流れていてその場にいる私も気分が良かった。
……気分が良かった？
そういえば、稽古場にいて気分が良いと思ったのってめちゃめちゃ久しぶりだな……
と、学校の実習の稽古に行きたくなさすぎてトイレの個室にギリギリまでこもっていた去年の自分の気持ちと比べる。
なんだ、今の自分ってもしかしたらめちゃめちゃ楽しんでる？
っていうか楽しいって頭で考えるもんじゃなくね？
まさか外房線の灰色の車内でブレイクスルーが起こるとは！(脳内クソでかボイス)
今までの自分との変化に気がつけたのも環境の良さがあるからこそかもしれない。
私だけでなく、昨日の練習を経てキャストさんたちの中で何かが変化しているはずだ。
空いてる時間に少し話を伺えたらと思うが、キャストの皆さんは体育館にいる間ほとんどずっと練習をされている。
練習が終盤に差し掛かっている状況で、自分が事前に用意した質問を聞くよりももっと良いコミュニケーションの形があるのではないかと思った。
やはり何事も現場に行かないとわからない……でも、そこが面白い。
対面練習も今日で二日目。きっと昨日よりは自由な気持ちで動けるだろう。
私は再び山に広がる緑を見送りながら九十九里浜へと向かう。
ってまた車両に一人！？
⭐︎次回、
第6話『午前練習 〜え？なんで私より元気なんですか！？〜』
お楽しみに！
☆関西公演情報☆
【ミュージカル「A COMMON BEAT」再開記念シリーズ 関西公演】
▼日程
2022年10月2日(日)
初公演：開場 12:30 開演13:00
千秋楽：開場 17:00 開演17:30 ★オンライン配信あり
▼会場
吹田メイシアター 大ホール
▼詳細
最後まで読んでいただきありがとうございます！
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