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跳ねろ 犬捜査線(第2話)

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オレ虚に吠えず

【老犬虚に吠えず】
老犬が吠えるのには何か理由がある。老人の忠告には素直に耳を貸すべきという意味。
※オレはまだ若いけどな!

「ことわざ・慣用句の百科事典」より

がっかりだ。
今日は愛しい彼女の顔もニオイも拝めなかった。
モモの家のフェンスに顔をぴっとりくっつけて中を覗いたが、留守なのか、暫く待っても誰も庭には出てこなかった。

ガックリしっぽを垂らしながら歩いていると、いつもの通りの歩道橋の上から誰かに見られている気がして顔をあげた。
この古くさい歩道橋は、ランドセルを背負った小さな子しかめったに登らない。なんとなく見つめながら4つの足を前に進めていると、その歩道橋のうえの人間は欄干に両手をかけ、後ろ足も欄干に持ち上げだし……。

あれは……あぶない!

「ワン! ワン! ワン! ワン!」

オレは歩道橋の上を見ながら必死で吠えた。オレの声に驚いて立ち止まったママは、どこで何が起きているか気づいてくれない。

ママ、見て! 歩道橋の上、あぶない。誰かがよじ登っている。落ちそうだ!
「ワンワン、ワン、ワン! ワン!」
「どしたの」
ママは、近くに苦手な犬や猫がいたのだと思い込み、周りを見渡している。
違う。なぜ分かってくれないのだ。
オレは歩道橋に向かって走り出したいが、大通りなのでママが必死で止める。
「大福、危ないよ」

ちがう。オレがあぶないのではないのに! ああ、まずい……。

「あっ、あそこ!」
中学校の制服を着た男子二人が、オレの後ろで叫び声をあげた。
そしてオレたちのすぐ脇を走り抜け、颯爽と歩道橋の階段を駆け上がっていく。その男の子たちの行く先を見てママは大声をあげた。
「あああっ。やだ、あぶない!」
「ワン! ワンワン、ワン!(だから、さっきからオレがそう言ってるじゃないか。ママは気づくの遅いっ! いくぞ!)」
オレに引っ張られるようにママも走り出し、一緒に歩道橋の階段を駆けのぼる。ただ、ふたりとも、さっきの中学生のように「颯爽と!」というスピードではなかったが……。

ヘトヘトになりながら階段をのぼりきり、橋の真ん中を見ると、さっきの男の子たちが女性を後ろから捕まえてしゃがみ込んでいた。
「ワン!(だいじょうぶか。お前ら、でかしたぞ)」
「だ、大丈夫ですか。ハァ、ハァ」
ママはフラフラになりながら声をかけた。

白髪だらけの髪の長い女性。
そのおばあさんは、歩道橋の欄干に両手を伸ばしたまま、しゃがみ込んで大声で泣き出した。
「あ、あ、あぁぁーん。あーん、あぁ、アアー」
まるで幼児だ。それは、公園でオレと遊び、バイバイしたくないと言って大泣きするよちよち歩きの子と同じような泣き方。

中学生たちは、そのおばあさんを押さえつけておいたほうがいいのか、それ以上は触らない方がいいのか測りかねている感じで、困った顔をママに向けた。だがママもどうしたらよいのか、よく分からないみたいだった。
「だ、大丈夫だよ。あ、ありがとね。いや、ありがとうって言うのか、いや、えっと…。あの……大丈夫ですか?」
ママは、おばあさんに向かって声を掛ける。
「大丈夫じゃないと思います」
中学生の一人がはっきりママに向かって言った。
「で、ですよね」
ママが答えた。ママは経験豊富な大人じゃないのか。ガンバレ。
「どうしよう。えっと、知らない人だよね?」
中学生は二人とも頷いた。
おばあさんは泣きながら小さな声で何かを呟いている。涙だか、鼻水だか、ヨダレだか。どこかで会ったボクサー犬並みに何かをダラダラ流し、ママが話しかけても何も答えない。
ところが、暫くママがオロオロしていると、突然ピタリと泣くのを止めた。
濡れたままの顔を上げ、振り返ってママやオレ、中学生たちをジロジロ見渡した。
「私、どうしたのかしら」
「え」
みんながみんな、顔を見合わせた。
「帰るわ」
おばあさんはキョロキョロしてから立ち上がった。そのとき少しふらついたのを中学生が支えた。
「ありがとう。あら、あなたは、コウタロウ君ね」
「え、違います」
「そう。じゃあ、あなたがコウタロウ君だ」
もう一人の中学生に向かって言う。
「違います」
「じゃあ、あなたたち誰なの!」
おばあさんが突然非難するように叫んで後ずさったものだから、男子二人は困ったようにまたママを見た。
「あ、私は犬の散歩中に通りかかった、千葉と言います。あの……」
「とりあえず歩道橋を降りようよ。こわいから」
中学生の一人が思いついたように言った。
もう一人がうんうんと頷き、ママも「そうしましょ」と微笑んだ。
「お宅は、どちらですか。あっち? こっち? 一緒に帰りましょ」
ママが歩道橋の左右を指さしながらにこやかに聞くと、おばあさんは突然目を大きく開き、瞬きを数回した。
「私、は……えっと」
頬をさすりながら考え始めてしまったので、ママはポケットからスマホを取り出した。
「じゃあ、知ってる人を呼びますね。とりあえず、あっちから降りましょう」
ママは優しく言い、おばあさんを中学生に任せ、電話をかけ始めた。
「あ、えっと、迷子らしい高齢女性を保護したんですけど、どうすれば……」

夫婦喧嘩はオレも食わぬ

【夫婦喧嘩は犬も食わぬ】
夫婦げんかは犬でさえ相手にしない。夫婦間のいさかいはよくあることで、すぐに和解することが多いから、他人が仲裁などするものではない。また、仲裁するのはばかげている。

「ことわざを知る辞典」より

ナオキが家に帰ってからずっと、ママのおしゃべりは止まらなかった。
オレがいかに優秀な犬か、地元の中学生たちがいかに正義感に溢れていたか、そして、自分がいかに警察に感謝されたか。

ひと通りしゃべりたおした後で、やっとナオキのターンが回ってきたらしく、くちを開いた。
「でもなんで、飛び降りようとしたんだろうな」
ナオキに言われてママはハッとした。

「うーん。よく分からない。ちょっと認知症ぽかったから自分でも分からないんだと思う。でもね。泣きながら、死にたい、死なせてって言ってたんだよね、小さな声で。私は生きていちゃいけないって。ちょっと聞いてて辛かったな。あの瞬間は、ぼけていた訳ではないと思うんだ」
さっきまで大はしゃぎだったママは、急にシッポが下がった時のオレのようにしょんぼりしてしまった。

「なんかさ。年とって覚えてないことが増えたら色々辛いんじゃないかな。冷静になったときに、もう生きていたくないとか、家族に迷惑かけて申し訳ないとか」
ママはそう言うと、ナオキのために温め直した豚汁をテーブルに運んだ。
「ありがと。いただきます」とナオキは両手を合わせたあと、お椀に箸の先を入れながら「施設には入れないのかね」と聞いた。
「さあ。どうなんだろ」
ナオキはちょっとだけ豚汁に口をつけたあと、お椀を見つめたまま離し始めた。
「楓ちゃんはさ、もし病気になったり、認知症になったりしてもさ」
「やだ。それはまだまだぜーんぜん先だと思うけど?」
「そうだけど。僕の方が先かもだけどさ」
「かも、じゃなくて、絶対そうでしょ」
「えっ」
そこまで言われてやっと顔を上げて「うん、まぁ絶対でもいいけど」とママを見つめて続ける。
「でも、もし楓ちゃんが先でも、僕に迷惑かけて嫌だとか思わないでね。僕は楓ちゃんのこと一生面倒見るって決めてるんだから。僕が看取るんだから」
ナオキが真剣な顔で言うと、ママは一瞬真顔になり、眉間に皺を寄せて怒り出した。
「なんでよ。なんで直樹の方が長生きなのよ。だめだめ」
「え、だめなの」
「当たり前でしょ。老々介護の介護疲れで奥さん殺しちゃう旦那さんって多いんだからね。そういうの、いっつも男の方だから」
「えぇっ。僕はそんなことしないって」
「今そんなこと言ったってなー。私、殺されるのやだなー。だから、私のほうが長生きして、私が面倒みるの」
「いやいやいや」
ナオキは慌ててお椀をテーブルに置いた。
「楓ちゃんさ、もし僕が寝たきりになったら、すぐ施設に入れちゃうでしょ」
「あ。そっか。そうだね。第二の人生を楽しまなくちゃ」
「なんだよ、もうヒドイなぁ。信じられない!」

なんだなんだ?
いつも仲いい二人が、いつもより言い合っているぞ。これが「夫婦喧嘩」ってやつか?
オレは黙ってその後もずっと二人の会話に耳を傾けた。

こんな二人は初めて見たが、夫婦喧嘩ってのは最後ニラメッコみたいにゲラゲラ笑い合うものなんだな。今のはどっちが勝ったのかな。

いつも通りの夜が更けていった。



翌週、オレは市の警察署で表彰された。
高齢女性の自殺を食い止めた中学生2人と一緒に、最初に気付いて吠えた優秀な犬、として。
中学生たちが「犬が吠えて教えてくれたので夢中で走りました」と言ってくれたから、オレの功績だと認められ、ちょっと高級そうな柔らかフードもゲットした。中学生がオレの話をしなければママに手柄を横取りされるところだった。柔らかフードも!

鼻が高いぞ。鼻ペチャ犬だが、ひじょうに鼻が高い。
何が嬉しいって、このオレの雄姿を「彼女」に見せられたことだ。別件で表彰されるというモモも、同じ場所にちょうど来ていたのだ。なんてラッキーなのだ。
(モモちゃぁぁぁん。こんなところで会えるなんて)
オレはモモの姿を見つけると、中学生の間をかいくぐってモモの首元をくんくんした。

モモちゃん。ええ匂いやぁぁぁ。ハァハァ。ええにおいやぁ。
「ちょっと大福、恥ずかしい」
ママが慌ててオレのリードを引いてオレたちを引き離す。

おっと。そうか。まずは記念撮影だったな。中学生二人に挟まれて立つ。モモの隣は三上さん。
「はい。みなさんいい笑顔しましょう。ルート2かけるルート2は?」
カメラマンがレンズを除きながら言うと「にぃー」とすぐに答えたのは中学生のうちの一人だけだ。
「きみ、頭いいねぇ!署長さん、大丈夫ですかぁ?」
見渡すとみんな幸せそうにアハハと笑っている。楽しそうだ。
「じゃもう一回いきまーす。いちたすいちはー?」
「にーっ!」

パシャ。
オレも満面の笑みで写真におさまった。

撮影が終わってみんなが話をしている間、オレはモモのそばを離れなかった。
(ねぇ。知ってた?)
(なにを)
(あなたが助けた女性、ワタシが二度も助けた女性よ)
(えっ。そうだったのか)
(死にたがってたってわけ?)
(そういうことらしいな)
(どういうことかしら)
(なにがだ)
(私が見つけた時は、とても死に場所を探しているようには見えなかったわ。どうしても行きたいところがあるって。ワタシに見つけられてしまって、家に帰らなきゃいけないって分かって寂しそうだった)
(帰りたくない……?)

突如、ここ数週間のことが頭にフラッシュバックした。
ナニカのテーマソングが脳内で響く。

モモが見つけた行方不明の高齢女性。
毎日おなじカリカリごはん。
ラブが見つけた迷子の子供。
たこ焼きくるくる。
ママが悲しい顔をしたニュース。
チクワきゅうりぽりぽり……
納豆トースト、チン!

ひらめいた! オレはひらめいたぞ!
オレは、もしかしたら警察犬の素質でもあるんじゃないだろうか。完全にひらめいた。

(家に帰りたくない。帰るくらいなら、死にたいということだな?)
(うーん? そうなのかしら)
(家族に迷惑かけるのが申し訳なくて死にたいのかもしれないとママが言ってたんだ)
(そういう話も聞くわよね)
(ちがう。お前の好きなテリアの事件)
(いつワタシが好きだなんて言ったのよ。別にワタシは……)
(そこはどうでもいい。子供の話だ)
(どうでもいいのね)
(子供は自分で出て行ったのではなく、家から追い出されていた)
(じゃあ、あのおばあさんも追い出されたっていうの?)
(追い出されたかどうかは知らん)
(知らないのね)
(だけど、虐待されていたのだとしたら)
(あ)

モモの耳がピンと立った。
(なるほど。虐待されていて辛いから死にたい。または、虐待されているから家を出て、助けてを求めて歩いていた。帰りたくない)
(そうだ。そうに違いない)
オレはクイと顎をあげてモモを見た。
(どうだ。おれも警察犬になれるか)
オレはワクワクして返事を待った。

(なれないわね)
意外な言葉がピシャリと吐かれた。
(なんでだ)
(なんでもよ)

モモはくるっと周り、オレを正面から見据えて言った。

「キャン、キャン!(警察犬、なめんな!)」
「ぐるぅぅ……ブヒ(すみませんでした)」

オレの尾がいつも以上に下がった。テンションがダダさがりでちからが入らず、思わず伏せる。
そんなに怒らなくったっていいじゃないか。

モモはキリリと顔を引き締めた。
(ワタシ、あの家族に会ったことあるのよ)
(あの家族?)
オレは伏せたまま、彼女をチラと見上げた。

(あのおばあさんの娘さんよ。居なくなったときは、すごくオロオロしていたわ。見つかったときは髪の毛ふり乱して走って警察に迎えに来た。すみません、すみませんって謝りながら、お母さんが無事でよかったって泣いていた)
(そういう演技をする人間もいる)
(知ってる。でも違う)
(なぜわかる)
(ニオイよ)

ニオイか。
彼女がそういうんじゃ、そうなんだろう。オレには分からない。鼻ペチャ犬のオレは嗅覚が少し鈍い。

(あの二人、同じニオイがした。親子の絆ってやつかしら。最初に捜査依頼が来た時は、あれもこれも嗅いでくださいっていろんな荷物を持ってきて、早く母を見つけて欲しいって。時間だから薬を飲ませたいとか。お腹空いているはずとか。この服を着せてあげたいとか。とにかく、あの人はお母さんが大好きなのよ)

そうか。
オレは素直に反省した。そんな人がおばあさんを虐待する訳がない。オレは見たこともない人を疑ってしまった。かっこわるいオトコだ。

(悪かった。浅はかな発言だった)
(ワタシも吠えることでもなかったわ。ごめんなさい)
(でも、7日にまた家出すると踏んでいるんだろう?)
(そうよ。なんでかしらね。単なる勘よ。あの時摘んでいた花を誰かにあげたいんじゃないかしら。そんな気がしてならないの)

仲の良い娘さんにも言えない事情で、こっそりと出かけて花をあげたい相手がいる。そういうことだろうか。オレにはさっぱり分からん。
(ワタシ、たまに『鼻』以外の場所が活発に動き出して、何か感じることがあるの)
(なんだそれ。勘ってやつか。それも訓練の賜物か?)
(分からないけど。例えば……そうね。あなたのママは『ハチ公物語』より『犬ヶ島』ほうが好きでしょ)
(何の話だ?)
(あら。違うのね。聞かなかったことにしてちょうだい)
(あんまりアテにならない勘だな)

「さあ、大福、帰るよ」
別れの時間か。
「ぐるるぅ。きゅん(ママ、はらへった)」
オレが見上げて話しかけると「今日からしばらくカリカリじゃなくてシットリご飯だね。やったね」とママはウインクした。
ママとオレは、いつも同じこと考えてるのだ。
最後にモモを振り返ると、モモも三上さんに向かってしっぽをふりふり甘えていた。案外かわいいところあるじゃないか。

大福不寧

【鶏犬不寧(けいけんふねい)】
非常に緊迫した状況で、心が落ち着かないことのたとえ。騒然としていて、鶏や犬でさえも落ち着かないという意味から。「鶏犬(けいけん)も寧(やすら)からず」とも読む。

「四字熟語辞典オンライン」より

彼女の予想通り、その日はやってきた。11月7日だ。
オレは朝からソワソワしていた。彼女に、いつ捜査要請が来てもおかしくないと思っていたからだ。朝の散歩は異常がなかった。ずっと彼女の家の前で彼女が出動するのを待ち構えたかったが、そういうわけにもいかない。
たっぷり昼寝した。そして、やっと夕方の散歩の時間だ!

オレは警察犬になったつもりで玄関を飛び出す。
「ワン!(出動だ!)」
飛び出したオレは……まず、いつも通りの場所でウンコする。

気を取り直して。
「ワン!(いくぞ!)」

「なに。今日の大福はずいぶんご機嫌ですね」
まあな。なんたってオレは「一日警察しょちょう」の気分なのだ。ママ、早くウンコを拾ってくれ。すぐにパトロールに出発するぞ。

そしてオレはいつもの町を巡回する。
迷子はいねぇかー。事件は起きてねぇかー。麻薬の密輸はしてねぇかー。

(あんた、バカじゃないの)
モモが突然フェンスの隙間から現れた。
(おっ。いたのか。なんだ邪魔するな。公務執行妨害だぞ)
(ドラマの見過ぎね。いっつも飼い主の膝の上で一緒にテレビばっか見てる姿が簡単に想像できるわ。でもね、事件や麻薬の密輸なんて、この辺で起きるわけないじゃない。向こうの道を渡ってくるときからワタシ、ずっとあなたを見てたのになかなか気づかないし。どんだけ鼻が鈍いのよ)

そう言われてオレの尾がしゅんとなる。
それを言うなよ。コンプレックスなんだから。
散歩に疲れたふりをしてアスファルトの上に伏せると、ママも仕方なく歩みを止めてモモに挨拶をする。
「モモちゃん、こんにちは」
そしてママはスマホを取り出してオレの写真を撮りはじめる。モモちゃんの頬の毛だけ入るように角度に気を使っている。「におわせ」写真をSNSにあげる気だな。

(モモ。今日は7日だぞ。おばあさんはどうした)
(まだよ。まだというか、うちに要請はないわ)
(そうか)

「よし。ばっちりカワイイの撮れたぞ。直樹に送ろ」
なんだ。ママはSNSの「いいね」より、ナオキの「うん」が欲しかったのか。
ママが少しスマホを操作して「そろそろ行くよ」とオレのリードを優しく引いたのと、モモの飼い主が「モモちゃん、出動要請が来たわよっ」と家の中から叫ぶ声が、同時に響いた。

(来た!)
(来たわ)

꒰ ՞•ﻌ•՞ ꒱ 第1わん 第2わん 第3わん 第4わん U´•ﻌ•`U





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