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構造化に関わる話とその文献のお話

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note マップ – おがさんの絵本 (ogasan-ehon.com)

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「構造化」に関わる文献を教えてほしい

とのお声をいただいたので、私の知る限りお伝え出来たらと思います

私の知っているお子さんへの構造化に関することはの多くは、

TEACCHプログラム、

ABA

インリアル・アプローチといった

コミュニケーションを円滑にする会話の技法や、視覚・流れを分かりやすくすることで学びが生まれやすくなるプログラム等の文献から得たものです

この構造化の肝となるのは

・環境の構造化

・自分と相手の双方向の行動の構造化

が実践されていることだと考えます

分かりやすく言うと、「ごちゃごちゃしてない」「流れがすっきりしている」「分かりやすい」ことが大切なのです

そして、この「構造化」は「分かりやすい」「流れがすっきりしている」だけに、お子さんも受け入れてくれる反面

大人も

「分かっている」
「できるようになった」
「なぜ今日はできない」

といった気持ちに支配され、

使い方を間違えると「子どもをコントロールする方法」に置き換わってしまいます

発達支援の世界では「構造化の失敗」としてよく聞かれる事例なのです

構造化は「自由に生きる子ども」が

「これがあるとよりわかりやすい」

「過ごしやすい」

「気持ちを伝えやすい」

と思えるものになること大前提になります。だから、

1ステップずつ大人を頼る構造があるから

本人が気づける

自発的に行動できる

力が伸びるのです

「構造化」と、「何かを人質に取って行動を制限する」は紙一重で、結果は何から何まで違うのです

以上のことを踏まえ、以下に文献を紹介したいと思います。紹介する文献は私が大学、大学時のボランティア、勤め先で参考にしたものなので手元にありませんが、必ず役に立つものだと感じています

基本的な行動の視覚化のためのアイディアが乗っています

生活の中で、一つ一つの生活動作が本人にとって分かりやすければ、自発的な行動につながります

大人の不意な声掛けが本人の行動意欲、動機づけを失わせることもあるので、できるだけ

・声掛けが必要なくなる、減らせる

・自発的に行動できる

・視覚的に思い出せる

といった部分のヒントがこの本で学べると考えています



遊びの構造化はセンターでも行っていましたが、本のように一つの箱ごとに遊びを分けていました

・遊びが個別化しており、視覚的に他の遊びに注意がそがれにくい構造

そういった遊びごとの環境の工夫、遊びの方法が書かれています


お子さんの行動、大人の対応を分解し、状況→行動→結果という形で考えるABAも、ある意味対応を構造化しているといえます

お子さんの行動の捉え方、何を見ているかなど、着眼点もイラストや図解で載っているので分かりやすいです



見つからなったのはインリアル・アプローチの文献でしたが、これも調べてみると出てくるので一度ご覧ください

大人が子どもとの関わりで意識してできる会話、会話の始まりと終わりを大切にする技法であり、私の関わりの基盤はこのアプローチだったりします

心理士さんにこのアプローチを教えていただき、お子さんのアクションを見逃さないように、大人が反応して行えるように自分の関わりビデオ撮影して確認する鬼のような研修をしたものです(´・ω・`)


以上になります

構造化は様々な支援技法に自然に溶け込んでいます

それは分かりやすく、学びやすくするためであり、上記で言ったように支配するためではないことを常に念頭に置きながら実践していくのが吉です

皆さんの支援の実践のお役に立てれば幸いです

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