感覚過敏が消えたってホント?ウチのASDっ子のはなし
大人になった娘の感覚過敏は、ほぼ消えました。
予防接種も採血も一人で大丈夫!最近では、一人で飛行機に乗って 大好きな推し のツアーへも出かけました。
今日は、感覚過敏の症状が消えた娘のお話しです。
感覚過敏は身体障害だと思う
日常生活を過ごす上での障害、不便さがある感覚過敏は「身体障害では?」と、私は思います。
幼少期、児童期の娘は、感覚過敏で予防接種や耳鼻科、歯科治療が困難でした。医療の場で暴れ、治療を断られることも…。
このままでは、医療が必要になっても対応してもらえない。なんとかしたい、どういにかできないのだろうか。
日々、そういう思いで突破口を探し続けた子育てでした。
感覚過敏の症状が消えていった…
感覚過敏が消えた?治った?そう思った出来事は、中学~高校生の間で起こり始めました。医療で付き添いは必要でしたが、スタッフが整った耳鼻科や細い針で行う予防接種は受けられる、といったもの。
感覚過敏のある娘を連れて、病院へ受診するのがトラウマになるほど、ひどい状況が続いていたのですが、ある日、気付けば消えていました。
感覚過敏が消えたら一人でできることが増えた
娘は、医療での治療の他、美容室でのカットも一人でチャッチャと済ませるなど、高校卒業後も、どんどん症状が消えていきました。
「成人式の着付けは厳しい?」、「飛行機で一人で遊びにいくなんてありえないかもーーーー」と、本気で思っていた時期もありましたが、今は全てクリアしています。
娘26歳になる頃は、歯科治療も予防接種も血液検査も一人で受診し検査しています。
はい、付き添いはいりません。
消えると、行動範囲がものすごく広がるんですよね。感覚過敏が消えたら、一人でできることが増えた、と感じます。
発達はシャンパンタワーみたいなものだ
灰谷孝さんの本「人間脳を育てる」の中で、 発達はシャンパンタワーみたいなものだ というお話があります。これは、ヒトの発達段階をシャンパンタワーに見立てたお話。
上からシャンパンを注ぐと、グラスは一番下のグラスからあふれて上の階層に注ぎ込まれます。
発達は、シャンパンタワーのように、あふれる(発達が満たされる)と、次のステップの発達段階へ自然と向かうことができるのです。
あふれると次のステップにいく。
発達とは人の動きと捉えると分かりやすいかもしれませんね。
発達障害は、神経の未発達が引き起こしているから神経発達症に名称変更されたのです。
生活の中で感覚過敏は治りますよーー!
人は、様々な神経を通じて発達してゆきます。
娘は正にそれだ、と実感します。娘の未発達が促されて感覚過敏が消えた。成長過程で徐々に治っていった。そういうことだと私は理解しています。
あれだけひどかった娘の感覚過敏が治ったので、感覚過敏は治っていくものだと確信しています。
日々の生活の動きのなかで、未発達を育たら消えて(治って)いったのだと思っています。
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