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「こだわり」は、度がすぎると「屁理屈」になる

気付けば、娘のこだわりがだいぶ無くなってきました。あ、あることはあるのですよ。全くないというのではないけれど…。

「こだわりが度を超すと屁理屈」という我が家の思春期エピソードです。

皆さんも、お子さんとの屁理屈のようなやり取りないですか?



ASD姉と妹のある日のバトル

思春期になったASD姉と妹の部屋から聞こえたある日の会話です。

イメージしてください。

部屋の出入り口付近に座り、好きなアーティストの曲をイヤフォンで聴いている思春期女子高生の図。

足元には飲みかけのマグカップが置いてあって、見落とすと誰かが蹴ってこぼしてしまう位置にある。


そこへ妹がやってきました。

部屋の出入口付近を塞ぐように座っている姉に対し、妹が言います。

「お姉ちゃん、コーヒーを地ベタに置かないで。こぼすかもしれないでしょ?テーブルに置いてよ」

ASDの姉は「コーヒーじゃありません。(-_-)」

ムムッ?
娘たちの会話に反応する私。

妹、姉の言葉にカチンときたようで…

「紅茶っ!!!テーブルに置いてよ!」と、荒々しく言葉を投げた。

それでもASD姉は、動じずに「紅茶じゃありません!」と言う。

妹は更に苛立って、

「もぉっ!何でもいいからっ!! 飲み物っ!!とにかくテーブルに置いて!」と言った。

ちょっとマズいかなーと思い始めて、娘たちの部屋に近づく私。するとASD姉は、ムカッときたらしく妹に向かってこう告げた。

「(飲み物の中身)間違って言ってるくせに…なによ、偉そうに…」

あんたの引っかかっているのはそこ?
そこなの?
ううーーーーーー。
やれやれ…。

妹は、出入り口付近に座っているASD姉を飛び越して、部屋に入った。

そこから喧嘩に発展することもなかった。

重箱の隅をつつくような言葉

思春期以降、姉妹で繰り広げられてきたのは、重箱の隅をつつくような会話のやり取りでした。お互いに優しく伝えてもらえたらこうはならないのですが、姉妹間ではバチバチ火花が飛び交っていました。

なかなか改善されない…
とほほ・・・

妹の言いたいことを受け取れないASD姉が、取るに足らない物に反応し、こだわり続けた会話です。

  • ASD姉→ 妹が最初に言った「コーヒー」に反応してこだわり続ける

  • 妹→ ASD姉が(地べた)置いた飲み物をこぼしそうになったので、テーブルに置いてほしかっただけ

最初のコーヒーにこだわり続け、難癖をつける・・・・・・
とーーーーんでもない屁理屈。

こーいうところのこだわりは、改善したり戻ったり…。

こだわりが続くと正直、周囲は疲れます。


あ、ちなみにASD姉のマグカップの飲み物は、さんぴん茶でした(笑)


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