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青年なのに、大志を抱けない

 一回だけね、働いたことがあるんですよ。

 学生だから、別に労働してなくてもニートにはならんのでしょうが、なにせ大学生はバイトに明け暮れるっちゅうのが形式美なようで。

 単発バイト、ピッキング作業。そこで新たな発見をしたようなんですがね、私、単純作業めっちゃ好き。肉体労働結構好き。

 このタイプはまあまあ珍しいんじゃないかと思いますが、終わった後に、「あ~労働したな~」と思えるのが良い。浅はかでごめん。

 で、私が働いたとこには、もうずいぶんそこで働いているベテランのおばさまたちがいて、初心者の私はいろいろ教えてもらってたんですよ。職場自体が迷路みたいになっていて、一度離れたらもう二度ともどってこれない、みたいな場所だったんで、休憩室に行った後、迷っちゃうと大変だから、待ち合わせして一緒に行きましょうね、って言ってくれたのめちゃありがたかったです。ガチで迷宮過ぎて、なんか怪しいブツでも作ってんじゃないの?!と疑ってしまいました。ドラマ見過ぎ。

 そんなこんなで、コミュ障の私にしては結構仲良くなったな、っていう方がいたんですけどね、その方と、帰り一緒に駅まで行ったんです。そしたら、「ねえ、学生さんだったわよね?将来、何になるの?」


やめてくれ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
それを聞かないでくれ~~~~~~~~~~~~~~~~


 困りますお客様~~~~~~~~~

 親戚とかからもめちゃめちゃ聞かれるんですよね。私ね、お恥ずかしながら夢とかぜ~んぜんないんですよ。金持ちになりたいとか、有名になりたいとか、逆になるべく働かないで生きていきたいとか、ぜ~んぜんないです。絶対にこの職種で働きたいとかもないです。本当に恥ずかしいです。ごめんなさい。許して。

 あ、でもひとつこだわりポイントがありまして、「朝、行く前におなかが痛くなる職場では働きたくない」
 これだけです、ほんとに。

 中学校のとき、学校が嫌すぎて毎日腹痛と戦っていたんですけど、高校になってそれがぴたりとなくなったので、そこでふつうはおなか痛くなんないんだ~と気づきました。中学校に比べたら、どんな漆黒企業もホワイトだと思います。嘘です。やっぱりブラックには勤めたくないです。またおなか痛くなっちゃう。

 まあ、要するに、会社で受けるストレスが、プライヴェートに引きずらない程度のものであれば全然OK、ということです。あとは勝手に楽しくやりますんで。

 青年が、みんながみんな大志を持ってると思うなよ。

 なんとも恥ずかしい文章になってしまいました。でも、ブログってこんなもんですよね(違う)

 それでは、この辺で、さようなら。

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